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フライヤ++++
「今後、ダガーの身に何かが 起こらないわけがなかろう!!
ジタン
「分かっているさ…
「だけど、オレに何ができるんだ?
「大事なひとにやさしく声を 掛けることすらできない…
「守り通すことだって できるかどうか…
「ましてや、その大事なひとが女王様となりゃ 守ってくれる騎士はいっぱいいる…
「オレの出る幕じゃないね!
ビビ
「ねえ、ジタン…
「ダガーのおねえちゃんは ジタンと会ったら、きっと喜ぶと思うな…
「だから…、会いに行こうよ!
ジタン
「ああ…
「でも、すぐに城を出るからな
ビビ恋に悩むジタン君。
「どうして、ジタンはおねえちゃんに 何も言わなかったの?
ジタン
「言葉が…
「オレの言葉が…
フライヤ
「言葉がどうしたのじゃ?
ジタン
「オレの言葉が何も出てこないんだよ!
「ダガーに会ったら 話そうと思ってた言葉があったんだけど…
「それは、ぜんぶウソだった! それは、オレの言葉なんかじゃなかったんだ!
「『がんばれよ、ダガー! 陰で応援しているからな!』
「『困ったことがあったら いつでも相談しに来いよな!』
「ぜんぶウソだ! オレの言葉なんかじゃない!!
「オレの…言葉なんかじゃない…
ジタン*アレクサンダー召還後
「ここからはオレひとりで行く! みんなは他のひとたちを助けに行ってくれ!
ビビ
「ど、どうしたの、ジタン? ボクも一緒に行くよ!
ジタン
「今のオレの頭の中は、ダガーのことでいっぱいで…
「ダガーのことだけで、他のことは考えられなくって…
「そんなオレが、みんなを守るなんて…
「自信が無いんだ…
サラマンダー
「チッ、なさけねえやつだ、一緒に来るんじゃなかったぜ…
「まあ、こんなところでくたばるおまえじゃないだろうけどな…
「あばよ…
フライヤ
「ジタンよ、私はおぬしのそういうところが好きじゃ
「だが、ひとりの人間を守ることは 決してたやすくないぞ、ジタン!
ジタン
「分かってるよ、フライヤ…
フライヤ
「さ、ビビよ、あとはジタンにまかせるのじゃ!
ビビ
「え? でも、ボク…
シド
「ああ言っとるんじゃ、ここはまかせておくブリ
ジタン
「ビビ…、分かってくれ…
「ひとを助けるのに理由が必要か? ひとが生きるのに理屈が必要か?
「そんなもの必要無いだろ? いまのオレは、そういう気持ちなんだよ!
ビビ
「ジタン…、なんとなく分かったよ きっとおねえちゃんやエーコを助けてね…
ジタン*リンドブルムにて
「ダガー、無事だったんだな
「いや~、今回ばっかりは オレもちょっとヤバかったぜ…
「でも、もう大丈夫! 心配かけて悪かったな
ダガー
「…
ジタン
「…どうかしたのか?
ダガー
「…
ジタン
「あ~、ひさびさにオレに会えたから ちょっとてれてるんだな?
「いや~まいったねコリャ…
(…オレ何か悪いことしたっけ?)
「あ、あのさ、何か気にさわったんならあやまるよ
ダガー
「…
ジタン
(そうか…ブラネが死んでからここまで いろいろとあったからな…)
(…ちょっと元気づけてやるか)
「なあ、ダガー 狩猟祭のときのデートの約束覚えてるかい?
「約束どおりにさ、デートしてくれよ きっと気晴らしになると思うぜ
ダガー
「…
ジタン
(…ひょっとして きらわれてる…かな?)
(…とりあえず そっとしておいてやるか)
「ま…まあ、誰だって ひとりになりたい時ってあるよな
「ゴメンよ…気がまわらなくて
「じゃ、また今度な!
ダガー
(…ジタン、気をつかってくれてるのね…)
(ありがとう…)
ジタン
(…今はそっとしておいてやるか)
ジタン*ヒルダガルデ1号にて
「…おまえたちだってそんなに差がないと思うぜ
ソーン
「今、何と言ったでごじゃるか!
