◆6章
牢番のパトリックさんとなんとなく話が弾んでいるダルタニアン。
パトリックさんがこの学園で勤続年数が一番長いと聞き、父を知っているかと尋ねます。
名前をカステルモールと言うと、カステラ…とさりげなく復唱するパトリックさんがかわいい。
そしてやっぱり「聞いたことがあるような気もするけど…ないような気もするなぁ」とむしろ期待通りの返事。(笑)
でも日記をつけているから、見ておくよとパトリックさん。
忘れっぽいからつけているというけど、たまに日記をつけるのを忘れる日もあるんだと笑ってます。
それは笑い事ではないぞ、ダルタニアンにとっては。(笑)
+++++
アンヌが黒装束の男と接触。
ダルタニアンはどこにいるの?と聞くアンヌに、私は貴方の仲間ではありません、と男は軽くあしらいます。
+++++
ロシュ先生がダルタニアンの牢にやってきます。
先生がなぜ理事長にそこまで従うのかわからないから、先生自身の過去のことを話してほしいと頼むダルタニアン。
ロシュは、リシュリューに剣の腕を見込まれ、親衛隊隊長として取り立ててもらったこと、フランスを愛するリシュリューを尊敬し、強固な国にするというリシュリューの夢に自分も憧れたことなどを話します。
リシュリューは志半ばで生を終えたため、願いを叶えてあげられなかった。だから、現世で必ずリシュリューの役に立つと言うロシュ。
理事長のためなら何でもするし、求められれば命をも差し出すのだと。
「貴様だって父親に求められたら命など惜しくないだろう。同じことだ」
★ここで選択肢。私…先生が…
→わかりません。
理事長が望むことがすべて先生の望むことだと決めてしまうのは、自分にはわからないとダルタニアン。
「それに…私の父は、私に命を差し出せとは絶対に言いません。
私が犠牲になることなんて絶対に望みません…!」
ちょっと胸を打たれたような素振りのロシュでした。
→可哀相です。
先生の人生は先生だけのものです、とダルタニアン。
これで自分は納得している、貴様の価値観で量るなと、反論するロシュ。
ダルタニアンは、それでも自分を大切にしてくださいと言うのでした。
この辺りのダルタニアンの意見は、割と一貫してますね、他のルートと照らしても。
+++++
ミレディ先生がロシュ先生の教室にやってきます。
どうやら、ロシュ先生がダルタニアンの牢に頻繁に出入りしていることに気づいた様子。
そしてロシュがダルタニアンを、必要以上に気にしていることにも気づいたらしい。
ふーん、ミレディ先生もそう思う?私もそう思ってたのよねー。ロシュ先生怪しいよねー。(笑)思わず共感。
ちなみにダルタニアンは、流行病でミレディ先生の隣の部屋に隔離されてることになったらしい。
プランシェが心配してます。
+++++
牢にやってきた先生。
思わず牢の中に駆け寄ります。
ダルタニアンが死んでいると思ったらしい。それほど衰弱してしまってるようです、ダルタニアン。
牢の中に入ってみて、改めて牢が冷えると気づいた先生。
スチル来た!
ロシュ先生、衰弱したダルタニアンを抱きしめて、温めようとしてます。
「何故、私の言うことを聞かない…
何故、こんなになるまで我を通そうとする…
何故、嘘をついてでもリシュリュー様を信じてるふりをしない…
自分をごまかしてでも理解してるフリをすればこんな所… 今すぐに出してやるのに。」
やっぱりこんなの本意じゃなかったんだね先生!出してやりたいんだね、ダルを!
こんなロシュ先生の独白、初めてじゃないですか?
ロシュ先生の何故シリーズは続きます。
「何故…自分を大切にしろなどと言う…
何故、私は…こうしている…」
ダルタニアンに対する疑問を並べ立てておいて、最後に自分への疑問ですよ。
来たねーこれ!(笑)
自分でも予想外の行動を取ってしまうことこそが、恋愛への第1歩ですよ!
気が付いたダルタニアン。
目の前にはロシュ先生。
どうして牢の中に?と聞くと、貴様が生きてるか確認しに来ただけだ、とロシュ。
さりげなくダルタニアンに毛布もかけられていたらしい。
貴様のためではない、そして、この場で食事をとってもらう、とロシュ。
どうして強引なんですか?私の意志は関係ないんですか?というダルタニアンに、そうだ、とロシュ。
「貴様の意思など関係ない。私はとりあえず貴様が生きてさえいればそれでいい。」
いや、もうその言葉には騙されませんよ、先生。
ダルタニアンの体が心配でたまらないくせに!
しっかし言い訳とか弁明とか、ホントしないね、先生。
どう誤解されようとも、結果さえよければそれでいいっていうか。
真のツンデレを見た気がする。(笑)
「そのトレイのものを全部食べるまで、私はここにいる。
私にいなくなってほしかったら早く食べろ。」
慌てて食べてむせたらしいダルタニアンに、そんなに急ぐな、ゆっくりでいいとロシュ。
裏を返せば、自分はもっと長くここにいたいからゆっくり食べて欲しい、とも取れますな。
じんわり来る…じんわり来るよ、ロシュルート。
+++++
銃士隊3人が話し合ってます。
ダルタニアンは本当に病欠か?
ポルトスが、さすがクラスメイト、一番心配してくれてる気がします。
「教師寮に忍び込んでダルタニアンがいるか確認すっか?」
「それじゃ遅いだろ。死体で見つかったらどうすんだよ!」
「おい。ダルタニアン一人くらい犠牲になってもいいなんて言うなよな。」
アトスやアラミスが冷静すぎる分、ポルトスの熱血っぷりが光ってます。
ポルトスとアラミスがそれぞれ出ていくと、アトスが独り言を。
「ロシュフォール先生に決裁をもらう時にでも訊いてみるか…上手くかわされるか…本当に知らないか…」
うわ、ロシュ先生が何か知ってると見込んでるんだ!
