◆6章
理事長室にミレディ先生がやってきました。
理事長にチーズケーキを焼いたそうな。
でも、理事長に対する好意も、何の企みもないと言うミレディ。
過去の女性が忘れられない理事長に興味を持っても無駄だと思ってるのだとか。
そしてダルタニアンを大切にしてあげてほしいと言い出します。
これ絶対裏がありそうだよね…と思ったんですが、理事長室を出てからのミレディ先生の独白に驚愕。
(それにしても、気づいてないのかしら。ダルタニアンはご自身にとって特別な存在になっていることを…
ダンスを踊る二人を見ていたら 私なんかが入る隙なんてなかった…)
理事長にバリバリ好意持ってるっぽいですよ!ミレディ先生。
過去の女性か今の彼女か…少し意地悪をしてあげますわ、なんて言ってる。
そして、チーズケーキは自分で焼いたわけではなく、パトリックの差し入れらしい。そうよねえ、ケーキ焼くなんてミレディらしくなさすぎるもん。
しかし、これくらいの裏しかないとは!ミレディがただのいい人だなんて。
真っ白だ!こんなミレディー、今までどのメディアでも見たことがない!
ダルタニアンのところにアトスがやってきます。
アトスは、理事長との関係を断って銃士隊の元に戻って来い、これは最後の警告だと言います。
そこへミレディ先生が割り込んできました。
理事長がダルタニアンを呼んでると先生。
その場を離れようとしたダルタニアンにアトスは言います。
「今行けば、俺やアラミス、ポルトスを敵に回すことになるぞ?」
ミレディ先生に促されて、ダルタニアンは、理事長が銃士隊を敵に回すようなことをしているとは思えない、ごめんなさい、とその場を後にします。
「さて、ここまで来ればいいかしらね。」
どうやらミレディ先生はダルタニアンを助けてくれたようです。
どこまで真っ白なんだミレディ先生。
ま、個人的には、無理やりダルタニアンとアトスを切り離すよりは、もう少し話し合う時間を取ってあげて欲しかったな。
+++++
屋上に黒装束の男が現れます。
「ダルタニアンが銃士隊に恋をするよう仕向けてきたが、筋書き通りいかなくなってきたな…」
リシュリューが創立祭でダルタニアンと踊ったことが、こいつにはめちゃ効いてるみたいです。
これも狙ってたのか、リシュリュー。
黒装束男が、面白くない、苛々する、とか言っててウケる。
黒装束男、路線変更するみたいです。
理事長に、復讐とダルタニアンのどちらかを選ぶようつきつけてやるそうですよ。
相変わらず悪趣味だ…。
+++++
翌日、休日の朝。
昨日アトスから助けてもらった時、ミレディ先生に、理事長の呼び出しはホントは明日の朝だった、と言われたダルタニアン。
あれはただの口実じゃなくて、ホントに呼び出しがあったのかな?
そんなわけでダルタニアン、理事長室を訪れます。
ノックしても返事が無いので、部屋に入るダルタニアン。
だから、何でいつも勝手に入るかなあ。(笑)
ハイ、スチル来ました。
理事長の椅子に座ってうたた寝をしている人物がいます。例のミステリアスな男です。
ダルタニアン、理事長に怒られてしまいますよ、と男を起こします。
目を覚ました男、
「ん、ああ、そうだな。…そうか分からないか。ふっふっふ…。」
いよいよネタばらしですね!(笑)
「ふむ…ダルタニアン。この姿は他言無用だ。良いな?」
「え…?その口調…もしかして…!」
男、自分が理事長のリシュリューだと明かします。
リシュリュー曰く、これが本当の姿だとか。でもって、ミレディに計られたようだと言ってます。
すごい変わりようにびっくりして、言葉が出ないらしいダルタニアン。
「ふっ…どうだ?中々いい男だろう?」
理事長、自分で言っちゃうからね!
はい、とダルタニアン。素直!(笑)
二つの姿を持っている理由を知りたいとダルタニアン。
リシュリュー曰く、アンヌを欺くため、らしい。
実践で教えてくれるリシュリュー。(笑)
まずは以前のロマンスグレー。
「普段はこの年老いた姿で生徒たちの前に出、『理事長は50代の男』という刷り込みを行う。」
へえ、あれ、50代の設定なんだ。限りなく60に近そうだけど。
そして若い姿に変身。
「そうしておけば、この姿で出歩いても…誰も私を理事長のリシュリューだとは思わないだろう?」
こっちは何歳なんだろ?
この力も悪魔の力らしいですよ。
これが元々の姿で、老いた方が仮の姿だからな、とご丁寧に念を押すリシュリュー。(笑)
ダルタニアンが、もしかしてロシュフォール先生も?と聞くと、理事長、
「ふふふ…ロシュフォールはな 実は84歳の老人だ。」
もちろん嘘です。そんな設定イヤすぎる。(笑)
(黒髪に、整った顔立ち… 理性的に輝く瞳… それにこの性格…
前の理事長と若い理事長… 全然印象が違うな)
このダルタニアンの印象はかなり好意的ではないでしょうか。
うーん、やっぱ若いのがいいよ!