ゾーン
「聞き捨てならないでおじゃる!
ジタン
「黒魔道士たちに心が無いというのなら、自分たちのハッキリした意志のないおまえたちも そんなに大差ないってことさ
「なんか間違ったこと言ったか?
ゾーン
「いずれそのへらず口を きけないようにしてやるでおじゃる!
ソーン
「後悔してからは遅いでごじゃるよ!
ジタン
「ま、とにかくオレたちは目的地に着くまで 一休みさせてもらうとするぜ
「(黒魔道士に)くれぐれも安全運転で頼むぜ
ダガー*アレクサンドリア城、ブラネの墓の前で
「でも、いまのわたしがどんなにがんばっても、きっと国民からは女王と認めてもらえないわ…
ジタン
「う~ん、そうかなあ?
ダガー
「わたしにこの国を守っていく資格なんてないの…
ジタン
「う~ん…
「あっ! そうだ!
「ベアトリクスからこれを あずかってきたんだけど…
ダガー
「これは…ガーネット?
ジタン
「そう、ガーネットさ… きれいな宝石だろ?
ダガー
「とても輝いてるわ…
ジタン
「その宝石はね… 最初はどこにでもある石ころだったんだ
「だけどその石は、こう願い続けた…
「『わたしは輝きたい!』
「その願いを手掛かりに、石は人から人へと渡り…
「そして今、ダガーの手の中で輝いているんだ!
「ダガーが輝く勇気を持ちさえすれば…
「きっといつか輝ける!
「アレクサンドリアが君を必要とする時は必ず来る 君がアレクサンドリアを必要とした時に必ず!
「あせらなくてもいいさ! 大切なのは輝きたいと願うことなんだよ!
ダガー
「ありがとう…
「わたし、あやまらなくちゃ… 中途半端な気持ちで一緒にいたいなんて言って
ジタン
「言葉は中途半端でも、一緒にいたいという気持ちが本当だったらいいさ…
ダガー
「ねえ、ジタン…
「また、あの時のあれを 貸してほしいんだけど…
ジタン
「あの時あれって?
ダガー
「あの時…わたしに大きな決意をさせてくれた…
「これを貸してね
「ジタン…
「今までのわたしを覚えていてね…
サラマンダー*イプセンの古城にて
「…おい、ジタン
ジタン
「…? サラマンダー、どうしたんだ?
サラマンダー
「俺にはおまえの考え方が理解できない 他の者と共に行動しようとするところがな
「俺は常にひとりで生きてきたし それを何も疑うことはなかった
「でもな、おまえを見ていると、おまえのやり方にどうしても納得できない
ジタン
「何が言いたいんだよ?
サラマンダー
「…どっちのやり方が正しいのか、ハッキリさせたい
「ここに封印を解くカギがあるという話だな?
ジタン
「ああ、そうだ
サラマンダー
「それをどちらが先に発見できるか、で勝負だ もちろん、俺はひとりで行くぜ
スタイナー
「サラマンダー! 貴様、ここまで来て何を勝手な!
ジタン
「おっさん、黙ってな
スタイナー
「し、しかし…!
ジタン
(…どうしたもんかね、こりゃ?)
行かせる
→行かせない
「…そいつはちょっと困るな
サラマンダー
「おまえが困っても、俺には関係ねえことだ
ジタン
「…
サラマンダー
「じゃ、お先に失礼するぜ
フライヤ
「…いいのか、ジタン?
ジタン
「まあ、仕方ないさ… それがアイツの考え方なら、な
「さあ、オレたちもさっさと行こうぜ! アイツに負けるのも悔しいしな
ジタン++++
「!!
サラマンダー
「遅かったじゃねえか 勝負は俺の勝ちだな
「そうやって他の連中といるから さっさと動けないんだ、ジタン
ジタン
「…で、封印を解くカギは見つかったのか?
サラマンダー
「多分あの壁がそうなんだろ? 調べてみたが、細かいことはわかりゃしねえ
「まあ、俺には関係のない話だけどな
ジタン
「どういうことだ?
