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EDの風車

アニャエトラ別館

三銃士サイト「アニャン氏とエトセトラ」の別館。サイトの裏話とか独り言とかマイブームとか。

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おお振りマンガ9巻

さーあ、やっとここまで来た!
語るぞ~~~。
しっかし、ホント感想がいくらでも湧いてくるマンガだよなー。
私ホントに感想文って苦手だし嫌いだったのにさ。本当に感動すれば、これだけ書けるモンなんだな…。
学生の頃の読書感想文て、選ぶ本を間違えてたとしか思えない。実際何も感じてないのに、感想なんて書けるわけがない。そもそも読書嫌いだったから、こんな風に、感動を伝えたくなるような本に出会える確率が少なくて当然なんだけども。感受性も無いに等しかったし。

…おっと、話がチョーズレタ。(by阿部@3巻)
◇表紙カバー裏
ある夏の日のマネジと選手達。
これはまさに、アニメの2代目エンディングのシーンの裏話的なモノですね。待ってました!
しっかし作者、こんなところまで手を抜かず、背景までキッチリ描き込んでてすごい…。
水谷君と千代ちゃんについては、前回ちょろっと触れましたので割愛。
巣山君の私服のお洒落度が際立ってるな~。自転車にまでこだわりが!
田島君、チャリ1分で帰るのは惜しいらしく、(すっかり弟分の)三橋君を連れまわしてフラフラしてるらしい。
だから、エンディングで三橋君と最後に別れるのは田島君だったんだな。
水谷君の「(三橋君ちにカレー食べに)オレも行きたかったのによおおっ」が、笑える。やっぱり仲間はずれなんだな。(笑)
最後の三橋君の「ムッ フッ フー♪」の鼻歌(?)がいいな。三橋君て、基本的に楽しげなんだよね。今の生活、心から楽しいんだろうな。

◇河合君の西浦評
カントク→選手を立派に掌握している。若くてかわいい。
ライト(花井)→肩がいい。
キャッチャー(阿部)→肩は普通(1年と思えばいい方)。スゲエ細かいサインを出す。
三橋→クセ球。キャッチングでミットが動かない。ウソみたいにキッチリ決まる。
なかなか高い評価かも。

◇業務連絡
おおお、阿部君が千代ちゃんに話しかけている!
見ていた女の子達の反応から、野球部ってやっぱ特別な存在なんだなーと。
でも、ここでも後ろに水谷君がいるなあ。しかも挨拶がフレンドリー。(深読みし過ぎだから)

◇スーパースター田島
スポーツは何でもできる万能田島君。
横で一緒に動く三橋君もかわいい。
それを冷静に見てる泉君の反応もいい。

◇9組
田島君の千代ちゃんに対する気軽さがいいな。
泉君も、8巻でもそうだったけど、声かけられれば反応する感じだよね。
しっかし、三橋君は食べるのに夢中で全然興味なさそう…。
そして、新聞取材の話をしていて、話を打ち切られてしまったハマちゃん。ちょっとかわいそうな気もする。悪気はなかったんだよね~。
でも田島君、モモカンの名前はまりあだって、1巻の最初にフルネームで自己紹介してたぞ。(追記:ごめん、言ってなかったね。プロフィールで見たのか?私は)(さらに追記:アニメでフルネームで言ってました…。)

◇田島君のポジション
8巻の予告でも出てた、田島君を4番からもサードからも動かすというモモカンの言葉にはビックリしたけど、モモカンのいつもの驚異の説得が炸裂。読んでるこっちもいろいろ納得。
ホント、この説得力は才能だなー。

◇スコア丸暗記
田島君が、高校野球ニュースで見た崎玉戦のスコアの丸暗記を披露。
(そういうの得意そうな)阿部君ですらビックリ。そして、陰でこっそり落ち込んでいる花井君。(←ニュースを2回見ていたらしい)
興味のあることにはすんごい能力を発揮するのは、身体だけじゃないんだね~。まさにこういうのを天才というんだろうな。

◇イライラ花井君
やっぱ照れ屋なんだな、花井君は。
花井母の出現に(照れ隠しの)怒り、親たちが協力して各球場にビデオを撮りに行っていることを、みんなが分かってないことにイライラ、そして、水谷君の「親と仲いーよね」に対し、とどめの怒り。
この水谷君の、悪気のなさそうな、でもそれ言ったら確実に怒られるダロという言葉のチョイスもいいなー。(笑)

◇阿部母出現
花井君がお母さんにいちいち突っかかったり、ムキになるのに対して、阿部君のお母さんに対する態度はさらりとしたもんだ。
興味なさげにしてるのは、照れ隠しなのもありそうだけど、ホントに関心がないようにも見え。
ま、家で放っておかれてるしね。(笑)

◇モモカンの過去
ついにベールを脱ぎ始めましたね!
しかし、花井母のモノローグで、深読みしろと言わんばかりにナゾの部分が強調されてるなー。
昔のチームメイト、追々現れるのでしょうかね?