だって前のままじゃ見ようによってはおじいちゃんと孫だもん。(笑)
私としても断然こっちの方が好みなんで、ようやくプレイが楽しくなってきましたよ!ウキウキ♪(笑)
「どうだ、ダルタニアン。私とデートでもしないか?」
さっそくだよ。(笑)
ダルタニアンも、若い理事長は軽い感じがするって言ってます。
「そうか…? デートの相手に不足はないだろう?」
すげー強気だなー理事長。自分のルックスに相当自信があるんだねー。
さて、どこに行くか…。出かける気満々の理事長。
★選択肢。
理事長にお任せします。/いつも通り教会とか…?
教会にすると、変わりばえしないな、と却下され、理事長に勝手に行先を決められます。
「行けば分かる。さあ、行くぞ。」
でもこの口調がちょっと良かった!
だからと言ってお任せにすると、
「やれやれ…普段出歩くことのない私に振るのか。」と言われます。胸に花を咲かせてるくせに。(笑)
理事長、結構容赦ないよね。(笑)
ちょっと考えて、よし、あそこにしよう、と理事長。一度行ってみたかった場所だそうです。
「さあ、お手をどうぞ。姫。」
リシュリュー曰く、デートとは腕を組んで歩くものらしいですよ。
やっぱりリシュリューはスキンシップ派だ。
+++++
ラ・ヴォリエルへやってきた二人。
寝室に毎週花が届けられるらしく、切られる前の花々を見てみたかった、とリシュリュー。
誰が届けてるんだろ?まさかアラミスが?
リシュリュー曰く、良く手入れが行き届いているそうです。
ここまで世話の出来る人間はそうはいないってさ。さすがアラミス。
リシュリューが昔住んでいた城も、花が咲き乱れていたそうですよ。
「できることならお前に見せてやりたい。
色とりどりの花が一面咲く庭を 歌と笑いの溢れる宮殿を…」
全てが終わったら見に行くのもいいな、なんて言ってます、理事長。
リシュリューの回想。
コンスタンスとの出会いの場面です。コンスタンス、声付きで登場ですよ!
寂れた教会で出会う二人。
なんか聡明でかわいらしい感じのコンスタンスです。(声とセリフから察するに)
…それにしても新しい。リシュコンという発想が新しい!ビックリするわ。
最近のコンスタンス、人形劇といいモテすぎじゃないかしらね?(笑)
個人的にはダルタニャンだけのものでいてほしいですけどね。
まあ仕方がない。
月の綺麗な夜にはよくここに来ている、とコンスタンスは言います。
この時のリシュリューは果たして若かったのか、ロマンスグレーだったのか??
お前はどこかあの娘に面影が似ているのかもしれない、とリシュリュー。
★選択肢 その人とは…
どんな関係だったんですか?/どんな女性だったんですか?
どんな女性だったのかと聞くと、この白ユリのように可憐で美しい女だったとリシュリュー。
たまに逢って会話を交わすだけの仲だったけど、あの頃を思い出すと温かい気持ちになると言います。
その女性とはいい仲だったんですか?とダルタニアン。
なかなか攻めるね。(笑)
枢機卿とは神に仕える者だから、生涯独身を貫くものだとリシュリュー。
「でも人の心は自由です。神に仕えていようと理事長は人間ですから…」
ダルタニアン論炸裂。やっぱりこのあたりが、全編通してのダルタニアンの持論って感じがしますね。
好きだったんですよね、とさらに攻めるダルタニアン。(笑)
「…そうだな。今思えば恋だったのかもしれん。」
やっぱり!と嬉しそうなダルタニアン。恋の話が大好きみたいですよ。
恋の話以外にもいろいろ聞かせてほしいとダルタニアン。
国や国王を守るために戦ってきた話をするリシュリュー。
スケールの違いを感じたダルタニアン、本来なら理事長は話せるような相手ではない、と言います。
「私を敵に回したら怖いか?」
はい、少し、とダルタニアン。
「いい男というものは、敵に回したら最も怖い男だ。」
「優しいだけの男など興味を持つな。弱いだけの男に同情するな。先頭を走れない男を好きになるな。」
そして言います。
「好きになるなら 私のような男を好きになれ。」
リシュリュー、すごいな!!どこまでも自信家だ。
「はははは。それは言いすぎだな。失礼した。はははは。」
と思ったら笑ってごまかしたよ。(笑)
(何、これ… 今一瞬、圧倒された…)
ダルタニアンが圧倒されてるのを見て、慌てて茶化したのかな理事長。
さっきのセリフは本心か。
(いい男というものは、か…)
リシュリュー、再び回想を始めます。
コンスタンスがリシュリューを庇い、斬られてしまうシーン。
(最もいい男とは… 愛する者を最後まで守りきれる男だ…)
うーん、こっそり自信をなくしてる部分もあったんだね、リシュリュー。
(私は今また… 目の前の小さな存在に心を揺さぶられている…
私も人に誇れるほどの器ではないといったところだろう…)
それでも、ダルタニアンの存在にも暖かな気持ちになってるらしいです。
+++++
ミレディとロシュフォール。
「ねえ、私、見ちゃったわ。んふふふ…」
「そうか。」
バッサリ切るロシュであった。(笑)
ミレディ曰く、本来の姿のリシュリューとダルタニアンが夕暮れのラ・ヴォリエルでデートしていて、しかもすごくいい雰囲気だったとか。
リシュリュー様がどこで何をしようと、あのお方の勝手、とロシュ。
ミレディはどこまでも二人の仲を疑ってます。
「リシュリュー様の気持ちがダルタニアンにないって言い切れて?