サラマンダー
「自分が正しかったとわかれば、もうおまえについていく必要もねえさ
「次に会うときは敵同士かもな…
「じゃ、あばよ
エーコ
「なによあの人! アッタマきちゃうわ!
ジタン
「…それがアイツの生き方なんだろ? だったら、それでいいんじゃないのか?
「…オレたちも先を急ごう
サラマンダー来るものは拒まず、去るものは追わず。
「う、うう…
ジタン
「誰かそこにいるのか?
サラマンダー
「…ジタンか? …どうして戻ってきた?
ジタン
「サラマンダー? おまえ、どうしたんだ?
サラマンダー
「それは俺のセリフだ…
「次は敵同士かも、って言ったはずだぜ…
「それとも、俺をあざ笑いに来たのか?
ジタン
「妙なこと思いつくヤツだな…
「外に出たら、おまえがまだだって言うから、探しに来ただけじゃないか
サラマンダー
「…俺はもう おまえたちとは関係ないはずだ
「それに、他人のために行動することが、何かおまえのためになるのか?
「俺には分からないぜ おまえの考え方が、な…
ジタン
「おまえ、何言ってんだ? そんなもん、当たり前じゃないか
サラマンダー
「…当たり…前?
「自分の身を危険にさらしてでも、俺を探しに来ることが、か?
ジタン
「おまえが何をどう考えてるかは知らないけど、オレたち、ここまで何度も助け合ってきたじゃないか
「それが仲間ってもんだろ? 少なくとも、オレはおまえを仲間だと思ってるぜ
「それに、一度そう思ったら、そう簡単には自分の考え方を 都合よく変えられない性分なんでね
サラマンダー
「仲間…? それが、仲間、なのか…?
ジタン
「そんなもんだろ?
「さあ、こんなところで 無駄話してる場合じゃないぞ さっさとこっから出ようぜ!
ジタン*輝く島ヘ
「さて…全員乗り込んだし 後は輝く島へ…
「あれ? サラマンダーいたのか?
サラマンダー
「…これから輝く島へ そしてその先のテラへ…か?
ジタン
「ああ、エスト・ガザの近くだから たいして時間はかかんないだろう
サラマンダー
「…
「ひとつだけ教えてくれ… 何がおまえをそう動かしている?
ジタン
「何って…
もちろんダガーのためさ!
クジャの目的を突き止めるため
→わからない
「さあ…どうしてだろうな?
サラマンダー
「わからないで行動しているのか?
ジタン
「ちょっと違うな… 『わからないから行動している』かな?
「『わかる』ことは面白い…でも、『わかっている』ことはつまらない…だろ?
「輝く島へ、そしてテラに行けばきっと『わかる』さ!
サラマンダー
「…結局、勝った負けたにこだわるのなら…
「あの思考に負けた…そんなところか
ジタン*ブラン・バルにて
「ダガー…
スタイナー
「姫さま… おいたわしや…
ジタン
「クソッ!
フライヤ
「どうしたのじゃ、ジタン? 先ほどから、おぬしらしくもない
ジタン
「なんだよ、オレらしくって…
フライヤ
「…
ジタン
「すまない…自分でも なんだかよくわからないんだ…
「ただ、なぜか… 落ち着かないんだ…この青い光…
ミコトジタンの試練。
「仲間にお別れはしなくていいの?
ジタン
「ジェノムだか何だか知らねえが オレはここで産まれたんだろう?
「だったら…オレはガイアの人間にとって敵だってことだ…
ミコト
「ものわかりがいいのね?
ジタン
「かんちがいするな… オレはおまえらに味方なんかしない
「ただ…おまえらが… テラが、オレの身内だってんなら…
「身内の不始末は自分の手でケリをつける…それだけのことだ
ガーランド*パンデモニウムにて
「今から12年前になる… 私はひとりの優秀なジェノムを失った
「ガイアにつかわし、ガイアの魂の循環を乱すために作られた生命…
「それがおまえだ… よくぞ戻ってきたものだな
ジタン
「うるせえ!! オレが何者かはオレが決める!!
「おまえなんぞにどうのこうの 言われたかねえんだよ!!
