1巻
1~2巻はほぼアニメも原作通りですね。
重箱の隅をつつく感じになっちゃうな。
◇三橋君のセリフ
アニメで聞いた調子そのまんまの書かれ方だなーと。こっちがオリジナルなんだもんね。
声優さん、ホント上手く表現したもんだ。
◇阿部君の髪
アニメのあのイガイガの髪はいかがなもんかと、ちょっと思ってたんですが(笑)、原作の方が自然な感じかも。
◇ストライクゾーン
高校野球の世界では2分割が限界なんですね。知らなかった。
三橋君の9分割は相当スゴイってことが、マンガ読んでよくわかりました。
◇目をそらす阿部君
三橋君がモモカンにケツバットされた後、「う… ここで エースに…」とつぶやきながら阿部君の顔を見るんですが、次のコマで阿部君は三橋君からスっと目をそらしてた。
ここは確かアニメではスルーされてたよなー。
阿部君は、この時点では完全に三橋君の性格に関しては諦めてたんだろうな。
そんでもって三橋君にしてみれば、見捨てられた気分になったろうな~。それでこの後、三星戦まで眠れなくなるわけだ。
◇千代ちゃん
原作の方がところどころ色気がある気がする。(細かいな)
◇沖君と泉君
マンガで見る限りでは、沖君のほうが泉君より可愛らしく描かれているような気がする。
泉君はまさにニキビ面の野生児って感じなんだよなあ。アニメでカワイイ系に抜擢されたよね、泉君。(笑)
ちなみに、3打席勝負の時沖君の姿が全く見られないのは、まだ入部してないから?
てか、合宿所では確実にいるはずなのに、ほとんど沖君の姿が見られない。忘れられてる…?
◇手ギュー
モモカンに手を握られた阿部君。
「私のしたこと 三橋君にしてごらん」と言われ小さく「え~~」と抵抗してた。
そら、ふつーに考えればイヤだわな。(笑)
◇幼児にとっては、瞬間視・周辺視はあたりまえ
へえ~。わざわざ能力を眠らせてたのか~。
◇周辺視野のタイム→打順決め
田島君のぶっちぎり1位。
「スバラシイー なんかもう スガスガシー」とバックで言ってる水谷君、泉君、栄口君の感想がヨイ。
三橋君は(やっぱり)一番遅かったんだね。(本気でやってなかったとモモカンに言われてたけど)
◇花井君の独り言
「いつの間にか ズイブン三橋を気に入ったんだな」(by花井)
さりげないモノローグなんだけど、核心をついてるなー。
◇モモカンの独り言
「こりゃ二人でいなくなってた間に 絶対なんかあったぞお」(byモモカン)
モモカンは何でもお見通し。
モモカンのこういうモノローグが、アニメではわりと省かれがちかも。
◇話しかけても 目が合わない男…
栄口君がこの頃、三橋君をこう感じていたからこそ、のちに「目が合うようになったなあ」としみじみするシーンがさらに生きてくるわけだ。
◇芸のないリードでも打てなかった人
阿部君への、作者のツッコミ。これがあると、阿部君の思いあがり(笑)をちょっと戒めてる風でヨイな。
◇畠君が打ち上げたフライを、ミットを横へ弾いて(?)取る三橋君
ちょっとカッチョいー。
2巻
重箱の隅つつき過ぎですか?(笑)
◇表紙カバー裏
ガキ大将だった叶君か!カワイイ~。
この時は、三橋君「修ちゃん」って呼んでたのに、いつから「叶君」になっちゃったんだろ。
この叶君の回想は、西浦との試合が終わった後のことかなあ。
試合中は、こんなこと考えてる余裕はなかったもんね。
◇シガポと千代ちゃん
セクハラ発言も笑って許せるほどとは、相当仲いいなあ~。
◇顔に縦線
「…オイ 叶に同情してねェだろうな」(by阿部)
ここで阿部君の顔に縦線が入ってる。そしてあの本気の呆れ顔。
こっちはお前のために試合に勝とうとしてんのに、お前は叶に同情してんのかよ!っていうことだろうな~。
アニメでは、単に三橋君をつついただけだと思ってたんだけど、三橋君の心が三星に傾いてるのを本気で心配してたんだなー、阿部君。
◇ヒイキ
「他にもイロイロ… うあ~~!! 思い出して腹立ってきた!!」(by吉)
クン付け以外に、どんなヒイキをされてたんだろ、三橋君。
◇オレを選ばせてやるぜ
このセリフ、マンガじゃ普通に熱血野球少年って感じだ。不思議。
アニメでは、何であんなにねじ曲がって聴こえてしまうんだろう。(笑)
他の、アニメではやらしく感じた(笑)セリフの数々も、マンガだとさらっと読めちゃうなー。
◇こんどはガッチリ
水谷君、こんなとこで密かにリベンジしてた~。カワイイ!!
