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EDの風車

アニャエトラ別館

三銃士サイト「アニャン氏とエトセトラ」の別館。サイトの裏話とか独り言とかマイブームとか。

ジタン名言集<FF9-Disc2>

Disc2です。
ジタンとダガーが別行動を取っている間は、ジタン以外のキャラたちは光ってますが、ジタンの名言として目立つシーンが(個人的には)無いので飛ばしてます。
というわけで、ジタンとダガーが合流した後から。
一気に飛んでいて申し訳ない。

<Disc1><Disc3&4>
ダガー
「わたしたち、外側の大陸に 行かなければならないのかしら…?
ジタン
「突然どうしたんだよ…? さっきまで行く気だったじゃないか
ダガー
「もし、もしもよ…
「海を渡って、見たこともない大陸で ジタンたちにもしものことがあったら…
「わたしひとりじゃ 助けられないかもしれない
ジタン
「オレのこと心配してるのか?
ダガー
「えっ、えっと、そ、そうじゃなくて、ほら…
「お姫さまの優秀な護衛が いなくなったら困るじゃない…?
「うん、絶対困るわ!
ジタン
「ヘヘッ、そういう時はなんていうんだ? 『有難きお言葉であります、姫さま~』ってか?
「ごめん、ごめん!
「大丈夫だよ、そんなヘマはしない
「ダガーこそいいのかい? 何があるかわからない場所なんだぜ
ダガー
「ええ、覚悟はできてるわ…
「もうこれ以上、お母さまに罪を犯してほしくないの
ジタン
「わかった、じゃあオレから離れるな、ダガーもビビもオレが守ってやる!
ダガー
「はい…
*リンドブルム出発

わ、既にいい感じになってる。(笑)

++++
ジタン
「それに…何だか変わった形の…村なのか、これ?
ダガー
「神殿かなにかのようにも見えるけど…
クイナ
「建物もおいしそうな形アルから きっとおいしいものだらけアルよ
ジタン
「まったく…あいつの頭の中にゃ、食い物のことしかないのかね…
ダガー
「ジタンは女の子のことしか頭にないけどね…
ジタン
「そう、その通りっ! このオレの頭の中は、ダガー、君のことで…!
ビビ
「…
ジタン
「…
「本日も進展なし、と…
*コンデヤ・パタ到着

++++
ダガー
「ねえ、ジタン… ビビが出ていっちゃって…
ジタン
「気をきかせたんじゃないか? あいつもなかなかわかってきた…
ダガー
「もう!
ジタン
「…そんなに心配しなくてもいいさ
ダガー
「でも…
ジタン
「あいつにだって… あいつなりの考えがあるのさ
ダガー
「…
ジタン
 …考えてもみろよ…
 今まで一度だって、自分と同じような、
 それでいてまともに話せるような仲間に
 ビビは、会ったことがないんだぞ?
ダガー
 でももし…そんな仲間に
 ひどいことを言われたり、
 いじめられたりしたら?
ジタン
 そんなことを気にして仲間をつくる奴があるか?
 そんなことを気にしてる奴を仲間と呼べるか?
 それに、もしかしたら…
 あいつも見つけられるかもしれないし…
ダガー
 見つける?
 …何を?
ジタン
 …いつか帰るところだよ
ダガー
 いつか帰る…ところ?
ジタン
 そう…
 いつか帰るところ…
ダガー
 ねえ…ジタン、
 その、いつか帰るところって…
ジタン
 どうした?
 眠れないのか?
 何か昔話でもしてやろうか?
 そうだな…むかしむかし…
ダガー
 またそうやってすぐ…
ジタン
 むかしむかし…
 自分がどこで生まれたのか…
 そう、自分の故郷が
 どこなのか知らない男がいました…
ダガー
 …ジタン?