ガーランド自分の存在意義は揺るがない…はずだったが…。
「どうだ…そろそろ 己が存在の意味がわかったのではないか?
「!?
ジタン
「わかってたまるかよ… オレはガイアで育ち、ガイアの人間と共に笑い、泣き、時を過ごして来た…
ガーランド
「そのような小さな時より、悠久の時を星と共に生きれば良い…
「おまえにはその力があり、世界があり、理由がある…
ジタン
「力も何も関係ない… もしオレに帰る世界があるのなら…
「タンタラスの仲間たち…ビビ…フライヤ…サラマンダー…クイナ…スタイナー…エーコ…そして、ダガー
「それだけじゃない多くの人々…あいつらと生きた世界だ!!
「もし理由と言うのなら、オレの大切な人々に悲しみをもたらしたおまえらを…
「テラをぶっつぶすのはこのオレだ! オレがテラにジェノムとして 生を受けた理由はそれで十分だ!!
オレハ…ダレダ?ガーランドに魂を抜かれ、器にされてしまったジタン。
ナニモワカラナイ…
ナニモカンガエラレナイ…
ジタン!!
アア…ソウヨバレタ
コトモアッタカ…
イロンナヒトガ
ソウヨンダ…
(エーコ)
ジタンはすぐ
カッコつけちゃうんだから!
アア、ソウカモシレナイ
(スタイナー)
いつもふざけおって!!
ソウダ、ソノトオリダ
(フライヤ)
それがおぬしらしいと言うことじゃ
オレラシイ…?
(ビビ)
ジタンと一緒に旅をしてて、
ボク、強くなれたと思うんだ…
ヤメテクレ!
オレハツヨクナンカ…
(クイナ)
おいしいモノ以外に
大切なモノ教えてもらったアルよ
チガウ!!
オレハナニモシラナイ!!
(サラマンダー)
それが仲間だということか?
ナカマ…
ナカマ…?
(ダガー)
ジタン!!
ワカラナイ…
オレハ…ダレダ?
(ダガー)
ジタンがいたから…
モウ…ツカレタ…
(ダガー)
どうしてジタンは…?
オレハ…モウ
カラッポノ、ウツワ…ダカラ…
「ジタン!!
だ、レダ…?
「起きてよ、ジタン!!
誰…?
「しっかりしなさいよ、ジタン!!
ジタン
「う…
ビビ
「あ、ジタン!!
ジタン
「ビビ…エーコ…?
エーコ
「よかった、気がついたのね! まるで死んじゃったように眠ってるから…
ジタン
「そうか…オレは…
ビビ
「心配したんだよ? ひとりで行っちゃうなんて…
ジタン
「…何しに…来たんだ?
ビビ
「え? そ、それはもちろんジタンを…
エーコ
「たいへんだったんだからね! ジタンがひとりで行っちゃって…
ジタン
「余計なことをするな…
エーコ
「え…?
ジタン
「これはおまえたちには 関係ない問題だ…
ビビ
「そんな!?
エーコ
「またそうやってカッコつける!! ジタンだけの問題なワケないでしょ!?
ビビ
「ねえ…ジタン 無理しないでいっしょに…
ジタン
「うるさい… ガキは…黙ってろ…
ビビ
「ジタン!?
エーコ
「ジタン…
ジタン
「…
エーコ
「ジタンってば!!
ビビ
「ムチャだよ、ジタン!!
ジタン
「ゴチャゴチャうるせえ… ガキどもだな…
「ガキにはわからねえ… オトナの世界ってもんがあんだよ…
フライヤ
「苦戦しているようじゃな
サラマンダー
「世話のやける奴だぜ、まったく
フライヤ
「ひとりで行くなどと… 無謀にも程があるのではないか?
ジタン
「…
サラマンダー
「人にはおせっかいやいといて てめえは自分だけで全て解決か?
ジタン
「助けてもらわなくても あれぐらいの敵、ひとりでなんとかなるさ…
フライヤ
「待たぬか、ジタン!!
サラマンダー
「…
ジタン
「!?
スタイナー
「どわ~~!!
クイナ
「アイヤーー!!