◇三橋君の球速
相変わらず、三橋君のことで頭フル回転の阿部君です。
阿部「このままやってけば あのピッチャーくらいには投げられるな」
三橋君の「へ? 今なにかオレのこと言いましたかね?」がいいな。(笑)
阿部「球速 自然にってわけじゃねーけど ムリなくっつかさ!」
三橋「ん ん …っ」(口を押さえる)
阿部「何?」
三橋「あ べ 君は… あ…」
阿部「なんだよ! ためずに言え!」
三橋「む むひっ お…あ いああい でえっ」(口を押さえながら)
阿部「しゃべんのに 口 押さえてたら 何言ってっか わっかんねェだろ!!!」
逃げ出す三橋君。
「…チ よく覚えてんな 確かにオレは合宿で“スピードはいらねェ”っつったよ
今だってその考えに変わりはねェけど…
本人が速い球投げてェつーんだから 投げられりゃあいいなとは思うよ!」(by阿部)
何言ってるかわからないと言いつつ、ちゃんと分かってるんじゃん阿部君!!(笑)
それにしても、何度も言うようだが、三橋君への愛があふれんばかりの思考回路だな。全てにおいて三橋君が最優先だもんなー。
でもそのせっかくの阿部君の愛(←しつこい)も、意思疎通がうまく行ってないせいで、カンペキ空回りしてる感が否めません。そこが微笑ましいと言えばそうなんだけど、相変わらずのバッテリーです。

◇沖君の忠告
2人の近くにいた沖君は、不意の阿部君の怒鳴り声にびっくり。
気の弱い者同士、三橋君の気持ちがわかる沖君。
勇気を出して阿部君に、三橋君に大きい声を出さないようにとやんわり伝えたのだった。
これがなかなかの効果。
阿部君自身も気付いてなかったみたいだし、三橋君とはちゃんと意志の疎通をしたかったわけだから、ありがたいヒントだったわけですね。
しかし、これが、デフォルトで怒鳴る仕様になってる阿部君には、わかってても一苦労。
ここから先、涙ぐましい努力を展開するわけです。
(目の焦点をズラして キョドリを見ないように)←この表情!!(大笑)
(ぜってーどなんねェ 石になれ オレァまだ待てる)←と自分に言い聞かせる
そしてついに、ふつうの声で、三橋君との意思の疎通に成功。
(通じた~~~!! そうかあ!! 声でけーのがいけなかったんだあ!!)
全身で喜びを表す阿部君なのであった。
面白すぎるぞ。

◇千代ちゃんの努力
「お前 篠岡の作ったデータ 見ただろ」
「あの打者ごとのデータ表 ものスゲー手間かかってるぞ」(by阿部)
おっと、阿部君から千代ちゃんのフォローが!
…なんかちょっと感動した。(笑)
まあ、阿部君が一番強調したかったとこは、そこじゃなかったんだけども。

◇水谷君のポジション
「つか水谷 ウッゼー」(by花井)
ウザがられキャラ、決定!(笑)ああ、おいしいなあ水谷君!
(ちょっとだけおとなしくしてよーっと)(by水谷)
こっそりこんな反応してるのもかわいすぎる。

◇崎玉の面々
まず、10割打者・佐倉君。第一印象で、どんだけオトコマエキャラなのかと思ったら、「モノスゲ アタマワルイ」だなんて、かなりいいキャラだな!「オレの心は汚れてる!!!」って名言かも。
そして、欲のなさそーな、1人満足モードの主将。
良く言えばほのぼの、悪く言えば緊張感のないチームかも。まあ、好感は持てるけど。

◇世話役
花井君は田島君を、阿部君は三橋君をそれぞれ担当。すっかり板についてるな、この組みあわせ。
しかし、ふつーにパンツまで脱ごうとする田島君、どんだけ露出狂じゃ~。
「声のでかさとかじゃなくて もっとこう…
根本的なトコで通じてない気がする」(by阿部)
うーん…この2人の方は、まだまだ前途多難だなー。