クールな振りしてすげーな、アトス。見直した。
+++++
パトリックさんがさりげなく怖いことを言います。
「ダルタニアンが食べてくれるようになってひと安心だぞ。死体の処理って大変だからな。」
もちろん、ダルタニアンが微妙な気持ちになってることには気づいてません。(笑)
それでこそパトリックさん。
しかし、今までこの牢で死人が何人も出たってことなのかな、この言い草。
パトリックさんが1冊の本をダルタニアンに渡します。
どうやらカステルモールさんからのものらしい。
パトリックさんは、古い日記の中から、カステルモールさんに関する記述を見つけ出してくれたのでした。
ちなみに、トレヴィル先生にもカステルモールさんについて聞いてみたらしいけど、パトリックさん、トレヴィル先生がどう答えたか覚えていないという。(笑)
ホントいいキャラですワ。
とにかくその本は、いつかダルタニアンがこの学園に来ることがあったら渡してほしいと頼まれたものらしい。
めくってみるダルタニアン。
本は小説で、ところどころ赤いラインが引いてありました。
つなぎ合わせると、「この島」「出ていけ」「大切」「な」「ものは」「物ではない」「塔が」「開くと」「愛する者の」「命を失う」
何を意味するのか理解できないダルタニアン。
その時、黒装束の男が現れます。
ナイフでダルタニアンに切り付けてきました。
とっさにダルタニアンは助けを求めてました。
「ロシュフォール先生…!」
ああ、来ちゃったよ~~。こういう時に叫ぶのは大事な人の名前だよね~~。
そして駆けつけちゃうんだよな~ロシュ先生。これがまたカッコいいんだよなあ~~。
ロシュ先生のおかげで黒装束の男は追い払いますが、本を持ち去られてしまったようです。
怪我はないか、と聞くロシュ先生。
★ここで選択肢
何度も呼んだのに…/なんともありません。
先生助けてって何度も呼んだのに!取り乱すダルタニアンアゲイン。
「すまなかった」
思わず謝るロシュフォール。(笑)
うわ、先生謝っちゃったよ!ダルタニアン謝らせちゃったよ!!
我に返ったダルタニアン。
す、すみません、なんともありませんからと言いつくろいます。
ここでロシュが一言。
「…震えている。」
なんだか愛を感じる一言です。じんわり。
(本のことは理事長の耳にはまだ入れない方がいい気がする)とダルタニアン。
ロシュ先生にも黙っていることにしたようです。
ロシュ先生、ダルタニアンを牢から出すことに。
ここに一人で置いておくわけにはいかない、と、自分の部屋に連れて行きます。
「え…ここって先生の部屋ですよね。いいんですか?
それに理事長はもう牢から出ていいって言ったんですか?」
貴様は余計なことは考えなくていい、とロシュ先生。
え、それって…理事長の意思に背いたってこと?と甘い気持ちになったのも束の間。
外から鍵をかけ、警備を置き、食事は係の者に運ばせるんだそう。
「妙な真似をしたらただでは済まないと思え。私を怒らせるなよ。」
また冷たい目に戻ってしまったようです、ロシュ先生。
一人教室にいるロシュ先生。
「…ダルタニアン…」
えっ、何つぶやいてるの、先生。(笑)
どうしちゃったの、しっかりして!(笑)
そこへミレディ先生がやってきます。
パトリックさんから、ダルタニアンを牢から出したと聞きつけたらしい。
何者かがダルタニアンを狙っているから、ただの危険回避だとロシュ。
リシュリュー様の許可なく勝手に彼女を動かすなんて、あなたらしくないわね、とミレディ。
ロシュ、これから報告に行くんだそうです。
ミレディに、自分の部屋に置くって?正直に言えるのかしら?なんて言われちゃってますよ。
+++++
トレヴィル先生はプランシェからダルタニアンへの差し入れを預かります。
ダルタニアンの大好物、ぶどうです。プランシェちゃん、気が利いてます。
トレヴィルが牢へ向かおうとすると、ロシュに引き止められます。
誰にも会わせないようにと、リシュリュー様のご命令だと、トレヴィルに告げるロシュ。
というわけでロシュが、プランシェからの差し入れを預かることに。
ロシュの部屋で一人過ごすダルタニアン。
本でも読もうとしたところ、本棚から本を落としたらしく派手な音を立てます。
即座に部屋に入ってくるロシュフォール。
「どうした。」
「え…あの…本を落としました。」
もしかしてずっと部屋の前にいたんですか?とダルタニアン。
「別に。貴様がまだ寝ていると思っただけだ。」とよくわからない返事をするロシュ先生。(笑)
(いたんですね…)
確信するダルタニアン。(笑)
「あの…おかえりなさい。 …じゃなくてお邪魔してます、でしょうか…」
そんなかわいらしいことを言ってみるダルタニアン。
しかし、ロシュフォールの持っている包みを目ざとく見つけちゃいますよ。
ハイ、プランシェからの差し入れ、ぶどうです。
「嬉しい…!私、ぶどう大好きなんです。」
つまみ食いしながら喜ぶダルタニアン。
ロシュ先生が、そんなダルタニアンを見て意外だと言ってます。
昨夜ロシュがどこに泊まったのか気にするダルタニアン。
詮索するなとロシュ。
なにコレ、パッと見まるで浮気を疑う奥さんだよ。(笑)
実際のところ、部屋の外にずっといたんじゃなかろうか、ロシュ。
ロシュ先生、着替えに戻っただけで、すぐに出ていくと言います。
「ダメです。どこにいたか言わないなら今夜はここに泊まってください。」
ダルタニアンが大胆なことを言い出した。
自分でも気づいたみたいです。
「あ、いえ…ここか寮の私の部屋、どちらかで寝てください。」
貴様の部屋を使ったら、私は変態扱いされると微笑のロシュ。
「…もういい。分かった。
そうだな。ここは私の部屋だ。何も遠慮することはないのだな。」
開き直ったロシュ先生、服を脱ぎ始めました。開き直りすぎだ!
「貴様…何を凝視している。」
ダルタニアン、そんなに見るなYO!(笑)
しっかしみんなよく脱ぐなあ、マスケティア。
部屋着に着替えたロシュ先生。いつもの詰襟よりもちょっとはだけてて、リラックスモードな服です。
+++++
トレヴィルが理事長室に入って行きました。
何か耳に入れたいとか言ってます。
いよいよ動き出したか…。
+++++
部屋に戻ってきたロシュフォールに、おかえりなさい、とダルタニアン。
休日なのにお仕事なんですか?
って、新婚さんか!