-略-

ジタン
 …でもな、その男はなぜか、
 その笑顔を見て思ったんだよ
 ああここが、
 オレの、『いつか帰るところ』だ…って
 今でもその男は故郷を探している
 でもその男には、『いつか帰るところ』がある
 だから…
 ビビもおなじさ…
 『いつか帰るところ』を見つけようとしている
ダガー
 ビビは…
 この村に残るのかしら?
ジタン
 さあな…
 それはビビの決めることさ
*黒魔道士の村にて

++++
ジタン
(…ええと… いったいどうしてこうなったんだっけ…)
(この村の向こうにすすむためには 儀式を受けなきゃいけなくて…)
(儀式を受けるのは男女ふたりで…)

ジタン
「ちょ、ちょっと待てよ、ダガー!?
「わかってんのか? ケッコンだぞ、ケッコン!
ダガー
「それぐらい知ってるわ… でもそうしないと先に進めないんでしょ?
ジタン
「いや、だから… そういう軽々しい理由でだな…
ダガー
「始まるわよ

ジタン
(ダガーはいったい どういうつもりなんだ?)
(いつもだったら『そんなこと!』とか言って怒るのに…)
(…そりゃこの先に すすむためだろうけどさ…)
(も、もしかして…… ……オレにホレたか!?)
(やっぱり黒魔道士の村でちょっと カッコつけてしゃべったのがよかったのか? オレって…やっぱ色男?)

ジタン
「ダガー!! これでオレたちも晴れて夫婦だ!!
「さあ! アツいくちづけを…
「そういう…オチなのね…

ジタン
「さて、それでは新婚のあいさつまわりと行きますか…
ダガー
「この村にいる間だけだからね
ジタン
「つれないなあ…
ビビ
「ねえ、ジタン… ボクらは、どうすればいいの?
ジタン
「ん? おまえら、オレとダガーの新婚旅行のジャマする気か?
クイナ
「まさか置いてく気アルか!?
ジタン
「まあまあ… わかってるよ、なんとかするって…
「おまえらもその儀式を 受けちまえばいいんじゃないのか?
ビビ
「ええっ!?
ジタン
「うん、それがいい! その間にオレ達はあいさつに行ってくるからさ…
*神前の儀

葛藤するジタン。(笑)
このあたりも好きだなあ。
楽しいエピソードが続きます。

++++
ダガー
「ねえ、エーコの家はこの先なの?
エーコ
「うん、ずぅ~っと向こう 多分モグは先に帰っちゃったと思う…
ダガー
「ねえ、この子を家まで送ってあげましょ
ジタン
「はいはい… 愛する妻の命令とあらば何でも…
エーコ
「えっ!? ふたりはケッコンしてるの?
ジタン
「ああ、ちょうどさっき…
ダガー
「ちがうわよ、ただのオトモダチ
ジタン
「…オトモダチまでは昇格できたのね…
エーコ
「そっか、じゃあエーコも オトモダチになってあげる!
ジタン
「やれやれ… それじゃオトモダチの家まで行くとしますか
*コンデヤ・パタ山道にて

++++
エーコ
「ジタンはこっち! こっちに座って!
ジタン
「お、おい
エーコ
「エーコね、ジタンに興味あるんだ!
「ね?
ジタン
「ま、オレも エーコには興味あるぜ
エーコ
「ホント!?
ジタン
「たとえば、召喚獣の…
エーコ
「ジタンってどこの人!?
 ジタンって歳はいくつ!?
 ジタンって何をしてる人!?
 ジタンってどこに行こうとしてたの!?
ジタン
「いや、そんなことよりだな…
エーコ
「ジタンはどんな食べ物が好き!?
 ジタンはどんな召喚獣が好き!?
 ジタンはどんなモーグリが好き!?
 ジタンはどんな女の子が好き!?

