一応、初期は中学~高校生の頃。
当時は平日はもちろん、休日も部活とか人付き合いとかで、今みたいに家にいる時間はほとんどなかったんですけど、そんな貴重な休日とかをまるまる1日つぶして音楽編集の日を作ってました。4,5か月に1度くらいのペースで。
つまり、朝CDをレンタルしに行く→テープに編集する→夜CDを返しに行くという一連の流れなわけです。
これだけ書くとたいしたことないですけどね。それなりに1日がかりの濃い作業でした。
まず大前提として書いときますと、我が家(というか我ら3姉妹)にはCDは買うものだという認識がありませんでした。CDはレンタルするもんだと。
さて、休日の始まりです。
なんてったって田舎ですから。車がないとレンタルショップにも行けないわけですよ。(笑)
まあチャリでも行こうと思えば行けたけど、とても1日2往復とかする気力はナシ。というわけで親の力を借りるわけです。朝から予約しておくわけです、今日行ってね(つまり2往復してね)と。
もちろん即日返却が鉄則。予算的にだいたい1回10曲前後でしたかね。姉妹で出し合って。(笑)
借りてきた曲を、いよいよテープにダビングです。
これまたそれなりのこだわりがあって、まず、男性シンガー女性シンガーができるだけ交互になるように順番を考えます。さらに1曲ごとの時間を計算して、表裏に隙間なく入るよう順番を考えて入れるわけです。
だいたい60分テープを使用。片面30分。最後に空白ができるのが嫌だし、曲が切れるのも嫌だし、というわけで、緻密な計算をして、ぴったり入るように順番を考えます。片面30分と言っても、だいたい1分くらいは余分に入れられるようになってますので、そこももちろん計算に入れます。(細かいな~)カップリング曲でだいたい調整可能です。ホントどうでもいいこだわりです。
その合間にカセットレーベルを作成。当時、「レタリング」というこすって貼るフォントシールもマイブームでして、タイトル部分はだいたいそれを使用してました。
あとは何と言っても歌詞カード。レンタルショップに向かう途中のスーパーでコピーするか、手書きで書いてました。
余裕があったら、後日清書したりもしてました。
大学生になってワープロを手に入れてからは、いちいちワープロで書き溜めて小さい紙に印刷したりもしましたねえ…。5~60曲くらいかな?もっとあったかも。そのくせ、結局作ることに意義を感じるんで、作った後は活躍の場がなかったような気もします。
その歌詞カード群、まだ取ってあるはずなんですけど…とにかく力作です。まるで1冊のミニブックのようです。アホのように時間かけて作ってしまったんで、どうにも捨てられません。困った。
発見しました。
85枚×2冊ありました。(苦笑)
B5の4つ切りくらいのサイズです。
まあ、とにかくそんな感じでテープ作りに無駄な情熱を費やしてました。
大学卒業するくらいまでは、ずっとこんな形式でやってたと思います。
自分でもこれはかなり時間の無駄遣いなのではなかろうかとうすうす気付いてはいたんですが、元来の性分でやめられませんでした。アホです。
カラオケブームも去ると同時に情熱も消え、レンタルすらしなくなりましたけど。やめるときは意外とあっさりですよね。苦労して作ったテープも、数年前に全て捨てたし。
なんか当時は一生モンくらいのつもりで作ってたんだろうなあ。しかし儚かった。(笑)
やめたモン勝ちなんだよね、結局。このサイトに関しても言えるけど。(笑)
…ああまたも意外と力作な記事に…。