銃士隊の指導をしてきただけだ、とロシュ。
おお、ロシュもだんだん説明をするようになってきたなあ…。しみじみ。
銃士隊は先生のことを悪魔とは知らず、自分たちが悪魔であることを先生に知られていることも知らない、微妙な関係ですね、とダルタニアン。
学園の運営とリシュリュー様の任務遂行は別の話だと言うロシュ。
「貴様のように何でも一括りの考えではない。」
「…途中まで感動してたんですけど、最後のひとことにショックを受けました。」
変なやり取りだ。(笑)
ロシュ先生、暇かと思って、と唐突にチェスを持ってきました。
「以前、カードゲームを断ったからな。」
律儀!ロシュ先生、ホント律儀!
チェスを知らないというダルタニアンに、たしなみだ、教えてやる、とロシュ先生。
「これで33勝0敗だ。」
ロシュ様は手加減というものを全く知らないお方だ。
しかも相手は初心者だぞ。
そろそろうんざりしてきているらしいダルタニアン。
「先生もつまらないでしょうし… 外も暗くなってきたし… 面白さを見出せないし…」(笑)
「面白くないだと? このように順序立てて教えているのだ。覚えが悪い自分を怨め。」
一かけらのデレも見当たらない。
そこまで言われると、もう一度お願いします、と言わざるを得ないダルタニアン。(笑)
「だが、そろそろ食事の時間だ。一旦、休憩する。」
最初からそうしてあげようよ。(笑)
(先生が私とゲームをした… 何かが変わった…)
うんうん。一生ゲームをすることは無いと思ってたもんねえ。
+++++
ミレディ先生が理事長室にやってきました。
ロシュがダルタニアンと同じ部屋で過ごしていると言うと、それが?とリシュリュー。
ミレディ先生、そのうちロシュ先生がダルタニアンに情が移って、首飾りを二人で持ち出してしまうことを危惧しているらしい。
それを聞いたリシュリュー。
ロシュフォールは決して私を裏切らない、とキッパリ。
そして私もロシュフォールを信頼している、と言うリシュリュー。
「その信頼は『使える駒のひとつ』としてでしょう?」
「お前はそう思うか。」
ふ、と笑う理事長でした。
+++++
ロシュ先生、さっきとは違う部屋着です。むしろ寝間着ですね。
そろそろ休むか、とロシュ。
ダルタニアンに、私のことは気にせずベッドを使えと言います。
★選択肢
→悪いです。
私はこのソファで十分だ、とロシュ先生。
ダルタニアンは遠慮なくベッドを使わせてもらうことに。
→二人寝られますよ?
これは選びにくい選択肢だ。(笑)
「え、でも…二人寝られますよ?」全く悪びれないダルタニアン。(笑)
「…貴様、それは本気で言っているのか?」
ですよねーー!!私もそう思う!!(笑)
私はソファで十分だ、と先生。
じゃあクッションをどうぞ、毛布もどうぞ、ふわふわな方をあげますとダルタニアン。
「笑わせるな…」とロシュ。
なぜかほんわかエピソードに。(笑)
「…貴様は自分の前世の記憶はないのか?」
唐突に聞くロシュ先生。
ダルタニアンも質問攻めです。
「前世の記憶ってはっきりと感じるものなんですか?」
「それとも、子供のときの記憶のように 覚えてることもあれば 曖昧なものもあるんですか?」
「前世で好きだったものは 現世も引き継ぐものなんですか?」
ロシュ先生、無言です。
話題はサファイアの指輪のことに。
ロシュ曰く、サファイアの指輪は初の戦いで勝利した勲章で、リシュリュー枢機卿から賜ったものらしい。
転生した後、リシュリューと出会い、忠誠を誓った証としてまた頂いたらしい。
てことは、前世と現世の指輪は別物ってことかな?
指輪を取り出すロシュ先生。
これを見ると忠誠心を思い出すのだそう。
しかしダルタニアンは、先生がこの指輪に縛られてるように思うと言います。
300年前の先生と今の先生は、別の人生を生きていいと思う、と。
「あ…、すみません。生意気なことを言いました。」
「フッ… 貴様は本当に…生意気だな…」
うとうとしながら、先生がまだ仕事をしてる、と感じているダルタニアン。
その時、髪に何かが一瞬触れたらしい。
(先生の手…? まさか… 目を開けられない…)
足音が遠ざかって行きました。
おおおっ?それだけ?いったい何が起こったんだ?
おいおい、焦らすなァ!!(笑)
翌朝。
ロシュは結局朝方まで調べものをしてたらしい。
理事長に会うため、早朝から出かけて行ったロシュ先生。
いろいろな考えが頭をよぎるダルタニアン。
(大変なことが起こりそう… そう思えば思うほど ロシュフォール先生を頼りにしてる…
何…この気持ち… どうしたんだろう…私…)
どうしたんだろうねえ。(笑)
+++++
理事長室。
ついにバッキンガム塔の鍵、剣に施された仕掛けが分かったとリシュリュー。
それはダルタニアンそのもの。娘の死をもって、塔の扉は開く。
あああ、この時が来てしまったか。
それは確かな情報でしょうか、塔を封印した本人とは…。
ロシュが口を開くと、リシュリューはぴしゃりと言います。
「お前は私の命令を聞いておれば良いのだ。昔も今も。」
そして命令します。
「ロシュフォール。バッキンガム塔を開錠せよ。」
畏まりましたと答えるロシュ。
「それでこそ私の最も信頼する部下だ。生徒なんぞに同情する必要は一切ない。」
一人苦悩するロシュ先生。
森へ行き、剣を振るいます。
「…鍵だと…… ……っ!」
リシュリューの言葉、自分が今までダルタニアンに告げてきた言葉。
ぶれるはずのなかった忠誠心。
今思い返すと、なんて能天気だったのかと思えてくるだろうな…。
今は全てがロシュの身にのしかかってきます。
どうする、ロシュ先生。
部屋ではダルタニアンが待っています。
(先生、遅いな…)
◆7章
結局先生は一晩帰ってきませんでした。
(バッキンガム塔の鍵のことで 何か動きがあったんだろうか…
私が塔の鍵を持っていれば…先生の役に立つのに…)
ダルタニアンがいろいろと考えを巡らせてる間に、ロシュ先生が帰ってきました。
「先生…!」
「…あ… おかえりなさい。」慌てて平静を取り繕うダルタニアン。
先生が授業の用意をしていると思い、またすぐ出かけるんだとダルタニアンが考えていると、ロシュが言います。
「ダルタニアン。今日一日、貴様は何がしたい。」
なんと、今日は休暇を取ったとロシュ先生。
何がしたい、と繰り返す先生に、ダルタニアン、
「あの…珍しいと思ったんです。私に意見を求めるなんて。」
いつも命令口調なのに、と言うと、命令されたいのか、とロシュ。(笑)
★選択肢
→屋上に行きたいです。
「…貴様… 休暇をとった私に屋上で遊べと言うのか。」じゃあ聞くなYO!(笑)
「そ、そうですよね。わざわざ休暇をとって私と屋上にいたら かなりおかしく思われますよね。」
「…行くぞ。」行くんかい!!(笑)
ツンデレすぎます、ロシュ先生。
屋上へやってきた二人。授業中にそうっと階段を上がってきたらしい。(笑)
屋上からの眺めに満足したらしいダルタニアン。
それを見て、先生も一応満足げです。
→海に行きたいです。
まあいいだろう、と海へやってくる二人。
みんな授業してるのに、まるで二人でさぼってるみたい、とダルタニアン。
ロシュがおもむろに口を開きます。
「部屋を出てからここに着くまで どうして逃げなかった。 拘束しながら歩いたわけではないのに。」
ダルタニアンがかわいいことを言います。
逃げたら先生に迷惑がかかるし、先生を怒らせたらもう海には連れてきてもらえない、と。
無言の先生。
「普通、一瞬の隙をついて逃げたいと思うだろう?