エーコ
「ジタンみたいな人 初めてだわ…
ジタン
「ダガー?
「どうしたんだ? さっきから、ボーッとしてるぜ
ダガー
「ううん なんでもないわ
ジタン
「熱でもあるんじゃないのか?
ダガー
「きゃ!
ジタン
「ってわけじゃなさそうだな もしかして、妬いてる?
ダガー
「どうしてわたしが?
エーコ
「ジタンとダガーって ほんとにふつうのオトモダチなの?
「なんだかそれだけじゃないような…
ジタン
「そうだな…
「ただのオトモダチじゃあないな
エーコ
「ふたりは何? ど~ゆ~関係!?
ジタン
「“仲間”ってやつさ
エーコ
「仲間…
ジタン
「ああ
「ビビも仲間さ…あれ? …ビビ?
エーコ
「エーコと、モグやモーグリみんなとの関係みたいなもの?
ジタン
「ま、そんなとこかな
*マダイン・サリにて

エーコの出現により、ダガー覚醒?
エーコは少女版ジタン、という感じが個人的にします。
異性に対する積極性と、気遣い度が。

++++
ジタン
「…ビビ?
「どうした? 何かあったのか?
ビビ
「ううん、ちょっと考えごとしてただけ…
ジタン
「そうか…でも、あんまり考え過ぎるのもよくないぜ…
ビビ
「うん… ありがとう、ジタン
++++
ダガー
「これは何かしら…
「あれは…アトモスね
「…バハムートだわ
ジタン
「どうした、ダガー?
ダガー
「わたし…
ジタン
「…きっと取り戻せるさ
ダガー
「…
*召喚壁にて

ダガーの異変に、さっと駆け寄って隣に座るジタンがヨイ。

++++
ジタン
「ビビ…
「どうしたんだ? 寝ないと明日がつらいぜ?
ビビ
「…考え込むのをやめようとするんだけど あたまの中、ぐるぐるしちゃうんだ
「考え過ぎるのはよくない、っていうジタンの言葉は わかったつもりなのに…
ジタン
「そりゃ、オレはオレで ビビはビビだからさ
「それでいいんだ… ムリにあわせることなんてない
ビビ
「でも、ボクはやめたいんだよ… ぐるぐるしたくないんだ…
「ずっとこうだったらどうしよう …ボク、こわくなってくる
ジタン
「ビビ…
「オレたちがどんな過去を背負い、どんな悩み、希望を持ってたとしても…
「できることと言ったら、行動“する”か“しない”を選ぶくらいなんだ…
「千差万別の悩みに対して できることは二通りだけってことなんだぜ? 頭かかえて当然ってことさ!
「…それでもぐるぐるしないようにするには
「行動“する”ときと“しない”ときの基準を決めておけばいい
「まぁ、簡単には決まらないと思うけど それはビビのペースで決めていけばいいんだ
ビビ
「…ジタン
ジタン
「…オレは、自分の手が届くところは守りたい、って思ってる
「できてるかどうかは別だけど それが、オレの基準なんだ
エーコ
「く~~~~っ! エーコの目は確かだったわ!!
「やっぱジタンってイイ男!
「そうよ、“する”か“しない”かなら、何も迷うことはないんだわ!!
「エーコはジタンと いっしょに行きたいんだもの!
ジタン
「ビビ、気を晴らす イイ方法教えてやろうか!?
エーコ
「うんうん
ジタン
「古来より伝わる 男同士の友情を確認する儀式さ
エーコ
「ふんふん
ジタン
「ほらビビ、こっちきて一緒にやろうぜ!
「こんな満天の星空の下で 並んでするのは けっこう気持ちいいもんだぜ!
エーコ
「…
名場面。
中でも「…オレは、自分の手が届くところは守りたい、って思ってる」このセリフがダントツで好きです。
そしてエーコのおかげでジタンの良さが引き立ってる気がします。
最後のオチがまた。(笑)

