作詞作曲:北川悠仁
アルバム「ゆず一家」収録 98年
お久しぶりの一記事一曲のコーナーです。
この曲については先月末からもうずっと書きたかったのに、なかなか腰を据えて書く時間が取れなくて。
まあ、この曲はマイベストに惜しくも選ばれなかった候補曲だったわけですが、その理由として、歌詞がほんのちょっとだけ他人事として響いてくるというのがあったんですね。
曲の雰囲気とか、もう、全てが好きなんですけどね。
それがですね、先月末のラジオ・スクールオブロックのゆずLOCKSでこの曲が流れて、ワタクシ思わずウルっときてしまいました。
自慢じゃないけど、私、ドラマ見ては泣き、マンガ読んでは泣き、と、わりと涙もろい方だとは思うんですが、唯一、歌で泣けたことってないんですよ。本当に。どんな曲でもウルっとすらしたことがなかったんですよ。
まあ、卒業式だとか、子供たちの合唱だとか、そういうシチュエーションに泣けたことはあったんですけど。
ラジオでは、ちょうど「青春の呼魂(コダマ)」というコーナーでここ数週間、不登校の女の子のスペシャルをやっていて、その子がみんなの励ましによって、卒業式に出る勇気が出たという流れだったんです。
そこでこの曲。
♪そんなに泣かなくていいんだ そばにいるよ
だから自分の足で歩こう
君の泪はいつか大粒の雨になり 大地を固めるのだから
♪長い長い道のりの中には 躓くこともあるだろう
心を踏みにじったり弄んだり そんな奴らに構うことはないんだ
夜明けがもうすぐ君のことを 待っているから
♪そんなに泣かなくていいんだ 笑い飛ばそう
そこにはみんながいるから
君の泪はいつか優しい雨になり 綺麗な花を咲かすのだから
って、全てを引用してしまいそうなイキオイですけど。
まさにこの女の子のために作られた曲なんじゃないか、と思ってしまうほどのハマリっぷりでした。
ここで初めて気付く私もナンだけど、これって応援歌だったんですね。
そう、応援歌っていうのはやっぱり中高生にハマるんですよ。
…うーん、やっぱりシチュエーションに泣けたのか?私は。
私、この呼魂のコーナーを甘く見てました。
でもね、やっぱね、こういうのはゆずに合ってる。
彼らは人を励ます力を持ってると、今回心底思いました。
曲もそうだけど、曲だけじゃないその溢れ出る人柄がね。
その力を、やはり存分に発揮してもらいたいもんです。
青春ティーチャーゆず…。