貴様なら部屋の窓を割ってでも 外に出るかもしれんと思っていたぞ。」
ダルタニアンは、牢で襲われた時、先生に命を守られていると感じたと言います。
今までのことを振り返れば、先生は私を傷つけようとするどころか、守ってくれていたような気がすると。
「私を守ってくれた先生に感謝しているんです。そして…いつの間にか頼りにしているんです。」
雪が降ってきました。
そろそろ戻るぞ、とロシュ先生。
「帰りは…拘束して歩く。」
ぎゃー!不意打ちだ。(笑)
手首を掴まれているのに痛くないって、こんなのただ手をつないで歩いてるだけじゃないか!(笑)
ああロシュ先生がかわいい…!
そして先生の気持ちを考えると切ない。甘く切ないよー!
+++++
プランシェとコンスタンティンくんが、ダルタニアンの容体を心配してます。
ノエルには戻れるように頼んでみようか、と言うプランシェに、それはぼくが頼みたいなーとコンス。
「そりゃもちろん、ノエルはぼくが先輩と二人っきりで過ごしたいからですよ。」
「ダルタニアンが望めばね。」
「えー。望みますよー!」
うん、それはナイ。(笑)
他ルートでのコンスタンティンくんほど哀れなものはないな。(涙)
+++++
ロシュ部屋。
ダルタニアン曰く、今夜の食事は豪華だったらしいです。
ロシュが切り出します。
「以前、私がこう言ったのを覚えているか。『誰もが皆、自分は正しいと思っている』と。」
覚えているとダルタニアン。
貴様に質問する、とロシュ。
「幾人もの命を無差別に奪うことと、一人の人間を怨んで計画的に殺すこと、どちらが罪深い?」
「たった一人の大切な者の命と 見知らぬ大勢の命、どちらを守ることが正義だ?」
そして言います。
「長きに渡った永遠の誓いと 一瞬の溢れる思い、どちらを選ぶことが正義だ?」
ぎゃーー!来た!
まさにこれですよ。先生が喉から手が出るほど欲しい答え!
一瞬の溢れる思いって表現がすごいなあ…。先生いつの間にダルタニアンのことをそれほどまでに…!
剣を抜く先生。
「さあ、答えろ。ダルタニアン。答えろ!」
ダルタニアンがいい答えをくれれば…打開できるのか、この状況を!
「貴様の正義とは何だ。貴様の忠誠とは何だ。答えろ。」
★選択肢
→私には答えがわかりません。
もういい、冗談はここまでだ、と剣を収める先生。
一人になると、相変わらず苦悩のロシュ先生。
「今、やり過ごしても…ただの時間稼ぎにすぎん…」
→ただひとつを選ぶことです。
「私にとっての忠誠とは…正義とは… ただひとつを選ぶことです。
考えなくても選び出せるただひとつの心です。
理屈なんていらない… 体面なんて関係ない…
自分自身に問えば とっくに答えが出ている心そのものです。」
ダルタニアン、深いな!いいこと言うね!
それこそ、ロシュが欲していた言葉そのものなんじゃないの?
ここからは、もう一方の選択肢と同じく苦悩する先生でした。
先生の様子が変だと感じているダルタニアン。
もう寝ようと目を閉じたダルタニアンですが、足音がして、見上げるとロシュ先生。
「今夜は私もここで寝る。」
一拍置いて、え…?というダルタニアンに、ロシュ。
「随分と遅い反応だな。」
「あ、いえ… 今、何て…?」
「私のベッドだ。ここに私が寝て悪いか。」
開き直ったよ先生!ヤケになったか!(笑)
てか、ダルタニアン、前回は自分から言ってたじゃん。今更何うろたえてるのさ。
…そうか、心境の変化って奴か…。ダルタニアンにも前回とは違う感情があるってことか…。
「貴様…私が何かするとでも思っているのか。」
「そ、そんなことは全然…」
「ならば、そんな風に意識するな。」
ベッドに入るロシュ先生。
(違う…ずっと変だったのは私だ… 私…先生のことを気にしてる… ずっと気にしてる…)
★選択肢
おやすみなさい。/話をしてもいいですか?
話をしてもいいですか?と聞くと、好きにしろ、とロシュ。
添い寝スチル来た!