++++
ダガー
「ジタン… わたし、またここに来たいわ
「初めて召喚壁を見たときは なんだかこわかった…
「でも中に入って壁画を見ていたら 不思議と、心が落ち着いたの
「もっと、見ていたいの
ジタン
「ああ、イーファの樹を調べたら またここに来よう…
ダガー
「ありがとう
ジタン
「クイナのヤツ釣りをやめる気なさそうだし、ここに放っておくわけには、いかないからな…
ダガー
「…もしかして エーコのため?
ジタン
「エーコって、まだ6歳だろ? 強がってはいるけど、きっとさびしいと思うんだ

-略-

ダガー
「ジタンって 誰にでもやさしいのね
ジタン
「ダガー? なにか誤解してないか!?
ダガー
「ううん… ジタンのそういうところ、好きよ
ビビ
「…おねえちゃん、なんだかちょっとこわかったよ
ジタン
「…やっぱ、そう思う?
モリスン
「くれぐれも エーコをお願いしますクポ 何かありましたらおたずねください
ジタン
「ああ、まかせときな!
「そうだ、ビビ… 考えてたことの答えはでたのか?
ビビ
「ううん
「でもボク、行くよ!
ジタン
「そうか!
++++
エーコ
「モグがね、ちょっと怖がってるの
「あの光る水が生物だって言うのよ? こんなにキレイなのにねぇ
「そうだジタン! エーコと一緒に見ない?
「ホント!? じゃ、エーコの横にきて!
ジタン
「別にここからでも…
エーコ
「ダメ! ろまんちっくにするの!
「えへへ~
ジタン
「エーコ、全然見てないんじゃないのか?
エーコ
「光に照らされた、ジタンの横顔に見とれちゃった~
ジタン
(ダガーの気持ちが少しわかった…)
(…これからはちょっと抑えていこう)
*イーファの樹にて

いいよねえ、エーコ。好きだなあ。
そして反省するジタン。(笑)

++++
エーコ
「ジタン達って ここでクジャを待つんでしょ? エーコ、村に帰るね!!
ジタン
「待てよ、エーコ どうしたんだ!?
エーコ
「村の、大切な宝が盗まれたみたいなの!
ダガー
「ジタン…!
ジタン
「エーコ、オレ達も行くよ
エーコ
「とってもうれしいけど クジャはどうするの!?
ジタン
「マダイン・サリなら そう遠くはないからな
「あいつは、待たせとくさ!
++++
ジタン
「エーコ、どうした!?
エーコ
「大事っ、なっ…
「…村にずっと伝わる、大事な…宝石が…なくなってるの
「おじいさんたちが…
「『自分たちがこの地に生きる証だ』って 大切に大切にしてたのに…
ジタン
「…こらえるくらいなら 思いっきり泣いたらどうだ?
エーコ
「な、泣くわけないでしょ! エーコはもう一人前なんだから!! 泣いてどうにかなる問題じゃないんだからっ!!!
ジタン
「…わかった じゃあまず、盗んだヤツの手がかりを探そう
ダガー
「わたしも手伝うわ
エーコ
「…ヒック
「…エーコの
「…ヒック
「エーコの せいかなぁ…
「…ヒック
「約束やぶって イーファの樹の封印…といたからかなぁ
「…ヒック
「あんなに…あんなに みんなが大切にしてたのに…
ジタン
「エーコ?
「偶然に決まってるだろ! エーコのせいなんかじゃない
エーコ
「…ヒック
ジタン
「それに、エーコに封印をとかせたのはオレたちだ…
「けど、わかってるだろ? 本当に悪いのは、盗んだヤツだ
「今は手がかりを見つけて、盗んだヤツを追いかけよう
エーコ
「…ヒック
「…うん!
「べ、別に泣くつもりはなかったのよ? だってエーコ、もぉ大人だもの
ジタン
「もちろんわかってるさ 一人前でも、泣くときは泣く!
エーコ
「ちょっとおじいさんたちに祈ってくる! すぐ戻るね!
ジタン
「ダガーも泣きたいときは 泣いていいんだぜ?
「い~つでもオレのムネ貸してやるからさ!
ダガー
「…あ、ありがとう
「…ねぇジタンは?
「ジタンは そういうとき、どうするの?
ジタン
「もちろん、ダガーのムネをかりるわけさ!
ダガー
「…もぉ!
ジタン
「あれ? だめ?
ジタン・ダガー
「!!
ダガー
「今、叫び声がしなかった? エーコの声が…
ジタン
「しまった!盗んだヤツはまだここにいたんだ!
こういうときの慰め方、励まし方で、ジタンの右に出る者はいないですよね。