少なくともダルタニアンの気持ちはリシュリュー様にあるわ。」
女の勘だそうですよ。
常に、本人たちが自覚する前に気付くミレディ先生。なかなかの才能です。そしてなかなかの役割です、このゲームにおいて。(笑)
「それにね、リシュリュー様は女性を惹き付ける何かを持っているのよ。」
「惹かれているのは貴様ではないのか。」
ロシュ先生、珍しく鋭い!(笑)
「…まあ、いい。リシュリュー様と接すれば、崇拝したくなる気持ちは分からなくもない。」
なんだ。自分も崇拝してるから分かっただけか。(笑)
でも何かいいですね。本人のいないところでも部下たちに慕われてるリシュリュー。
いい上司にはいい部下が付くってことか。
そういう意味ではリシュリュールートはすごくいい感じなんだよなー。
一人になったロシュフォール、悟りきったような口調でこんなセリフを。
「復讐を果たさずしてあの方は幸せになることはない。
いや、おそらく復讐を果たされた後も… 幸せにお暮らしになることはないだろう。」
教会に一人佇むリシュリュー。
亡霊たちの嘆きに耳を傾けてます。
一族皆殺された、祖国を裏切ったあの女が憎い、どうか仇を、と亡霊たちが一様に言ってます。
(余談ですが、これらの声がどうしてもロシナンテ先生とミレディ先生に聞こえてしまって、なんか笑いそうになる)
分かっている、とリシュリュー。
「我が王を裏切り、我が祖国を裏切り、我が一族を皆殺しにしたアンヌを 私は絶対に許しはせぬ。」
なんか、リシュリュー一人の恨みというよりは、大勢の人の思いを(勝手に)背負ってるわけですね。
こういう使命感が入った恨みって、なかなか覆せないだろうねえ…。
ロシュフォールを呼び出すリシュリュー。
何か秘密の命令をしてます。
「良いな、絶対に気付かれるな。」
+++++
生徒が悪魔を目撃したという噂が広まってます。
プランシェが、一人で行動しないほうがいいってダルタニアンを心配してくれてますよ。
あんた最近、アトス様やアラミス様とも上手くいってないみたいだしさ、って。
よく見てくれてるよねえ、プランシェ!
ボナシューが割り込んできます。
なんでも、シュバリエ学園の地下は入り組んだ迷宮になっているという噂があるんだとか。
その奥にはすごいお宝が眠っていて、それを守っているのが悪魔だというのがボナシューの見解らしい。(笑)
+++++
理事長を探すダルタニアン。
(用もないのに理事長室に行くなんて 私もずいぶん図々しくなったな…)
しかも、理事長との時間を楽しく感じているらしい。
(楽しいだけじゃない… 心が騒ぐ…
目が合うと… 今までと違う緊張感がある…)
このルートのダルタニアンも、ようやく自覚し始めたようですよ!
そこへコンスタンティン君登場!