私、先生に言ってないことがあるんです、とダルタニアン。
それはパトリックさんが持ってきてくれた本のことでした。
その本を、黒装束の男に盗まれたこと。
その本には赤いラインが引いてあり、その文字を繋げると、
『この島から早く出ていけ』『大切なものは物ではない』『塔が開くと愛する者の命を失う』
となること。
「私には意味がわかりませんが 先生は何かわかりますか…?」
何故今その話をする、とロシュ。
父親の愛情だよねー。こんなの聞いたら、先生、ダルタニアンを殺せるわけないよねえ。
先生、鍵を探してるんでしょう、何かの役に立つかもしれないと思った、とダルタニアン。
「先生の役に立ちますか…?立てない…かな…」
健気な子やなー。(涙)
「…その程度の情報…何の役にも立たん… 何の役にもな…」
そう言って目を閉じる先生。
これらの言葉が、果たしてロシュ先生の後押しとなるのでしょうか。
+++++
理事長室に呼ばれるロシュフォール。
何故ダルタニアンを殺さぬ、とリシュリューにせっつかれてます。
「…… 情が移ったか。」
「…いえ。決して。
私は軍人です。もとより情などありませんし、リシュリュー様の命にのみ従うだけです。」
リシュリューが非情な手段に出ましたよ。
ダルタニアンを今すぐ連れてこい、連れて来次第バッキンガム塔に移動すると命令するリシュリュー。
「…はい。畏まりました。」絞り出すようなロシュの返事。
+++++
相変わらず「おかえりなさい」とロシュを迎えるダルタニアン。
出かける支度をしろ、とロシュ。
「リシュリュー様がお呼びだ。理事長室に行く。」
外に出る二人。
「先生。理事長室ならあっちから…
中庭に入ったら教室から丸見えです。私といるところを見られてしまいますよ。先生…」
「貴様… 誰の心配をしている…」
そんな二人の様子に気づいた人がいました。
生徒会室にいたアトスです。
「いいか。ここから少し走るぞ。私について来い。」
走り出すロシュ先生。
「どうしたんですか…!?理事長室に行くんじゃないんですか!?」
「黙ってついて来い!」
そうだ、今は黙ってついて行け、ダル子よ!
アトスとポルトスがその様子を見てました。
「おい。何であいつら、森に入っていったんだ!?」
二人は二手に分かれてこっそり後をつけていくことに。
走るロシュ先生とダルタニアン。
先生、森の中でようやく止まりました。
「あとは貴様の好きにしろ。」
「どこへでも好きなところへ行け。自由にしていいと言っているんだ。」
どういうことですか?と迫るダルタニアンの手を払いのけるロシュ。
「もう私についてくるな。」
そのまま立ち去ってしまうロシュ。
そこへポルトスが駆けつけます。
「ダルタニアン…! 無事だったのか…!
「お前、やっぱり病気で休んだんじゃなかったんだろ!?
捕まってたのか!? 何に巻き込まれてるんだ!?」
ポルトスが…ポルトスが優しい!!ぶわっ(T_T)
あ、これ、ダルタニアンの心境じゃないですよ。私の心境です。(笑)
とりあえず隠れ家に行くというポルトス。
「待って…!ロシュフォール先生が…!」
「いいから、黙って来い!」
うわーん、ポルトスがカッコいいんですけどー!ぶわっ(T_T)
一方のアトス。走ってきたロシュ先生と遭遇します。
「先生は何を企んでいるんですか!?」
食いつくアトスに、ロシュは静かにこう言います。
「いいか、アトス。ダルタニアンを頼んだぞ。」
そして去って行くロシュ。
+++++
ミレディ先生がさっそく理事長に報告しています。
ロシュが裏切って、ダルタニアンを連れて逃げたと。
理事長が思い切った命令を出します。
「ミレディ。職員全員に至急命令を伝えるのだ。
生徒一人残らず、ロシェルの牢に投獄せよ。生徒を全員、人質にする。」
森では黒装束の男が悪魔を放ってます。
「もっと追い詰めてあげるよ… ダルタニアン…」
生徒たちが次々に投獄されていきます。
表向きは悪魔から避難してる、ということで生徒たちもとりあえず納得してるようです。
+++++
隠れ家にやってきたポルトスとダルタニアン。
ロシュフォールはお前を連れ去ろうとしたんだろ!?と言うポルトスに、違うと思う、とダルタニアン。
道中、ポルトスに説明し切れなかったようです。
とりあえず落ち着いたところに、アトスも駆けつけます。
使い魔に襲われたけど、少数で済んだとアトス。
そんなら変身しなくて済んで良かったな、と言ってから、ハッとするポルトス。
「いいよ、ポルトス。…もうすでに見てるから。」
「あ、そっか。そうだったよな。オレらが悪魔になるところ見たんだよな。
ってこんな会話、普通にできるお前すげぇな。」
ポルトスから賞賛の言葉いただきました☆
そんなこと言うポルトスがホント可愛いです。(笑)
アトスが探りを入れてきます。
お前が知っているということは、理事長もロシュフォール先生も俺たちが悪魔だと知っているんだろう?
どうして悪魔狩りをしたとき、俺たちを捕まえなかった。
理事長とロシュフォール先生も悪魔だからか。ある生徒の情報だ。
アンヌ、ですかとダルタニアン。
お前も知っていたんだな。アンヌのこと…
「あー、もう!そういう探り合うような訊き方やめろよ!」
ポルトス、グッジョブ!よく言った。
「オレはアンヌのこと、全面的に信用してるわけじゃねえんだしな!」
「ポルトスはアンヌ側じゃないの?」
「ん~…、そういう訊き方されるとアンヌ側だけどよ。っていうかアトスは完全にアンヌ側だな。」
ああ、原作ポルトスを彷彿とさせるなあ。マザラン派のあたりのさ…。
いいよね、ポルトス。正直で。
「アトスはアンヌを信じて動いてる。
オレはいまいち信用ならねえって思ってる。
アラミスはどっちでもいいって考えかな。」
あ、原作ポルトスはこんなはっきりした意見は持ってないかな。(笑)
しかし、うまいこと性格が分かれたよねえ…。
「…分かった。ダルタニアン。俺たちも知っていることを話すから お前も全部話してくれ。いいか。」
「…はい。」
「とりあえず何か食う?」最後までポルトスがいい仕事してました。何という癒し系。きゅん!(笑)
+++++
理事長とミレディ。
生徒全員が人質になれば、アトスは必ずダルタニアンを引き渡すだろうと自信満々のミレディ先生です。
ダルタニアン殺害と塔の扉の解除は、ミレディに任せるとリシュリュー。
現在、トレヴィルを中心にロシュの捜索をしてるらしい。
そんな話をしていると、部屋をノックする音が。
現れたのはなんとロシュフォール先生。
先生!!何で来ちゃったの!!