スタイナー
「これしきのことで やられはせぬのである!!
クイナ
「おいしく料理してあげるアルよ!!
ジタン
「スタイナー…クイナ… おまえたちまで…
スタイナー
「とぉりゃ~~!!
クイナ
「オアチャーー!!
ジタン
「おまえら…
スタイナー
「おそいぞ!ジタン!
スタイナー
「ふん!! あれしきの相手、軽いものだ!
クイナ
「ジタン、ワタシたち 置いていったらダメアルよ
「ジタンにはまだまだ おいしいもののところに 連れてってもらうつもりアルよ!
スタイナー
「まだ姫さまにふさわしい男かどうか、見極めが終わったわけではないのだぞ!!
ジタン
「もう、放っておいてくれ… おまえたちにこれ以上迷惑はかけられない
スタイナー・クイナ
「…
ジタン
「みんなそろいもそろって、おせっかいなバカ野郎ばっかりだ…
「けど…わかってるんだ… オレが一番、大バカ野郎だってことぐらい…
ジタン
「ダガー!!
ダガー
「これが…あなたの出した答えなの?
ジタン
「ダガー…
ダガー
「そうやって自分だけで 解決しようとするのね…
ジタン
「わかってくれ…みんなを巻き込みたくないんだ…
ダガー
「わたしたち仲間じゃないの!?
ジタン
「そう思ってる! そう思ってるからみんなを…
「オレはガイアの人間じゃない… ひとつ間違えばオレがアレクサンドリアを 破壊していたかもしれないんだぞ…
「そんなオレがのうのうと みんなと一緒にいられるか!?
ダガー
「…ジタンはいつも、わたしたちを見ていてくれたわ…
「でもジタンはわかっていない… わたしたちもジタンのことを見ていたってこと!
「ジタンがわたしたちを見ていたように わたしたちもジタンのことを見ていた!!
「ジタンがわたしたちを信じてくれたように わたしたちもジタンのことを信じていた!!
「ジタンがわたしたちを 守ってくれたように…
「守ってあげたいの…ジタンを…
ジタン
「ダガー…
クイナ
「その通りアルよ
「昔お師匠様に言われたアル… 『おいしいものをもらったら、おいしいものをかえす、それが礼儀アルよ』
「ジタンにはまだ、おいしいカエルごちそうしてないアル!
ジタン
「クイナ…
スタイナー
「貴様を黙って見送ろうものなら、騎士の名が泣く…それこそ末代までの恥!
「観念するのだな! 地獄の底までついて行くぞ!
ジタン
「スタイナー…
「へ…まったく、おせっかい野郎ばっかりだぜ…
スタイナー
「お互いさまなのである!!
ダガー
「それじゃ、行きましょう!!
「…と思ったのだけど… あれ? 他の4人は?
ジタン
「…もしかして、閉じ込められちゃったりとか?
クイナ
「そうかもしれないアルな…
スタイナー
「貴様が皆を置いてくるからだ!
ダガー
「そうよ! まったく…
ジタン
「あらら…
「わりいわりい…とりあえず、もどるとしようか…みんなでな!!
フライヤ
「!?
ビビ
「ジタン!!
エーコ
「ジタン!! 勝手に先に行っちゃうんだから、もう!!
ジタン
「すまなかったな… やっぱり…みんなの力が必要なんだ
ビビ
「もうおいてけぼりは、いやだからね
ジタン
「ああ…
フライヤ
「ふっきれたようじゃな…
サラマンダー
「行ったり来たり、忙しい奴だぜ…
ジタン
「けど、もう行くだけだ、ガーランドを止めるために…
エーコ
「そうだ! あのね…
「ブラン・バルから モーグリがついて来てくれたの!
モーロック
「休みたくなったら 言って欲しいクポ!
ジタン
「そりゃ頼もしいな! これでこの不気味な城も攻略できる
ビビ
「みんながいるからね!!
ガーランド全員のセリフを並べてみました。
「生と死すら超越した時… 生と死すら超越した世界…
「その中にあるべきなのだよ、我々は… 生と死すら超越した存在として!!
「ジタン… 再び問おう、おまえは…何者だ!?