++++
サラマンダー
「さあ、戦え!
ジタン
「ちょ、ちょっと待ってくれ どういうことだ?
サラマンダー
「言ったろう…助けたわけじゃない 純粋な戦いをするためにしたことだ
ジタン
「わかった、受けてたつぜ
ダガー
「ジタン!
ジタン
「大丈夫
「たまには、いいとこ見せなきゃって思ってたところさ!
これまたカッコイイったら。

++++
サラマンダー
「…負け…だ
「…どうした、とどめをさせ!
ジタン
「…立てるか?
サラマンダー
「…
ジタン
「盗んだやつ 返してくれないか?
サラマンダー
「…
ジタン
「エーコ、取り返したぜ!!
サラマンダー
「…さあ殺せ!!
ジタン
「なんだよ、死にたいのか? せっかく拾った命をそまつにするもんだ
サラマンダー
「行け、というのか?
ジタン
「ここで去るなら 放っておくさ!
サラマンダー
「…何をたくらむ?
ジタン
「たくらむ?
サラマンダー
「命を狙った者を 見逃す理由はなんだ!?
ジタン
「勝負がついてもお互いの命があったんだ それで充分だろ?
「盗まれたものも 返してもらったしな
サラマンダー
「殺しが恐いのか? ハッ! 牙を持たない野郎に敗れたとはな!
ジタン
「牙をもつ野生の獣こそ、ムダな殺生はしないもんさ
サラマンダー
「…
ジタンが言うと偽善っぽく聞こえないんだよな…。
でもサラマンダーさんの真っ直ぐさもちょっと好き。

++++
エーコ
「ジタン、聞いて欲しいの
「おじいさんたちは、エーコが16歳の大人になるまで 村をはなれないように、って…
「でも、エーコは、ジタンたちが行くところに行きたいの! しんけんに考えたの!!
「村を出ることに、賛成してくれる?
ジタン
「賛成して欲しいなら いくらでもするぜ?
「『エーコ、オレたちと一緒にこいよ』『おじいさんの言葉なんて気にするな』
エーコ
「…
ジタン
「オレが何を言っても エーコの気持ちはもう決まってるだろ?
エーコ
「…
ジタン
「そうだな、ビビからエーコに言えることがあるんじゃないか?
ビビ
「えっ
エーコ
「…
ビビ
「イーファの樹で、エーコがボクに言ってくれたよね
「『自分のきもちにウソついちゃダメ』って
「ボク、自分のきもちにウソつかないように がんばるから…エーコも…
エーコ
「~~~~ん!
「自分で言ったことなのに 忘れてたわ! …ありがと!!
「宝珠、耳につけて持ち歩く! これなら大丈夫、ね!?
++++
ジタン
「…歌が聞こえる
「…ダガー?
「この下から…
「ダガー、いるのか?
ダガー
「ジタン…
ジタン
「気にせず歌ってくれよ ダガーとオレだけの歌、なんだからさ
「それにしても よくこんな場所みつけたもんだ
「ダガー、盗賊の素質あるぜ! オレと一緒にチーム組まないか? 名付けて『めおと団』!!
ダガー
「…素質はともかく、その名前はどうかと思うわ…
ジタン
「なんていうか、最近のダガーはイイ感じだよな
ダガー
「…だとしたら ジタンのおかげね
ジタン
「そうじゃないさ… ダガーがなろうとしたからだよ
ダガー
「…ううん、ジタンが一緒にいてくれたからだわ
「わたしひとりじゃ外側の大陸どころか リンドブルムにも行けなかったと思う…
「わたしのしたことって ぜんぶ空回りしてた… お母さまを止められなかった…
「くじけそうな時もあった…
「でもジタンがいてくれたから… ううん、ジタンだけじゃない
ジタン
「そうだな… イーファじゃ、ビビもエーコも 大陸出るときはクイナも…
「…フライヤ、スタイナーのおっさん 敵だったはずの、ベアトリクス…
ダガー
「忘れてないわ… みんな無事だって信じてる でも…時々、不安になるの…
「わたし… 助けてくれたみんなの期待に ちゃんとこたえてるのかな…
ジタン
「…そんなに重く考えなくていいと思うけど
ダガー
「だって!
ジタン
「みんな、ダガーに 責任感じて欲しいなんて思ってない…
「ダガーのためだけじゃない みんな自分で道を選んでやったことさ
ダガー
「自分…で
「…ジタンは?
ジタン
「ん?
ダガー
「どうして 一緒に来てくれたの?
ジタン
「そいつは… イプセンの言ったセリフだ
ダガー
「イプセン…?
ジタン
「イプセンってのは 本当にいた冒険家でさ、その冒険の話を 元に書いた芝居だったと思うんだけど…
「こんな話なんだ…