◇モモカンから見た花井君
「すっかり主将らしくなって…」(byモモカン)
なんかこのしみじみしたセリフがいいなあ。

◇阿部君の提案
「次はコールドにしてほしい」(by阿部)
これまた、ぶっとんだ発想力。でも、全く無理な話じゃないってのがすごい。
コールドって狙えるもんだったんだ!
しかも、そのために5番(佐倉君)を敬遠するという手段を提案し、さらにみんなを驚かせる阿部君。
「よく見てるよねェ~~
味方ベンチの雰囲気よくすることは 誰でもが考えるけど
相手のベンチをくさらせるって 高1男子の発想かね!?」(byモモカン)
身震いしながらこんなこと考えてるモモカン。そのゾクゾクは、感動からなのか恐怖からなのか。(笑)

◇三橋君の覚悟と、寝る阿部君
ここも9巻の見どころの一つだな。
阿部(目をつぶって聞くとあまりムカツカナイんだぜ)
三橋(アレ 阿部君 ねてる)
阿部(ヨユー)
涙ぐましいぞ、阿部君!三橋君のセリフの間、ずっと目をつぶり続けてるよ!その顔、超笑えるんですが。
そして、そんな阿部君を見ながら、三橋君は一大決心を口にした。
「あ 阿部君 が ダメって言ったら
そん時 は もう オレ ダメなんだ だから
だけど… …でも …オレが…っ ゆうこと聞かなかったら…
オレの球 もう捕んないでほしい そうすればオレ 目 覚めるはずだ
オレが1人で投げても イミ ないんだから…!」(by三橋)
ついにマウンド譲る宣言!!
これを一緒に聞いてた栄口君は、「マウンド降りても居るトコあるって思えたんならよかったな」と1人喜ぶのだった。
栄口君ってホント、思いやりのある、気持ちの汲み取り上手ないい子だよね!!


さて、いよいよ3回戦。相手は崎玉。

◇強気のモモカン
「おそらくあまり モノを考えてないね!
監督は野球素人だって話だし 試合運びもイキアタリバッタリな臭いがプンプンする!」
崎玉の監督と主将を見て、「コールド“できる”」と思ったと言うモモカン。
勝つだけならともかく、さらにコールドを狙うって、つくづくすごい発想。
なのに、阿部君やモモカンを見てると、あっさりやってのけそうだ。
新設の、1年生だけのチームがやることじゃないよー。次元が違うってこのことだな。

◇1番田島君
「田島のヤロ バントもうまいぜ」(by花井)

「ふう~~ 田島君はどこへ置いてもいいわあ~~」(byモモカン)
1番の仕事をきちんとこなす田島君。モモカンもうっとり。
この後の、盗塁を仕掛ける田島君に対する、崎玉の牽制の駆け引き(?)が、妙にのほほんとしてて面白い。

◇2番栄口君
「危なげないねえ ホント助かるわ」(byモモカン)
確実なバントにまたもうっとり。

◇3番泉君
「おお まかされた 3番てカンジ!」
「この3番はオイシイな ランナーが田島で 後ろには花井がいて
気楽っつーか 前向きになれるよ」(by泉)
いつも余計な力が入らず、自然体な泉君。
そして見事な三塁打。
次は花井君か~。花井君も泉君くらい肝が据わってるといいんだけどなー。どうも心配で見てられない。

◇4番花井君
田島君の次に野球は上手いはずなのに、毎回妙な気合が入ってしまって、ここぞという時不安定な花井君。
しかも今回は、田島君のケガによるポジション移動で、4番に抜擢され、しかも試合前モモカンに「花井君は今日 ヒーローになるよ」なんて言われちゃってるからなー。
気負いすぎてる感が、見ててどうもかわいそうにすらなってくる。
自分でもそれがわかってて、「かっこわりスギ」と思ってるんだけど。

モモカンからのスクイズの指示に気が抜けたものの、気持ちを切り替えてきっちりこなす花井君。
とりあえず2点目を入れ、ノルマをこなしたことで一安心していると、田島君の鋭い言葉。
田島「満足してんなよ」
花井「… なにが?」
田島「してんの?」