…ホント、何というか、かわいそうなくらい間が悪いなコンスって。(涙)
誰かを探してるんですか?アトスさんがバッキンガム塔に向かったのを見たんで、お役に立てればと思って、とコンス。
でもダルタニアンが探してるのは銃士隊じゃないんですよね。
「じゃあまた、何かあったらいつでも声をかけてくださいね!」
そう言って去るコンス。
ホントいい奴だな。いつか報われるからね!(笑)
コンスの言葉にアトスの行動が気になったダルタニアン、バッキンガム塔へ行くことにします。
途中で、理事長とロシュ先生がこっそり話をしてる場面に遭遇します。
どうやら塔に銃士隊とアンヌがいるらしく、理事長がこれを機にアンヌを仕留めようとしてるっぽい。
ダルタニアン、二人の後を追うことに。
塔の前にアトスとポルトスがいます。
そして若い姿のリシュリューもいます。
アトスとポルトスは、ロシュ先生と待ち合わせをしていたらしい。
リシュリューをロシュの代理だと思ったポルトスが、ダルタニアンをこっちに渡せと言ってます。
こっそり覗いていたダルタニアンはビックリ。
「言いたいことはそれだけか?悪魔の二人。」
血が上ったポルトス、悪魔に変身。
そこでリシュリューも悪魔に変身します。
アトスも変身し、ポルトスと二人でリシュリューと戦うも、力の差は歴然。
リシュリューは、ダルタニアンに手出しはやめることだ、と言い放ちます。
アトスとポルトスは退散していきました。
リシュリューの前に姿を現すダルタニアン。
リシュリューは言います。
「今後は自分が銃士隊に狙われているという自覚を持って行動するんだ。
アンヌは銃士隊を使って 無理矢理にでもお前から塔の鍵の情報を得ようとするだろう。」
気をつけますとダルタニアン。
って言っても、ポルトスとは同じクラスだし、どうするんだろうね。
理事長、本来の姿で悪魔に変身するところを銃士隊に見せてしまったから、仮の姿の方でダルタニアンを送っていくそうです。
「創立祭のダンスだけではなく、理事長に帰りを送らせる生徒だと噂されるかもしれない。ふふ…」
嬉しそうだな、リシュリュー。(笑)
+++++
銃士隊が話し合ってます。
もし理事長とロシュ先生が悪魔なら、島を巻き込む争いになる、と予言しちゃってますよ、アトス。
休日、ダルタニアンもいろいろ考えてます。
銃士隊が悪魔だということを、理事長とロシュ先生は知っているのに、知らない素振りで過ごしている。
それは銃士隊を騙しているということ。
自分ももう中立の立場ではいられない、銃士隊のそばには行けない、と覚悟を決めてます。
★マップセレクト
自室/ラ・ヴォリエル
ラ・ヴォリエルへ行くと、ラフ画(悪魔リシュリュー)とリシュリューのボイスが手に入ります。
自室で過ごそうとすると、ボナシューがダルタニアンを訪ねてきます。
「すごいんだよ! さっき中庭を散歩してたら すごいカリスマの光が差してきてさ!
行ってみたら、カリスマと権力の匂いのする人に会ったんだ!」
この表現力!
そしてボナシューの嗅覚に間違いはない。(笑)
ボナシューは、その人から花とメッセージカードを預かって、ダルタニアンに届けに来たらしい。
「キミって意外と抜け目ないね。」
そう言い残してボナシューは部屋を出ていきました。
いちいち面白れえ。(笑)
メッセージカードには『夜、迎えに行く。アポロン』と書かれてました。
「もう理事長… いきなりだから驚きました。」
「だからメッセージカードに書いただろう?」
夜の教室にやってきたリシュリューとダルタニアン。
リシュリューは、お前とこうやって座ってみたかったのだ、とダルタニアンと並んで座ります。
リシュリュー、ロシュフォールが生徒にいなければ私に剣で勝てる相手はいないだろう、と言ってます。へえ、結構強いんだ。
「ロシュフォール先生のことは認めてるんですね。」
「まあ、私の部下だからな… 当然だ。」
「ふふ…正直でよろしい。リシュリュー君。」
この担任の先生のつもりになったダルタニアンの言葉が、リシュリューに火をつけてしまったらしい。
リシュリュー、お前に名を呼ばれて胸がざわついた、とか言ってます。
ちょっといい雰囲気になってきちゃいましたよ。
ダルタニアンが、ユリの花束ありがとうございました、などと慌てて会話を続けようとします。
「何故、話を逸らす?」
「え…」
「何故、今、目を逸らした?」
ヤバい、何かドキドキするわあ~~!!
リシュリュー、何か妙なオーラを持っていらっしゃる。
ユリの花束、か、とリシュリューが話を続けます。
「かつてフランスでは罪人の証にユリの紋章を使っていた。」
「お前は私を惑わす罪な女ということだ。」
私、惑わしてますか?と聞くダルタニアンに、さあ、どうかな?とリシュリュー。
このままここにいると私が罪人になりそうだ、とリシュリューが言うので(笑)エトワールに移動した二人。
そこから見える月が赤みを帯びてるらしいです。
ダルタニアン、ヴィクトル・ユーゴーの『オランピオの悲しみ』という詩を読んだと話します。
情熱的な詩らしいですよ。
「…ダルタニアン。お前は今、恋をしている者はいるのか?」
上の詩を知らないから、これ、唐突な質問に聞こえるな。しかも赤い月とのつながりもわからん。(笑)
「え…」
「答えろ。」
いいなあ、この命令形。めろり。(笑)
★選択肢
今はいません。/教えてあげません。
「何?この私に教えてあげないだと?」
スチル来た!
ダルタニアンに覆いかぶさるように迫るリシュリュー。うおー、いいね!リシュリュー、行け!(笑)
「教えろ。」
「あ…」
「教えないということは 恋の相手はいるということなのか?」
「…い、いません。」
「本当にいないのか?」
「はい、いません。」
「この小娘… 目の前に私がいながら、恋をしていないだと?」
名言来ましたよ!
この自信家口調、いいねー!