-略-

 こうして幾日かすぎたある日
 ふとイプセンが気付いてコリンに聞いたんだ
 『おまえ、どうして来たんだ?』

ダガー
「…コリンは なんて答えたの?
ジタン
「『おまえが行くって言ったからさ』

ダガー
「ジタン…
「わたし…
「…
ジタン
「…ダガー?
ダガー
「ねぇ、歌が… 聞こえない…?
ジタン
「んっ!?
「これは あの歌じゃないか…!?
FF9最高のニヤニヤシーンです。(笑)
ジタンのキザったらしい照れ隠しがたまらないっす。
ダガーへの励ましも説得力あるよね。

++++
ジタン
「なんだよ、またやるっていうのか?
サラマンダー
「…勝者は生者、敗者は死者 おまえも、この鉄の掟の中で生きてきたはずだ
「だが、きのうのおまえの行動は まったく理解できん
「…言え! 殺さなかった理由はなんだ!?
ジタン
「理由って言われてもなぁ…
「死なずに生きてることが そんなに不満なのか?
サラマンダー
「…訳のわからん状態で 生きるより、けりがついたほうがましだ
ジタン
「じゃあオレ達といっしょに来いよ
ダガー
「ジタン!?
ビビ
「ええっ!?
サラマンダー
「…どういうつもりだ
ジタン
「行動を共にすりゃ、理解できるかもしれないぜ?
「それにこれから 一戦交えなくちゃならないんだ
「あんたなら、力強い戦力になりそうだ
サラマンダー
(…予想のつかんところは 変わらず、というところか…)
ジタン
「ん? なにか言ったか?
サラマンダー
「…いいだろう おまえがどれほどの者か見極めてやる
ジタン
「ところで、なんて呼べばいい?
サラマンダー
「…好きに呼べ
ジタン
「…焔色のダンナ、って ラニに呼ばれてたよな?
サラマンダー
「焔色のサラマンダー、そう呼ばれていたこともある
ジタン
「じゃ、サラマンダーって呼ばせてもらうぜ!