◇悲願成就
「お前一人でさみしくねーのかよ!」という叶君の問いかけに、阿部君を見て「ないっ よっ」と答える三橋君。
アニメでは、西浦みんなを見てたんだけどなー。
まさに阿部君が「オレを選ばせてやるぜ」を実現させた瞬間であった。(笑)
ちなみに、「お前のキャッチャーは オレだ!」は、原作にはないアニメオリジナルのセリフか!!
◇教えちゃった
三橋君にまっすぐのクセが出てたと教える畠君。周りが「あ 教えちゃった」という反応。
畠君、すっかりいいヤツだ。
◇当然と思っているのでキョトン
「試合は負けたけど 投手としては叶のほうが上だからな!」の畠君の言葉に対して。
三橋君、ホントサッパリしてるよなー、こういうとこ。
◇花井君
三橋君が寝てしまったとこにやってきた花井君。鴨居に頭ぶつかりそう。
背ェ高いー!さすが181cm、古い家屋だとこうなるんだね。
◇母とのスキンシップ
世話が焼けると思いながらも、やっぱり一緒がいいと息子を抱きしめる三橋母。
この子育て法が、三橋君のようなキュートな息子を生み出すわけだね。(笑)
◇食い意地の張ってる三橋君
おにぎり食ったあとの肉まん2個。栄口君が「そだちざかりかな」との感想。
◇栄口君
「勝ったんだぜ! かっこわるくなかったよ!」の栄口君が、アニメとちょっと印象が違う。
ちょっとやんちゃっぽい雰囲気で、カッコイイ。
◇足もとにヘビ!
の千代ちゃんの驚いた顔のアップがかわいー!逆立つ(?)髪がツボ。
◇フニャフニャ水谷君
「オレは抜こうとして抜きすぎて フニャフニャすんなっておこられたスよ」って、すげー「らしい」発言。
◇「リラックス=集中」講座
これは原作はわかりやすいな!
これを読んで、個人的に仕事での集中力がちょっとだけ身についた私です。
◇真っ赤になって街中をゆく西浦ーぜ
これって恥ずかしいのは最初だけだよね。慣れればどってことないよね!
◇「微妙な試合」発言by阿部
原作の流れの方が自然だなー。
アニメでは、球場に着く前に、自分達が見るのが武蔵野第一の試合だってことわかってたもんね。
◇マネジだもん
阿部君の名前が「タカヤ」だってことを知ってるのは、マネジだからというよりは、同じクラスで同じ部活なら、この時期もう普通に知っててもおかしくないんじゃなかろーか。
…と、個人的には思ったんですが。
花井君、水谷君、名前まだ覚えてない方がヤバくない?
3巻
さあ、いよいよここからですね~!
◇泉君の反応
噂の「ま○゛いプロテイン」エピソード。
取り乱した巣山君に、泉君のこの反応。
「いつも冷静な巣山が…」
「すやまが こわれたっ(泣)」
そして、モモカンに勇気を出して震えながら物申す水谷君に対して
「ムリすんな(汗)」
このちょっと客観的な反応がいいなー。
◇フェンスの向こうは公式戦中
これも泉君のセリフだったんですね。田島君のは泉君のウケウリかー。道理で。
アニメで田島君の口から聞いたとき、すげー違和感だったもん。常識的過ぎて。(笑)
◇阿部君のストレート講座
「これでもかってバックスピンきかして
たいしてスピードのせなくても すげえ耳障りな音がする」(by阿部)
しかも阿部君曰く、ストレートのような回転数の多い球というのは「あたれば飛ぶ軽い球」だそう。
そこまでストレートが嫌いなわけではないと思うんだけど、全ては三橋君へのエールなのだね。
「お前ボール持ってんだろ ちょっと貸してみ」(by阿部)
「うはっ お前 それ いつもかっ」(by水谷)
ここもいいなあ。
いつもボールを持ち歩く三橋君。(しかもユニホームの腹の中に)さすが…。
そして、それを知っている阿部君もさすがだ。
「野球は 回転数やスピード競うゲームじゃねェ
多く点とったほうが勝つゲームだろ」(by阿部)
このセリフもいいなあ。愛だなあ。(笑)
これで、あとで三橋君が「オレと榛名さんの勝負じゃない 野球はみんなでやるんだ」って思い至るわけですね。
「…うん そう だけど…
100人いれば100人が…… オレより 榛名……サンを 欲しいっていうよ」(by三橋)
でも、三橋君がこう思うのも無理はないんだよなー。
ま、101人目で阿部君が選んでくれるからいいんじゃない?(笑)
◇おまけ1.マネジのとくぎ
ボールを持ち歩く三橋君に対し、過去3年分の対戦表とオペラグラスを持ち歩く千代ちゃん。
根っから高校野球ファンなんだなー。
そして、桐青の利央君を見て「スゴイかわいい子」発言。そのマイペースさがいいね。
◇桐青の面々
「メオトマンザイはキモイからやめてください」(by利央)