リシュリュー、告白を始めます。
「私はお前が来るのを 教会で何時間も、待ったことがある。 創立祭で踊ったのは お前ただ一人だ。
私の気持ちなどすでに気付いているのではないのか?」
「愛している、ダルタニアン。こんな気持ちは初めてだ。」
「…ぷっ、はははは… と、言うのは嘘だ。」
なにィーー!?
これはひどい。ときめきを返せ!(笑)
「う、嘘だったんですね。すっかり騙されるところでした。」
リシュリューがこの後、お前は可愛いな、とか、全てが終わったら一緒に暮らそう、とか言っても、理事長は冗談ばっかり、と取り合わないダルタニアンでした。
そうなるよねえ。(微笑)
+++++
冗談とわかっていながらも、理事長の言葉が頭から離れないらしいダルタニアン。
そんなダルタニアン、並木道でアラミスとバッタリ会います。
ずっと僕のこと避けていたでしょう、とアラミス。
まあ、アラミスだけじゃないけどね、避けてたの。
ダルタニアンの父親を殺した犯人について分かったことがあるから、夕方、ラ・ヴォリエルで待ってる、絶対に一人で来るように、と言って去るアラミス。
いつになく真剣だな。
アラミスがなぜ父親のことを知っているのかが気になるダルタニアン。
アラミスと入れ違いに、トレヴィル先生がやってきました。
「アラミスと何を話してたの?」
ダルタニアン、トレヴィル先生に聞かれるままに全部答えちゃってますよ。
じゃあ、私が行って話を聞いてこようか、とトレヴィル先生。
自分も一緒に行く、というダルタニアンを制し、私に任せてよなんて言ってます。
トレヴィル先生に言いくるめられて、結局先生にお願いすることにします。
なーんか胡散臭いな、トレヴィル。
ダルタニアンも胸騒ぎを覚えてます。
ラ・ヴォリエル。アラミスとトレヴィル先生。
アラミス、トレヴィルに何故ダルタニアンと一緒に来なかったのかと問い詰めます。
「貴方は父親の件について知られたくなかったから一人で来た。そうではありませんか?」
アラミスは何を知ってるんだろ?
会話が省略され、アラミスとトレヴィルの間で何かの交渉がなされたらしい。
「ふふ…色よい返事をお待ちしていますよ。」とアラミス。
これは何の交渉だったんだろうなあ…。
さあ、黒装束男が行動を開始しますよ。
理事長室を訪ね、塔の鍵についての情報を渡すと言い出しました。
その代償として、銃士隊三人の命をリシュリューに要求する男。
リシュリューはその条件を呑むことにし、ロシュフォールに始末させると約束。
男は、まずはアラミスからにしてほしいと注文します。
何だその具体的な注文!
しかし、ああついに片足突っ込んでしまったか、リシュリュー!
そんでもって、そこまでして得る情報がアレだなんて!ホント酷いよ、トレヴィル!(あ、言っちゃった)
てか、ホントにアラミスと何を話したのかが見えてこないな…。アラミスを一番に殺さなくちゃいけないようなことだったんか。
+++++
再びコンスタンスの最期を回想するリシュリュー。
(誰が悪いのでもない… 殺された者はもちろん 殺した者も戦いの犠牲者だ…
すべての原因は王妃アンヌ…)
トレヴィルにもこういう思考回路を持って欲しかった…。
再び教会で亡霊たちの声に耳を傾けるリシュリュー。
(復讐の思いはひとときも忘れてはいない… 私の後ろには大勢の者がいる…)
(復讐のためならすべてを失くしても構わない… すべてを引き換えにしても復讐を…)
完全に復讐の鬼ですよ、リシュリュー。
そこへダルタニアンがやってきます。
仮の姿のリシュリューが言います。
「ダルタニアン。私は今日でお前とこうして忍んで会うのを止めようと思っている。」
もちろん戸惑うダルタニアン。
はっきり言わなくては分からないのか?と追い打ちをかけるリシュリュー。
鍵の在処を聞き出すためだけに近づいた、鍵を知らぬと言い張るなら、手段を変えるまで。
さらばだ、と去るリシュリュー。
一人になったリシュリュー。
(…涙ぐんでいた… 私を呼ぶ声が震えていた…)
それでも、今ここで決別することが互いのため、と考えるリシュリュー。
(これからさらにひどい仕打ちをすることになるのだから…)
+++++
夜のラ・ヴォリエル。
悪魔のアラミスが、悪魔のロシュにやられます。
げぇぇぇーー!!??ホントに!?