いや、来ると思ってたけどね…。
ミレディが、裏切り者、とロシュを罵倒します。
「よせ。ミレディ。ロシュフォールは覚悟してここに来たのだ。」
死にに帰ってきたのだな?と聞くリシュリューに、はい、とロシュ。
私を裏切ったらどうなるか思い知るがいいと、剣を振り上げるリシュリュー。
思いがけずミレディが止めに入ります。
ただ殺すのは惜しい、ロシュも人質にしようと言い出すミレディ。
「ロシュがどうしてダルタニアンを自分の部屋に匿ったか。
どうしてダルタニアンを逃がしたか。
考えただけでもロシュの心は分かるってものでしょう?」
はい、わかります。透け透けです!!
ロシュを使ってダルタニアンを呼びましょう、とミレディ。
「ダルタニアンが来れば即刻、二人を処刑。
来なければ、自分が命を賭けた相手に見捨てられた思いの中、ロシュは消えていく。
どちらにしても面白いですわ。」
リシュリューに悪趣味と言われてます。(笑)
ロシュルートのミレディ先生は一番の策士だな!輝いておられる。
「…ロシュフォールが私を裏切るとはな…」
おおお、背景が見たこともない豪華な部屋だ。
これが噂のリシュリュー邸か…!
と見入っている場合ではなかった。
「私が最も信頼を寄せたにも関わらず… この私を… …くっ… 許さぬ…」
ものすごい憎悪ですよ、リシュリュー様!ガクブル。
+++++
アトスが、自分たちが悪魔になった経緯と、アンヌからの情報を話します。
ダルタニアンも自分の知っていることを話しますが、アンヌからの情報と若干食い違いが。
アトスは、自分がロシュフォールからダルタニアンを託されたことを話します。
そこへアラミスが合流。
ポルトスの態度がちょっとおかしいから、やっぱりこのルートでも裏切ってたのかなあ。
初見じゃ絶対に気づかない感じですが。
アラミスは、ロシュの剣と共に、リシュリューから突き付けられたという伝言を持ってきました。
理事長の言葉をそのまま言うよ、とアラミス。
「ロシュフォールは捕獲した
明日の朝8時、バッキンガム塔の前で処刑する
それまでにダルタニアンを差し出せ」
この伝言の意味が分からないポルトス。まあ、そりゃそうだよねえ。
+++++
バッキンガム塔の前。
雪の中、大人しく拘束されているロシュ先生。
理事長がやってきます。
悪魔になれば手錠くらい壊せるのに、ロシュ先生は逃げるつもりはないらしい。
理事長は、明日ダルタニアンがここに来て、二人同時に命を落としてくれることを願っていると言い、去って行きました。
ロシュ先生はつぶやきます。
「助けに来るはずがない… ダルタニアンが… 来るはずはない……」
いやー…何と言う切ないシナリオなんだ!これすごいな!
◆8章
ロシュ先生を助けに行く、とダルタニアン。
アトスから、想定される様々な危険を聞かされますが、それでも行く覚悟を決めたらしい。
ポルトスが言います。
「お前が行く理由が分かんねえよ!」
アラミスもズバリ聞きます。
「相手はダルタニアンさんが来ると思って条件を出してきてるわけでしょう?
ダルタニアンさんはロシュフォール先生とどういう関係なの?」
ポルトスは、これも作戦のひとつで、捕まってるフリしてるだけかもしれないと言ってます。
ロシュ先生は情の欠片もない男だから、だそうです。(涙)
そしてポルトスは、アラミスがどういう流れでリシュリューからその話を聞いたのか、その方が気になると突っかかります。
「今度は僕?」とアラミス。
アトスが仲裁に入りました。
少し銃士隊だけで話をする、と言ってます。
ダルタニアンは、外で風に当たってくる、と隠れ家を出ます。
ダルタニアン、もちろんその足でロシュフォール先生のところに向かいますよ!
ロシュの剣を握りしめて。
(先生がアトスさんに私を託したということは…
先生が理事長に捕まって人質にされたということは…
私を逃がすためですか…? 私を理事長から遠ざけるためですか…?
私を守るためですか…?
こんな風に思っちゃダメですか…?)
+++++
夜明け前、バッキンガム塔のロシュ先生のもとに辿り着くダルタニアン。
「貴様… 何しに戻ってきた。」
先生を助けに来た、一緒に逃げましょうと剣を渡すダルタニアン。
さっさと立ち去れ、私は逃げはしない、とロシュが言うとダルタニアン、それなら私もここに残ります、と。
「先生は言いましたよね。
理事長に恩があるから役に立ちたいと。それが自分で決めた人生だと。
私も同じです。」
ダルタニアン、カッコいい!
私が先生を守ります、だから一緒に逃げてください、だって。
そこへ使い魔が現れます。
ダルタニアンが、先生を守ってみせると健闘しますが、2体目の使い魔が現れたため、咄嗟に剣を取りダルタニアンを助けるロシュ先生。
剣で手錠を断ち切ったんでしょうね。
もうロシュを物理的に拘束するものは無くなりました。
ダルタニアンが今のうちに逃げましょう!と促すけど、やっぱり躊躇するロシュ先生。
そこへ理事長が現れます。
「約束の時間よりもずいぶん早いな。」
希望通り二人一緒に殺してやろうと、剣を構える理事長。
ダルタニアンも剣を構えます。
「…私があなたを倒します。」
ロシュフォールがリシュリューに剣を向けられないからですね…!
ああ、ダルタニアンがどこまでも凛々しいです。
ダルタニアンとリシュリューが剣を交えますが、リシュリューが一歩リード。
「…逃げろ、ダルタニアン!」
ついにロシュ先生、理事長に剣を向けてしまいました!
「ロシュフォール… この私に剣を向けるつもりか。」
「来い。ダルタニアン。」
ロシュ先生、ダルタニアンを連れてその場から逃げ出しました。
そこへポルトスが駆けつけます。
「行かせるか!まずはオレたちが相手だ!」
このタイミングの良さ!どんだけカッコいいの!(すいません。笑)
アトスも加わりました。
「ダルタニアン!ここはいいからそのまま行け!あとで合流だ!」
走り出すダルタニアンとロシュフォール。
しかしリシュリューが言い放ちます。
「人質はロシュフォールだけではない!生徒全員をロシェルの牢に入れてあるのだ!