これを見てると、桐青戦での河合君と高瀬君の信頼関係具合もわかるね。
しっかし、1年2年3年で仲がいいなー。(オマケ9Pによると、エスカレーター組で中学からの付き合いらしいですね)
◇手書きの1番
周りの反応が面白い。
泉「うん」
花井「うん お前んだ(汗)」
栄口「だーれもとらないよー(汗)」
一同「いいのか!? そんなんでいいのか三橋!?」
そんなんで良かったわけです。(笑)
田島君と三橋君は、思考回路が似てるんだなー。
ここで、良識ある栄口君が「親が見たらイジメだと思わねーかなー?」と心配を。
◇沖君の心境
唯一のサウスポーということで、投手経験者。
モモカンに投手経験を問われ、本人は「性格的に向いてない」と思ってるんだけど、ここはチームのために、勇気を振り絞る沖君。
投手をやろうと腹を決めた沖君はなかなかオトコマエです。
でも、せっかくの見せ場なのに、アニメでは軽く端折られてた。(涙)
◇花井君のモモカン感
「これがカントクのシシツか」(by花井)
沖「…あれは田島が単純なのかな?」
花井「やあ 田島は操縦ムズカシー類だと思うぞ 手ェはなすと一目散にどっか行っちゃいそうな」
沖「では やはしモモカンが…」
花井「あの女の性格は才能だ」
花井君、ここにきて「あの女」呼ばわりっすよ。
でも、監督としては誰よりも一目置いてる気もする。
◇投手がもう1人欲しい理由
「(何度でも言う)(汗)
“練習試合を”“ダブルで組むには”“投手が2人いる”んだ
それから お前なんかフラフラーッと転んでケガとかしそうだろ
あと左打席! 死球が右側に当たるじゃねーか こないだプロテクターしてなかっただろ!
寝ないで試合とかももうナシだぜ!
よくねろ! よく食え! 酒 飲んだヤツの車には乗るな!
(ハア フウ チョーズレタ)」(by阿部)
つくづく、愛あるお言葉の数々だなァ。アニメではちょっと端折られてた。
ここから先の、捕手ももう一人、という問題についても、愛の溢れる言葉で三橋君を説得していきます。ここの二人のやり取りは大好き。
◇モモカンのモノローグ
「キャッチャーの良し悪しをいう時
肩 フットワーク それから 頭の良さ なんかが注目されるけど
投手の力を引き出すためには コミュニケーション能力が重要なのよね
高1の男子に どこまでそんなもの求められるのかわからなかったけど
ああいう返事をさせられるなら この段階では言うことナシだね!」(byモモカン)
阿部君大絶賛のモモカン。
ホントにすごいヤツだよなー、阿部君は。ちょっと間違った方向に走ってる気もするけどネ。(笑)
その後の田島君絶賛から、花井君沖君の投球、三橋君、西広君、他にもいろいろ…と、夢を膨らませていくモモカン。選手達を育てることに、そして育っていくことにワクワクしている。楽しそうだなー。
◇プロテイン争奪☆試合予想結果発表
上位に入った水谷君と巣山君は抱き合って喜んでます。そんなに嬉しいか。(笑)
下位の三橋&田島&阿部。ま○゛いプロテインに苦戦していると、花井君が助太刀。三橋君と田島君のためにプロテインをくだいてあげるなんて、なんていいママっぷりなんでしょ!
これが主将へのフラグかー。
◇主将決め
前回アニメ語りでも取りあげたとこですが、原作にはさらに追加の理由が。
「縁の下の力持ちをやっても くさらずにいれる自信を持ってて
下の者を放っておけない ムシロ放っておくほうがストレスになるような――……」
これは納得ですね、花井君。
そして、花井君による副主将指名。
「同じクラスから1人 そーだんがラクだ 阿部!」
ここで、7組の3人目である水谷君が顔を赤らめ「あはっ」という反応。
水谷君、ドンマイ!(笑)
◇おまけ9P
夢のような企画でした。
おお振りの誕生するまで、が面白かったな。
作者、ドカベン愛読者だったんだ~とか、やっぱ10数年かけて温めてたんだ~とか。
阿部君の名前のエピソードとか。
あと、三橋君の犬克服計画とか。ゴキブリは平気とか。これが表紙のカバー裏に続くわけですね。
◇基本のキホン!
本編に比べて、ちょっと不思議な雰囲気の漂ったマンガという印象。
榛名君も、榛名君なりに熱い男だったんですね。ちょっと見直したかな。
でも、阿部君との過去の話は、この後に描かれたわけで(設定はあったんでしょうけど)、この話で、こんだけ勝ちを目指してる人が、中学時代はやる気のない試合してたってのが、イマイチピンと来ないなー。
阿部君との経験の中で、得る物があったってことなのかな。
どうでもいいけど、カグヤン、目ェでかいな。
というわけで、続きはまた。