翌朝。12月21日。
何者かが倒れているという噂を聞いて、ミレディ先生と共にラ・ヴォリエルに駆けつけてきたロシナンテ先生。
悪魔の死体を見て動揺しまくるロシナンテ先生に対し、てきぱきと動くミレディ先生。
ミレディ先生がね、もうカッコいいんですよ。
トレヴィル先生に声をかけられるダルタニアン。
先生方が走っていかれたけど、何かあったんですか?と尋ねるダルタニアンに、トレヴィル先生、
「さあ、何だろうね?強風で窓ガラスでも割れたのかな?」
キサマ…。
トレヴィル、理事長が呼んでる、とダルタニアンを理事長室に行かせます。
理事長室にやってきたダルタニアン。
理事長の口からさらに恐ろしい言葉が飛び出します。
バッキンガム塔の鍵について思い出さないなら、銃士隊を殺すと。
「私は本気だ。それに、アラミスはすでに昨夜のうちに葬った。」
ご丁寧に、血の付いたアラミスの指輪まで見せるリシュリュー。
「次はポルトスだ。殺されたくなければ早々に口を割るのだな。」
リシュリューもリシュリューだよ。ここまでする?とことんダルタニアンに嫌われようと思っているのかな、これ…。
「…どうしてもとおっしゃるなら、私は…」
「ほう… 剣など抜いてどうするのだ?私を殺す気か」
「この剣で私は…死を選びます。」
自分が死ねば銃士隊を殺す意味はないとダルタニアン。
しかし、もちろんリシュリューに止められます。
そしてロシュによって牢に連れて行かれるダルタニアン。
+++++
生徒たちは寮で待機させられているようです。
そこへ女の子たちが、血相を変えてやってきます。
「私たちのアラミス様が… アラミス様が…!」
特定の彼女を作ったとか?とコンスが言うと、女の子たち、そんなことならどんなに良かったか、と。
「アラミス様がね、ラ・ヴォリエルで、何者かに殺されたって…!」
ショックでグラスを取り落とすプランシェ。
しかも、遺体は悪魔の姿で発見され、運ばれる時にアラミスの姿に戻ったらしい。
うわ~。何かリアル…。
取り乱すプランシェ。
話を聞いていたポルトスもサロンを飛び出します。
生徒会室。
悪魔ロシュにやられてしまう悪魔ポルトスの図。
主役級のキャラたちが、こんなあっさり死んじゃうとは…。
あまりにあっさりすぎて、ロシュも感情なくやってのけていて、こっちも半分マヒ状態です。
ポルトスを捜していたロシナンテ先生が、またも悪魔ポルトスの遺体を発見します。
悪魔の仮面の下はポルトスの顔だったらしい。…ふうん、そういう構造なのか、あの悪魔の姿。
牢の中、アラミスとポルトスが死んだとパトリックさんから聞かされたダルタニアン。
銃士隊は学園を騒がせていた悪魔で、ロシュ先生が退治したということになっているらしい。
ふーん、先生が生徒を殺したって公表できちゃうんだ。
あえて死体を放置していたのは、彼らが本当に悪魔だったことを生徒たちに知らしめるためか…。
なんかいろいろ不自然な気もするけど、まあいいか。
リシュリューがダルタニアンの牢にやってきました。
「こんなことをしても 鍵のことなんて思い出すわけないのに!
私はあなたに何も隠してはいないのに!」
それでもリシュリューは冷徹に言い放ちます。
「鍵について語らぬなら、銃士隊の殺害を続ける。明日はアトスだ。アトスはお前のせいで死ぬ。」
お前のせいで、とかね。これはひどすぎる!!
そしてアトスもあっさり死にます。
今回は人間同士で、ロシュの剣によるもの。
リシュリューが再びダルタニアンのもとへ。
これで銃士隊すべてが逝った、と報告するリシュリュー。
「父を殺したのは理事長ですか?」
だとしたらどうする?と言うリシュリューに、ダルタニアンの怒りが頂点に。
あなたとロシュフォール先生を殺す、私を騙し、銃士隊を殺したあなたが憎い!
鉄格子をガタガタ鳴らしながら、激しい怒りをぶつけるダルタニアン。
リシュリューは去っていきました。
入れ替わりにロシュフォールがやってきます。
ダルタニアンを殴りつけて言います。
「貴様にはリシュリュー様の胸の内がいかなるものか理解できないのだろうな。」
「どのような思いであのようなことを…」
この振り絞るようなロシュの声がたまらない。
しかし、今のダルタニアンにはもちろん、そんな言葉に耳を貸す余地はありません。
わからないし、わかりたくない、と泣きわめくダルタニアン。
+++++
理事長室。
例の黒装束男が、お疲れ様でした、とやってきます。
「ダルタニアンは貴方のこと、相当憎んでいることでしょうね。
あんなに懐いていたのに… 貴方もさぞ、寂しいことでしょう。」
いちいちムカつくな。
そして、バッキンガム塔の鍵が何かを明かす男。
鍵はダルタニアンの心臓を貫いた、血の付いた剣だと聞き、動揺するリシュリュー。
男は言います。
「邪魔になる銃士隊もいない。ダルタニアンは牢獄に閉じ込めている。
まさにうってつけの状況ではありませんか。」
こいつ…!ホントサイテーだな!