「大丈夫、うまくいくさ
「ここはオレにまかせてくれ!
*マダイン・サリ出発

昨日の敵も受け入れる、懐の深いジタン。
でも、サラマンダーさんは、昔々ジタンにいっぱい喰わされた(?)経験があるのです。ジタンは忘れちゃってますが、それを掘り起こそうとしないサラマンダーさんも実は器がでかい。

++++
ジタン
「クジャはあの幹に降りた…!
エーコ
「ねぇジタン ど~やって登るの?
ジタン
「…登れないか?
エーコ
「エーコは…自信ない
ビビ
「ボ、ボクもムリだと思う
ダガー
「わたしも…ちょっと…
ジタン
「ここまで来たってのに …どうすっかな?
サラマンダー
「…何を迷う?
「自分ひとりで 行きゃあいいじゃねぇか
ジタン
「オレひとりで クジャのところに行っても 意味がないんだよ
サラマンダー
「…なんでこんな甘いヤツに敗れたんだ…
ビビ
「わわっ
ダガー
「キャッ
ジタン
「おいおい、気を付けて歩いてくれよ?
エーコ
「危ないじゃないの!
サラマンダー
「足手まといは捨てる、生き残るための鉄則だろ?
ジタン
「オレたちには オレたちのやり方がある
サラマンダー
「おまえらに、考えがあるようには見えねぇな
エーコ
「ちょっと! ジタンに負けたくせに文句言わないでよ!
サラマンダー
「ガキはだまってろ
ジタン
「考え…ね
「そうだ、サラマンダー 確か、貸しがあったよな? 今、ここで返してくれよ!
サラマンダー
「…なんだ?
ジタン
「ここら辺、ガルガン草があるから ガルガントがいるはずだ おまえの腕で1匹つかまえてきてくれないか?
「あれに乗れば みんな1度に登れそうだからな!
サラマンダー
「…そんなことに力を使うんだったら ガキ共をかついで登った方が早いだろうが
ジタン
「ん…?
サラマンダー
(…なんでこんなヤツに…)
エーコ
「な、なによっ!
ビビ
「わわっ
ジタン
「…気が早いな
「よし、じゃあオレは ダガーをおんぶしていくよ
ダガー
「え? なに? ジタンちょ、ちょっと待って…!
*イーファの幹にて

サラマンダーとの問答。
ジタンの頭の回転の速さ、柔軟さがまた引き立ってます。
サラマンダーさんもだんだんジタンを認めざるを得なくなっていきますね。

++++
サラマンダー
「敵さんのつぶし合いか… だったら放っておいて、生き残った方と戦えばいい
「だが、残るのはクジャだな

ジタン
「サラマンダーの言うことにも一理ある ここが巻き込まれる前に、いったん退こう
ダガー
「ダメよ… このままじゃ… このままじゃ、お母さまが危ないわ
ジタン
「ダガー?
ダガー
「ジタン、わたし… お母さまを助けたいの!
ジタン
「どうしたんだ、ダガー? あいつは君から召喚獣を奪って 戦争を起こしたんだぜ?
ダガー
「それでも、あの人に死んで欲しくないの!
ジタン
「君の安否なんか これっぽっちも気づかっちゃいなかったんだぜ!?
「あんなやつ、母親として案じる必要ないって!!
ダガー
「わたしにとって あの人が母なの!!
「ジタンに わかってもらえなくたって、いい!
「エーコ、あなたこの地に 召喚獣が封印されてるって言ったわね!?
エーコ
「う、うん
ダガー
「お願い! その場所を教えて!
エーコ
「…ずいぶん下よ 根っこがいっぱいあるところ 見える? アレがそうなの
ダガー
「あれね、わかったわ!!
エーコ
「ダガー、ひとりは…

サラマンダー
「やれやれ たいしたお手並み、だ
エーコ
「こんな時は誰だって取り乱すの! 取り乱していいのっ!!
「…ね、ジタン、行こ! ひとりじゃダガーも危ないわ!
ジタン
「…ああ、ダガーを追おう
ダガーを思うジタンの言い分はもっともだけど、今回ばかりはジタンに従わないダガー。
エーコのフォローがちょっといいな。


さて、新しい仲間が加わって、さらにリーダーシップを発揮していくジタン。
そんなジタンにも試練が。
次はDisc3と4を一気に

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