「…なにを? 満足? なんで? 1点入れたじゃん
そら 上はあるよ オレはアウトになってるし
それこそホームランなら 2点入るしな?
だって 監督の指示がスクイズだったんだから――…
スクイズの指示出されるようじゃ ダメってことか?
でもさっきの場面なら モモカンは誰が打者でもスクイズじゃねェの?
田島(オメエ)以外ならな!」(by花井)
田島君、言うね~。
でも、花井君が田島君のことを「自分とは格が違う」と思ってることを、田島君はたぶん知ってて、そうじゃなくて、花井君には、自分と同じフィールドに立って欲しいと思ってるのかも。ライバルとして認めてるというか。
モモカンの一言もさ、花井君の勝負弱さ(?)を知ってる上で、わざとプレッシャーかけたのかな、とかね。
でも2人とも、それだけ期待してるんだろうな。
こうしたプレッシャーを乗り越えられた時、花井君はすごい選手になっているんだろうね。
そうか、自分の実力を自分で決め付けるのもダメなんだね。それは逃げてるのと同じ。カッコ悪くたって、上を目指すべき…なのか。
花井君だって、頑張れば田島君になれるんだよね。
しっかし、毎回苦悩役なのは花井君だよなー。ちょっとカワイソウ。(笑)
三橋君も苦悩してるけど、その苦悩とはちょっと違うんだよね。なんだろう。三橋君は三橋君なりの信念みたいなものを貫いてるから、痛々しく見えないのかな。

◇敬遠策
効果は上々。
もともとのんきな崎玉勢なので、
「あ でも まさか今回 全打席コレ?」
「あはは ありうる」
「それってマズくね?」
これまたのんきな反応。だんだん愛おしくなってくるな。(笑)
「けっこう ヤジられたな」
「はは こっちの思わく通りだっつーのにな
お前のニヤケ顔も なかなかムカツイてよかったぞ
この回も点入れて 追い込みかけるぜ
どんどんヤジひどくなっけど それで成功だかんな 何言われてもニヤケとけよ」(by阿部)
片や、どこまでも強気な阿部君。ニヤリと笑ったよ!さすがの三橋君も軽く引いている。(笑)
いやー、この性格の悪さが実に頼もしいわけですが。

◇次巻予告
たったひとりで野球部を率いてきた3年・小山。
自分なりにがんばってきたけど 足りないとこだらけだった。
最後の大会で 下に何かを残したい!
このフレーズが胸を打つなあ。崎玉にも頑張って欲しくなる。

次は、キャラ語り…と思ったけど、結構今までで書き尽くしちゃった感があるのでとりあえず保留にしときます。
書きたくなったら書くかも。

*****
最後に、メルフォお返事。

>名乗るほどのものじゃないBさん(笑)
いつもありがとうございます~!
そうそう、おお振りの、どうしても語りたくなる不思議。

◇栄口君
確かに一番ミスマッチを感じる声かもしれないですよね。
マンガ読んだあとにまたアニメを見ると、アニメから入った私ですらそう感じますもん。
アニメとマンガの栄口君は、むしろ違うキャラだけど、やっぱりそれぞれ西浦に必要なキャラだなーと。(笑)

◇泉君
ホント、何が起こったんでしょうね?(笑)

◇かわいいもん同士の音
作者、擬音の使い方が上手いですよね!

語りたくなったら、またぜひ!大歓迎でございます。
マンガ語りに関してはあまりネット上の感想を見て回ってなかったんで(アニメの方はちょこちょこ見たんですが)、これからちょっくら散策してこようと思います♪

*****
追記。
ちょっと散策しました。
やはり、語りに力が入っているのは腐女子の皆さんのブログとかで、本当に文章が上手い。そして、そんなとこまで見てるのか!と。
私も相当細かくマンガを読んできたと思ってたんですが、全然かないません。
それに、萌えキャラによって視点が全く違うし、同じシーンでも人によって解釈が全く違うのが面白い。
そういう見方もあるのか、と、目からウロコがポロポロと際限なく落ちてきます。

そして、カップリングの可能性の広さに震撼(笑)。何でもアリなんだな…。
しかも、読んでると説得力があるから、私もそのカップリングについ興味を持ってしまいます。(←影響されやすすぎ)
とても本編読んだだけでは、そんな組みあわせ思いつかないんですが…。
やっぱ二次創作している皆さんとは、想像力が圧倒的に違いすぎるなと。
日常のちょっとしたことを、全ておお振りに結び付けられるのって、才能ですね。うらやましい。

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