でもロシュルートと違って、リシュリューは自業自得のところがあるしな…。
バッキンガム塔の前。
(何故、迷う… 何故、苛立つ…
銃士隊は犠牲にできるのに、何故、ダルタニアンはできない
何故、あんな小娘一人に戸惑う…)
ダルタニアンが、自分を憎いと言っている場面を回想するリシュリュー。
(お前のそんな言葉は聞きたくなかった…
仮の姿で心を偽っても… 真実の私はお前を求める…)
◆7章
リシュリューの独白。
リシュリューはそれでも自分のしたことを後悔はしていないらしい。
まあ、そうじゃないと困るけどね。銃士隊があまりにも浮かばれないしね…。
そして、やっぱりダルタニアンを殺すことはできない、という結論に達します。
首飾りの力に頼らず、アンヌを探し出す決意のリシュリュー。
ロシュフォールを呼ぶリシュリュー。
リシュリューは、バッキンガム塔の鍵は、もうこの世にないと告げます。
もちろん納得のいかない様子のロシュですが、リシュリューがそう言うなら受け入れるしかありません。
ロシュフォールに、今後はアンヌ探しを第一にと命じるリシュリュー。
そして、アンヌを炙り出すためにダルタニアンを牢から出すことにしたとリシュリュー。
取り上げた剣も返しておくようロシュに言います。
「もう自分を傷つけようとは思わないだろう。 それに、剣を向けるなら今後は私に対してだろうからな。」
父親の形見だ、お前から返してやってくれ、とリシュリュー。
一人になったロシュ、あれこれ考えを巡らします。
手に入らぬ鍵なら、トレヴィルが勿体つけるはずがない。
鍵は、ダルタニアンが持っているがリシュリュー様が失いたくないもの、ならばその答えは…。
ロシュ先生、気づいてしまったようですね。
復讐よりも何かを優先しようとされたのは初めてのことだとロシュ。
(ダルタニアンの持つ鍵… それを使わずに済むよう、私も全力を尽くしましょう…)
しかし、トレヴィルの企みだけは独自で調査するつもりらしいです。
+++++
緊急朝礼。
理事長自らのお出ましに、生徒たちも驚きます。
銃士隊の3名が亡くなったこと、3人は災いをもたらす元凶の悪魔だったこと、ロシュ先生により決着をつけさせたこと、などを説明するリシュリュー。
生徒たちは一応納得したっぽい。
銃士隊は悪魔だから強かったのかな、とぽつりと言うボナシューにプランシェが言います。
「バカ…!何、言ってるのよ!アラミス様は悪魔なんかじゃない。アラミス様はちゃんと人間だもん。」
ミレディ先生は一人つぶやいてます。
「リシュリュー様…。本当にそれで、良いのですか…?」
ん?どういうこと?
牢にロシュフォールがやってきます。
出ろ、とロシュ。
しかも、父親の剣も返ってきました。
「何もできないと馬鹿にしてるんですね… 殺してやる… 殺してやる…!」
ロシュに剣を向けるダルタニアンですが、あっさりかわされます。
こうなったら、絶対に塔に入れさせない、理事長の企みを阻止してやる、と息巻くダルですが、ロシュは言います。
「リシュリュー様は既に、バッキンガム塔の鍵が何かご存知だ。
用済みならば始末すれば良いものを… リシュリュー様の温情に感謝しろ。」
ダルタニアンがこれを聞いて激怒します。
「感謝なんてするはずがないじゃないですか。最も卑劣で軽蔑すべき人じゃないですか!」
これにはロシュも激昂。
「父親や銃士隊の仇だと剣を振り上げる貴様が 300年前の復讐を果たそうとするリシュリュー様より尊いとでも思うのか。」
「貴様こそ、その連鎖の中にいるもっとも卑劣で軽蔑すべき人間だ。」
何か説得力あるな、ロシュ先生。
おかげでダルタニアンも冷静になったようです。
でもそこまで言われなきゃいけないダルタニアンは、やっぱりちょっと気の毒かな…。
理事長室に黒装束男がやってきます。
殺しもせずにダルタニアンを牢から出すとは理事長らしくない、と案の定突っ込んできました。
首飾りの力は1度限りだから、好機の日までにアンヌを捉え、復讐を果たせば首飾りの力も手に入る、とかわすリシュリュー。
ここでようやく黒装束男が正体を現します。
ハイ、正体はトレヴィルでした。バレバレだったけど。(笑)
「私はてっきりダルタニアンの命惜しさに 復讐を諦めてらっしゃるのかと思いました。」
どこまでも嫌味ったらしいトレヴィル。
ついでにトレヴィルはロシュフォールの行動に物申します。
自分の身辺を探るような真似はさせるな、このまま続くようなら、然るべき行動に出るとトレヴィル。
ロシュに厳しく言い渡すとリシュリューは約束します。
一人調査を続けているロシュフォール。
パトリックから預かった写真には、パトリックとダル父カステルモールさん、赤子のダルタニアン、そしてトレヴィルが写っていました。
