作詞作曲:北川悠仁
アルバム「1 ~ONE~」収録 04年
わりと説教くさい歌ではあるんですが(笑)、Cメロ(?)の歌詞にドキッとさせられます。
♪生きられるのに死んだ人がいる
死にたくないのに死んだ人がいる
生きているのに死んでる 死んでる人がいる
初めてこの曲を聴いた時、実は結構斜に構えて聴いてたんですが、このフレーズでいきなり打ちのめされました。
あーこれ、自分のことだなー、言われちゃったなーと思って。
何度か聴いてるうちに、逆に、こんな歌詞を書ける北氏はきっと精一杯生きてる人なんだろうなと思うようになり。
そういう人が今の日本にもちゃんといるんだ、ということに驚き、嬉しくもあり。
♪同じ夢ならどうせ 果てしない夢がいい
諦めてごまかして 言い聞かせてゆくよりも
vol.4「わだち」の時にもちょっと触れましたが、北氏は無邪気で明るい人のように見えて、実はすごく感じやすい人みたいなのですね。
(あくまでもこれは、その時その時のファンの人たちが感じ取ったものを、私がネットで貪り読んだに過ぎないのですが。)
「ゆず」として活動していくことに常に悩み、でも逃げたりせず、不器用に真正面から壁にぶつかり、時には木端微塵になり。でもその度に必ず何かを吸収して、少しずつ強さを手に入れてきた。北氏というのはそんな印象なのです。
まあ、北氏の書いた曲を辿ってみると、その成長の過程はかなりわかりやすく表れてるんですけどね。(笑)
♪命果てるまで 灯火が消えるまで
強く もっと強く 魂を焦がしたい
魂を焦がすほど、精一杯生きられたらいいですよね。いや、生きていくのが義務…なんですよね。
北氏はもうこの域に到達してるんだろうか。
それとも目指してるとこなんだろうか。
まだまだ成長を続ける北氏から、とにかく目が離せません。
…今回の文章はかなり恥ずかしい。(笑)