ダルタニアンを引き渡さなければ 明日の正午から生徒をひとりずつ処刑する。」
その様子を見ていたミレディ先生。
森の中、ダルタニアンを追って来ました。
「絶対に逃がさない… 私の宝石… 塔に眠る富と力…
絶対に誰にも渡さないわ…」
わー、このルートのミレディ先生はめっちゃ強欲魔人ですな。
せっかく策士の一面が見られたのに、これで台無しだ。(笑)
ロシュフォール先生とダルタニアン。
森の中で使い魔に襲われます。
ダルタニアンに、隠れていろ、とロシュ。
しかし、ダルタニアンはもちろん自分も戦うと言います。
「足手まといにはなりません。」「先生の背中、私に預けてください!」
次々と現れる使い魔に、果敢に挑む二人。
そこへミレディ先生が現れます。
「はぁ、はぁ… やっと見つけた…」
ミレディ先生にはダルタニアンが宝石としか映ってないようです。
ダルタニアンの前に姿を現すミレディ先生。
しかし背後に使い魔が。
ミレディ先生使い魔にあっさりやられてしまいました。
「ダルタニアン、今のうちに行くぞ。」
ロシュにこう言われたものの、目の前で助けを求めるミレディ先生に戸惑うダルタニアン。
ミレディ先生、ついに使い魔にとどめを刺されてしまいます。
「先生…!ミレディ先生が…!」
「うるさい。黙って走れ。」
+++++
隠れ家に辿り着くロシュ先生とダルタニアン。
「ミレディ先生を見殺しにするなんて…!」
ダルタニアンがロシュ先生をなじります。
「…うるさい。」
悪魔になればすぐに片付いたのに、どうして変身しなかったのかとまくしたてるダルタニアン。
「うるさい!」
ここでまさかの口封じですよ。ええ、言葉通りの。(笑)
「貴様を、守るためにしたことだ…」
悪魔の力を使うと、居場所が知られてしまうこと、ミレディはダルタニアンをダイヤの首飾りとしか思っていなかったことなどを話すロシュ先生。
「使い魔もミレディも…私にとってはそう大差ない…」
さすがにそれは言い過ぎなのでは(笑)、先生。
言葉が何も出てこないらしいダルタニアン。
ロシュ先生、ダルタニアンの口を塞いだ効果はてきめんですね。(笑)
「貴様はここにいろ。」
ロシュ先生、また出ていくつもりらしいです。
どこに行くのかと聞くダルタニアンに、いちいち詮索するなと先生。
「でも… 行かないでください…!」
一緒に銃士隊を待とうと言うダルタニアン。
しかしロシュは、銃士隊は私が同じ場所にいることを許さないだろう、と。
「銃士隊の三人はもうすでに先生を味方だと思ってくれてます…!
そうでなければアトスさんは あとで合流だ、なんて言いません!
勝手に一人で先生のところに向かった私に 合流しようなんて言いません!
私が先生から離れないってわかってるのに 合流しようなんて絶対に言いません!」
ダルタニアンの説得がまた光ってるわあ。
そして銃士隊(アトス)の懐のでかさにも感動するわあ。
ダルタニアンは続けます。
自分が先生を守る、私に嘘をつかせないでください。
先生が私に嘘をつかないように…私も先生に嘘をつきたくありません、と。
「…フン。貴様が私を守るだと?くだらんことを何度も何度も…」
どうやら、ロシュ先生は出ていくことを思いとどまったらしい。
落ち着いたところで、ダルタニアン、さっきのキスを思い出してしまったらしい。
口封じのアレです。(笑)
あれは何だったのか、聞きたいけど聞けないダルタニアン。
★選択肢
お腹、空きませんか?/さっきの…
「…さっきの、何だ?」
「…いえ、あの…」
結局聞けなかったダルタニアンですが、何を言いたいのか先生は悟ってくれたらしいです。
ふっと笑って、ダルタニアンに、こっちに来いと呼びます。
一緒に島の地図を見ながら、貴様は島を出たいか、とロシュ。
先生は出られないんですよね?とダルタニアンが言うとロシュ、
「私のことより自分のことを心配しろ。」
このセリフになんかちょっとキュンときました。
牢の中の生徒たちの様子。
アトスルートと同じように、ミレディ先生が亡くなったという情報をボナシュー君が仕入れてきます。
銃士隊が隠れ家に戻ってきました。
「待っていた。三人とも座れ。」
こんなときでも命令口調のロシュ。(笑)
ポルトスが、何だよ、オレたちに命令か?と軽く反発。そうなるよね。(笑)
アトスに座ろうと言われ、ポルトスも素直に従います。
「…私は長くリシュリュー様の下で働いてきたが、これよりダルタニアンの命を守るため敵となる。」
ついにロシュがリシュリューと敵対宣言。
「ただダルタニアンを…この者が殺されるのを防ごうと思うだけだ。協力し合えないか。」
「共に戦ってほしい。」
「手を組んでくれ。」
ついに頭を下げたらしいロシュ先生。
えええっ!
じゃあ最初から命令口調じゃなくて良かったのでは。(笑)
「俺たちは先生のことを理事長の部下ではなく…銃士隊の顧問として見ていいということですよね。」
とアトス。
「…その通りだ。」
先生の声がめちゃ嬉しそう。(笑)
「俺たちとしても先生の情報と采配は心強いです。」
「おい、アトス!今、決めたような言い方すんなよな!」
二人を助けに行った時点で手を結ぶつもりだったんだろ、とポルトス。
お前…裏事情はどうでもいいだろう、とちょっと恥ずかしげなアトス。
いやー、これ、今までで一番嬉しい展開じゃないですか!?
三銃士ルートじゃずっと敵だったロシュ先生が味方って!
これがあるべき姿だよね!本来、お互い敵である理由がなかったんだもん。
そんでもって、絶対こっちの方が有利でしょう!
+++++
理事長と黒装束男。
理事長が生徒たちを牢に入れたのは、生徒を全員殺せば、生徒に紛れているアンヌも殺せるという思惑があったかららしい。
それはあまりにも乱暴すぎないか?
とにかく理事長は、ダルタニアンを殺して首飾りをゲットする気まんまんです。
+++++
銃士隊とロシュ、ダルタニアンで作戦会議。
ロシュの目的はダルタニアンの命を守ること。
銃士隊の目的は、アンヌと生徒たちの命を守ること。
とにかく、理事長にダルタニアンを渡しさえしなければアンヌは無事だろうということで、一同合意しました。
理事長と全面対決しようと提案するロシュ。
生徒たちを島から出してしまえば、心置きなく悪魔になって戦えると言います。
「お前が理事長に剣を向けられるわけ、ねえだろ!?」
「ポルトス。私はできないことを口にはしない。」
先生、頼もしいねえ。
悪魔リシュリューの強さは、三銃士&ロシュ悪魔が結束して互角くらいらしい。
そんな強いんか!