ジタン
「ガーランド… 悲しいな、おまえは…
「オレたちは知っている… 完全じゃないオレを助けてくれる仲間がいる…
「それだけでも十分に 生きてる意味があるってこと!!
ビビ
「ボクたちいろいろ回り道したけれど、みんなで見つけることができたんだよ!
ダガー
「わたしたちは弱い生命かもしれないけれど、だからこそよりそいあえる! 助けあえる!
スタイナー
「本当の自分がどこにあるのかなどわからん! だがそれに悩む自分も間違いなく自分なのである!
エーコ
「大事なもの守るんだから! 大好きな人たちを守るんだから!
フライヤ
「過去を忘れようとするより、過去をも自らの糧として生きてゆくのじゃ!
サラマンダー
「力を追い求めるだけじゃ 見えねえものがあるってことさ
クイナ
「食べることはやめられないアルが、それ以上に、生きることはやめたくないアルよ!
ジタン++++
「ひぇっ!?
ダガー
「どうしたの? 変な声出して…
ジタン
「う、後ろ…
ダガー
「ただの目じゃないの? なんてことないわ、行きましょ
ジタン
「ただの目って…おい…
「…ずいぶんとダイタンにおなりになったことで…
「あ、あのさ、ダガー…
ダガー
「なあに?
ジタン
「その…なんだ、さっきのことなんだけど…
ダガー
「どうしたの、ジタン?
ジタン
「いや、見られてるような気がして 話しにくいもんだなあと…
ダガー
「もう! だから何? 急がないといけないんでしょ?
ジタン
「ええっとさ… さっき、助けに来てくれただろ…
「それで、なんていうか…その…
「うれしかったんだ…あんなふうに言われたこと、あんまりなかったしさ…
ダガー
「ジタン
ジタン
「カンシャしてるって言えばいいのかな? いいや、違うな…ええと…
「ありがとう…
ミコト++++
「でもガーランドもテラももう滅ぶ… それなら私の存在はどこにあるの? なんのために私は生きているの?
ジタン
「…オレも思ったさ、オレは何のために…って
ミコト
「…わかったの?
ジタン
「わからねえな… わからないけど、もしかしたらそれを見つけるためにも生き続けるしかないのかもしれない…
「それはとてもつらいことかもしれない… でもあいつらといると思うんだ、それも悪くないな…ってな…
ミコト
「…
ジタン
「そうだ! おまえ、名前はなんて言うんだ?
ミコト
「え?
ジタン
「名前だよ、名前! クジャやオレの代わりにつくられたんなら名前があるんじゃないのか?
ミコト
「私の名前は…ミコト
ジタン
「ミコトか…いい名前だな… 多くの人がこれからおまえをそう呼ぶよ
「時にはその意味を追い過ぎて 悩むこともあるけど結局はそのミコトが 何者かはおまえが決めるしかないんだ…
「行こう、ミコト! そして新たな地で見つければいい、おまえが何のために生を受け、そして生きるのか…
黒魔道士288号ジタンの言葉が深いです。
「君たちが本当に わかりあえたように…かい?
ジタン
「オレたちだってわかりあえたのかどうか… 実際オレだって最近までビビのことを わかったつもりでいただけだったのさ…
黒魔道士288号
「…彼らのことは任せてくれ、君の仲間だ…うまくやってゆけるよ
ジタン
「頼んだぜ…
黒魔道士24号++++
「へえ! この子は お話するの上手なんだねえ…
ジタン
「だろ? ちょっとへそまがりなところもあるが、仲良くしてやってくれや
「ミコトって言うんだけど、なんつーか まあオレの妹みたいなもんだからさ!
ミコト
「な!?
ジタン
「ミコト! お兄ちゃんの言うこと守って おとなしくみんなと仲良くするんだぞ!
ミコト
「バ、バカなことを!!
ジタン
「ま、オレたちが見せてやるさ、追いつめられたちっぽけな虫ケラの力をな!
スタイナーニヤニヤ。(笑)
「レッドローズ!? まさか…ベアトリクスか!?
ジタン
「へっ! とんでもない女にホレちまったもんだな!!
