忍者ブログ

*admin*

EDの風車

アニャエトラ別館

三銃士サイト「アニャン氏とエトセトラ」の別館。サイトの裏話とか独り言とかマイブームとか。

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

覚書(3巻)

そんなわけで、思いのほか手こずった3巻。
原作ご愛読の皆様には今更と思われる覚書第3弾です。
今後はこうして1巻ずつ書いていくことにしよう。(自分のために)
また半年も経てば忘れてる可能性大なので、これ見て思い出します。
ダルタニャンのセリフに矛盾発見。(3-3)
「おい、伯爵(ローシュフォールのこと)、かれこれ22年まえ、きみとマンで会ったときより、もっと若々しいガスコーニュ魂を持っているんだぜ」
そしてその直後。
「おれは相変わらず銃士隊の副隊長、よくよく数えてみると、もう21年になる」
これだと、上京して1年で副隊長になったみたいですが、実際は、上京したのが18歳、副隊長の辞令をもらったのは21歳だったと思うぞ。


ダルタニャンのこのセリフに注目。(3-3)
「このローシュフォールという男は、おれより人間ができているのかも知れない」
できてるなんてもんじゃないよ!
この章のダルタニャンときたら、5年も入っていた牢獄から出てきたばかりのローシュフォールに、愚痴った上に慰められ励まされ、マザランへの口添えまで約束させちゃってるんだから。
アンタ…むしろ慰めて欲しかったのはローさんの方だと思うぞ。
そんなわけで、原作ローさんの株が最近私の中で急上昇です。ホントいい人だ。
全ての行動にお人好しが滲み出ている。


アンヌとバッキン論の結論。(3-4)
「この聖なる宝物(バラの小箱)にかけて誓います。わたくしはバッキンガム公爵を愛しておりました。でも公爵とわたくしとのあいだには、なにひとつやましいことはなかったのです!」
ヤベっ、アンヌ太后、愛してたってはっきり言っちゃってる!(笑)
アホな恋人ほどかわいいってことかしら…。死んだ人間は神聖化されるしネ!(往生際が悪い)


バザンの描写(3-8)
今まで気付かなかったけど、第二部(以降)のバザンって結構ずんぐりむっくりしてるんですね…。(←今回初めて描写通りに想像してみたらしい)

アラミス(3-10、11)
改めて、第一部の彼とは別人ですね。こっちはこっちで魅力的ですけど。
◇ダルタニャンとポルトスの会話(3-29)
「坊主になってからのアラミスは、どうも臭いよ。どんなに人が変わったか、きみには見当もつくまい。司教になるために、ぼくたちがいては邪魔だと思ったら、さっさと片づけるつもりかも知れん」
「なるほど、アラミスならやりかねないだろうな」

ポルトスまでも認めちゃってるし!
それにしても第一部のアラミスは素直でかわいかったよな~。いちいち顔を赤らめてさ。


ジュサック(3-13)
「ジュサック隊長」だって!
やっぱジュサックも護衛隊長なのかなあ。
でも、何かカヴォア殿とかラ・ウーディニエール殿とかに比べると、格下な感じがするんだけど…。
隊長は隊長でもいろいろあった、とか?


ポルトスとムースクトン(3-13、14)
「やっこさん、おれが大好きだから離れては行かんだろう」(byポルトス)
たいしたうぬぼれだわい、とダルタニャンが突っ込みますが(心の中で)もちろんこんなこと言ってるポルトスも、ムースクトンが好きですしね。
とにかくこの二人の相思相愛っぷりがたまらない。


ラウル(3-15)
それにしてもラウルに関する記述はネタバレにもほどがある。(登場人物紹介、注釈とも)

アトスの年齢の矛盾(3-16)
この章ではアトス49歳ということです。ダルタニャンは40歳。
第一部でダルタニャン21歳の時、ミレディー26,7歳、アトスはミレディーより9歳年上ということでしたが(アトス自身の発言から)、そうすると明らかに計算がおかしくなりますね。
第一部のミレディーの年齢が間違ってたのかなあ。
それともアトスの記憶(ミレディーと9歳差という)が間違ってたのかなあ。
むしろ両方とも間違ってたのかも。
それよりもむしろ、今のアトスがサバを読んでるのか?


二通の手紙(3-17)
ダルタニャンの前でアトスに届いた手紙、一通はアラミスから。
もう一通は誰からだったんでしょうね。
細長くて乱れた字は女の書いたものらしい。
アトスも、読みながら何度となくはっとしてますしね。
シュヴルーズ夫人ってことはないですよね。この時はまだアトスのことを知らないはずだし。
では、モンバゾン夫人からのボーフォール公救出依頼の手紙?
そういえば、ローシュフォールが自分より一足先に訪ねて来たのだろうか、とダルタニャンが予想してますが、それでグリモーを連れてったんだとしたら辻褄が合うし。とすると、モンバゾン夫人から今更手紙は来ないかなー。
誰からだったんだろ。他に目ぼしい女性が見当たらないなー。


ラウルのビックリ発言(3-22)
アトスがシュヴルーズ夫人に会わせようとしたときの一言。
「まさかお見合いをするわけでもないでしょう」少年は笑いながら答えた。「ルイズと約束があることはご存知のはずですから」
ヤツはこの時すでに本気だったのか!重傷です。


ムストン
ポルトスもダルタニャンもムストンと呼んでいるけど、地の文で「ムースクトン」なので、定着しやしない。

以上。

拍手[0回]

PR