生徒たちを逃がそうとしても、理事長の方を信じる生徒もいるかもしれないということで、銃士隊が今夜のうちに牢に行って、生徒たちを説得することになりました。
そして作戦当日は、生徒たちを誘導する者と、理事長を引き付ける者の二手に分かれる必要が出てきました。
「…ダルタニアン。貴様は生徒の誘導をしろ。」
「いえ。私は先生と一緒に戦います。約束したはずです。」
「はん!何の約束だよ!」ポルトスのツッコミがヨイです。(笑)
ポルトス曰く、理事長と銃士隊が戦ってる時にロシュフォールに後ろから攻められたらたまんないから、ロシュフォールとダルタニアンの二人に生徒の誘導をさせるのはダメだそうです。
まあ、完全に信じきれないのは仕方がないかな。
「私は後ろから襲うような卑怯な真似はしない。」
うん、しないだろうね、先生なら。
アトスはしちゃうけどね。(笑)
そんなわけで、ロシュフォールとダルタニアンが理事長を引き付ける役。
銃士隊が生徒たちを誘導することになりました。
隠れ家の外にいたロシュにアトスが話しかけます。
アトスにはバッキンガム塔の鍵が何なのかわかったらしい。
それ以上言うな、とロシュ。
それはそうと、先生が俺たちに頭を下げるなんて驚きました、とアトス。
ロシュ先生、それには答えず、ここを出るなら早く行けとそこを立ち去ります。
(先生…変わりましたね…)
アトスから見て、ロシュ先生は変わったんだ~。
正直私から見ても、あんまりわかんないんだけど。(笑)
やっぱり人間味が出たってことかな。
牢へ向かう銃士隊。
「ダルタニアンさん、明日は無理しないで生徒と一緒に逃げていいんだよ。」
「おい。ダルタニアンは親の仇の件もあるんだ。好きにさせてやれ。」
アラミスとポルトスのこのセリフ、それぞれの立場からダルタニアンを気遣ってるのがいいなあ。
+++++
アンヌとルイ。
銃士隊にダルタニアンとロシュフォールが加わったと知ったアンヌは、もうワタシに怖いものはないわと高笑いしてます。
何か腹立つな。(笑)
ルイはリシュリューを侮っちゃ駄目だよ、とあくまでも慎重。
+++++
隠れ家に残ったロシュとダルタニアン。
学園の敷地内に入るのは、夜が明けてからで十分間に合うと話してます。
「自分の部屋に戻りたいか?」とロシュ。
「…いえ。戻るなら…先生の部屋に戻りたいです。」
おいおいダルタニアン。正直すぎるぞ。(笑)
「…いいだろう。正午までに時間があれば私の部屋に寄ろう。」
ロシュ先生もちょっと嬉しそうです。(笑)
ダルタニアンはこのロシュの反応に驚いてます。
先生が私の意見をきいてくれるなんて、と。
先ほどの銃士隊への反応に関しても、先生が生徒を褒めるなんて、と。
アトスが、先生変わりましたね、って言ってたのは、このあたりのことかな。
★ここで選択肢。先生気付いてました?今日は…
ノエルなんですよ。/12月25日ですよ。
「…ノエルって家族とゆっくり過ごすんですよ。」とダルタニアン。
家族のいない者はどうするのだ、と聞くロシュにダルタニアンは答えます。
「大切な人と過ごすんです。今…みたいに…」
「…貴様…」
うわー、この貴様ほど恥ずかしい貴様はないぞ!(笑)
どうしても今日のうちに言いたかったとダルタニアン。
「明日、死ぬとでも思っているのか。」
ロシュ先生、勝利を確信した戦いしか挑むつもりはないぞ、と言ってます。
うわー、ここ、結末を知ってから見ると切ないなあ…。
ロシュ先生、ダルタニアンに一度だけ嘘をついたことがある、と不意に告白を始めました。
ダルタニアンの父親を殺してはいないが、それを証明するものは本当はなかった。
自分の疑惑を晴らすために、見張りの証言があるとリシュリュー様が嘘をついてくれたのだ、と先生。
ダル父に会った時、家族がいると一目でわかる室内だったから、翌朝まで猶予を与えたという先生。
「あの時…すぐにカステルモールを連れ去っていれば…
あの日、貴様の父親が殺されることはなかったのだ。」
「結果的に私が殺したことに変わりないのかもしれん。」
それでも、今のようなことが言えるのかと、ロシュ。
ダルタニアンは、それを聞いて良かったと言います。
「先生は…私とお父さんの最後の時間を作ろうとしてくれたんですよね。」
そして続けます。
「先生は心を持たないなんて言ってたけど 最初からあったんですね…
少しも悪魔じゃない。ずっと人間の心があったんですね…」
ここでダルタニアンは先生に、好きですと告白。
ようやく!ようやくか!!
しかも
「先生…キスしていいですか…?」
ダルタニアン、積極的だなオイ!そんなダルタニアンにうっかりキュンとしちゃったよ私!(笑)
やっぱりこのルートじゃ、ダルタニアンの方が動くんだなあ。
勝手にしろ、と先生。
しかし、どうも動きがない。(笑)
しびれを切らした先生。
「…何をしている。早くしろ。」このセリフもウケる。(笑)
「す、すみません…!自分で言ったものの動揺して…どういう風に、とか、その…」
気付くと先生が顔を赤らめてます。
わああ!初めて見た!ようやく!ここに来てようやく!(笑)
「…私を待たせるな……」
ハイ、スチル来ますよ~。
まあ、ここから先は、実際にゲームしてのお楽しみということで、割愛させていただきます。(笑)
ロシュ先生曰く、酒がないから眠れないらしい。(笑)
そんなわけで、二人で暖炉に当たります。
火が消えそうだ、と先生。油断するとすぐ消える。って、何かの比喩かな。
ダルタニアンは言います。
先生の大切なもの、捨てさせてごめんなさい…
今まで信頼してきた大切な人を…その思いを捨てさせてごめんなさい…
「…私がそう…したかったのだ。」とロシュ先生。
長すぎてエラーになりました。(涙)
→終章は
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