スタイナー
「貴様には言われたくはないのである!
ダガー
「ちょっとスタイナー! それどういう意味!?
ジタン
「…ようし!! それじゃ、突っ込むぜ!!
ジタン
「…誰だって、一生のうちで 一度は決断しないといけない時があると思う
「オレにとっては、今、この時がそうなんだ!
「例えば、ビビが自分の真実を知ったとき、その現実を受け止めて、生きよう、と決めた…
「これは、ビビにとっては、すごい決断だったと思うんだ
ビビ
「そんなことないよ、ジタン ボク、そんなに深く考えてたワケじゃ…
ジタン
「ビビ…そう思ってなくても、みんな、おまえに教えられてきたんだ
「少なくともオレはおまえから “生きる”ことの大切さを学んだと思ってるぜ
フライヤ
「ならば、おぬしひとりで行かせては 竜騎士の名がすたるな…
スタイナー
「弱きを助けることもまた騎士道! ジタンよ、力を貸すぞ!
ジタン
「おいおい、勘違いしないでくれ
「オレにとっては今回がそうなだけで、みんなが同じタイミングじゃないんだ
「ふたりとも、ブルメシアやアレクサンドリアのために これからしなきゃならないことがあるだろ?
フライヤ
「それはそうじゃが…!
ジタン
「それに、一度そう思ったら、そう簡単には自分の考え方を
サラマンダー
「『都合よく変えられない性分なんでね』…だろ?
ジタン
「!?
サラマンダー
「ふっ… 本当におまえはバカなヤツだ
「コイツがここまで言ってるんだ もう何を言ってもムダってもんだぜ
シド
「何をしておる! 早くせんと巻き込まれるぞ!
サラマンダー
「悪いがお先に乗らせてもらうぜ…
ジタン
「…アイツの言うとおりさ
「さあ、もう時間がない! みんな、生きのびてくれ!
ダガーにっくき敵だったはずのクジャを助けに行こうと決意するジタン。
「ジタン…
スタイナー
「姫さま、時間が…
ダガー
「わかってるわ…
ジタン
「ダガー… いや、王女様…
「…あなた様を誘拐するお約束は 残念ながらここまでです
「…わたくしめの勝手を どうかお許しくださいませ
ダガー
「いいえ…わたくしには その申し出を断る理由などありませんわ
「それに、わたくしの方こそ、あなたにお礼をしなくてはなりません
「あなたに誘拐していただかなければ わたくしは自分ひとりでは何ひとつできない、つまらない人間のままだったでしょう
「でも、あなたと出会って、いろいろな世界をめぐり、いろいろな人々と出会い、いろいろなことを学ばせてもらいました
「時には大変なこともありましたが、本当に大切なものが一体何なのかを 知ることができたように思います
「これまでの長い旅の思い出は 何物にも代え難い宝物となるでしょう
「本当に… 本当にありがとうございました
「でも…
「でも…
「おねがい、必ず帰ってきて…
ジタンそしてエンディングへ。
「おい! 生きてるか?
クジャ
「ジタンか…?
「逃げろと言ったのに… …どうして来たんだい?
ジタン
「誰かを助けるのに理由がいるかい?
クジャ
「…
ジタン
「…
クジャ
「他の仲間は脱出したんだね…
ジタン
「ん? ああ… やっぱりおまえの仕業だったのか
クジャ
「フフフ… それはよかった…
ジタン
「次はオレたちが逃げる番だ 早くしなきゃマズいぜ
クジャ
「…
「キミたちを道連れにしようとした僕に、生きる資格なんてないよ…
「僕は全てに負けた… もうこの世にいらない存在なのさ…
ジタン
「この世にいらない存在なんてないさ…
「それに、おまえはオレに 逃げろと言ってくれたじゃないか
クジャ
「…
「キミたちとの戦いに敗れて、僕は失うものがなくなったんだ…
「その時、生きるということの意味が 少しわかったような気がしたんだ…
「フフフ… でも、遅すぎたようだね…
ジタン
「!?
「おいっ! クジャ! 寝てる場合じゃねえだろ!
「!?