カステルモールとトレヴィルが、もともと知人だったとは、とロシュ。
カステルモールが殺された日、自分があの家を出た後にトレヴィルがカステルモールに会っていたに違いない、と考えます。
屋上。ミレディ先生の独白
心が満たされてないから、宝石やお金に目を向けたとミレディ先生。
本当は愛が欲しかった、らしいですよ。
(リシュリュー様… 私は偽の愛でも良かったのに… あなたはそれすらくださらないのね…)
ダルタニアンが羨ましい、と。
真っ白な乙女のミレディ先生でした。
そこへパトリックさんがやってきます。
ここからの二人の会話がいい感じ。というか、パトリックさんのとぼけ具合がいい感じ。
ロシュ先生に持ってかれた写真が、何だったのか思い出せないというパトリックさん。
大事なものだと思ってたけど、結局は大事なモンていう名前のタダの写真だったのかも、と。
しかし、ロシュ先生の姿を見つけて、やっぱり写真を返してもらおうと追いかけていくパトリックさん。
残されたミレディーは言います。
(…リシュリュー様の大事なものの中に 私は入ってないのかしらねえ…
こんなに可愛いのに…私…)
うん、確かにかわいいよ、ミレディ先生。(笑)
+++++
ダルタニアンの部屋にコンスがやってきます。
心配していたというコンスに、ずっと医務室にいたと嘘をつくダルタニアン。
痩せましたね、っていうコンスの言葉がじんわりくるなあ。
「ぼくに嘘をつかなくてもいいんです。
大方、本当のことを言うとぼくに迷惑がかかるって思ってらっしゃるんでしょうけど…
先輩に頼ってもらえるのは ぼく、大歓迎ですし。」
でもねえ、ロシュ先生に、誰かに話したら銃士隊と同じことになる、って言われちゃってるんだよねえ。
銃士隊3人の恩に報いるために、事件の解明をしたいと思ってるとコンス。
銃士隊が悪魔にされた理由について分かっていることがあるなら、真っ先にぼくに教えてほしいと言います。
それでもやはり本当のことは言えないダルタニアン。
病み上がりにごめんなさい、ぼくなりにいろいろ調べてみます、と部屋を出ていくコンス。
コンスも孤軍奮闘だよね。
銃士隊がもういないって、ホント寂しいね(T_T)
ダルタニアンも一人苦悩してます。
(今、自分自身がどうしたらいいかわからないの… この学園に来た意味がわからなくなってきてるの…
誰も傷つかない復讐などあり得ない…
でも、何もしないでいると… 私の心は復讐の炎に焼き焦がれそう…)
理事長室。
リシュリューがロシュフォールに、トレヴィルの調査はしなくて良い、と言ってます。
お前が疑問を持つのも仕方ないが、このまま監視を続ければトレヴィルが何をするかわからない、とリシュリュー。
「アンヌに加担でもされたら復讐を遂げられない。良いな。」
あと少しで分かるものを…と一人悔しがるロシュフォールでした。
プランシェがダルタニアンの部屋を訪ねてきます。
心から心配そうなプランシェ。
三銃士もいなくなっちゃったんだから、あんたまで行方不明になったりしないで、って言ってます。
明日はノエルらしい。
プランシェはアラミスのために編んでた靴下を仕上げるつもりだと言います。
「編み上げたら、アラミス様が戻ってきたりしないかな…」
わーん(T_T)
だんだんじんわり銃士隊がいないことが悲しくなってきたよ。
(アラミスさんを死に追いやったのは私… そう言ったらプランシェは私を恨む…?)
ダルタニアンの思考は急降下ですよ。
(私のせいで殺されたの… 私がこの学園に来たから殺されたの…
ごめんなさい… 皆、ごめんなさい…
今はこうして謝るしかない… 卑怯者のようにこうして心の中で謝るしかない…)
うわーん、そんなに自分を責めないで!
相変わらずトレヴィルを追っているらしいロシュフォール。
いつもバッキンガム塔の前で使い魔に阻まれ、見失ってしまうらしい。
と、足元に光る石を見つけるロシュ。
(リシュリュー様の命に背くことになるが…)
どうやら調査続行してしまうらしい。
もうホント気を付けて!!
+++++
教会にやってきたダルタニアン。
(お父さんの死の真相をつきとめたくて… お父さんの名誉を守りたくて… そのためだけに生きようと思ってた…
でもここでのひとときは私を開放してくれた…
名前を語らなかったあの人のお陰で 私は今の自分を忘れられた…)
名前を伏せて逢瀬を重ねる意味は、ダルタニアンの方にもあったのか。
(私はあの時からもう惹かれていたのだろうか… 仇である相手を…)
ホントは仇じゃなかったんだけどね…。てか、じいさん相手に惹かれるとか、すごいなダルタニアン。
そこへ現れますよ。若リシュリューが。
「久しいな、ダルタニアン。」
すぐに去ろうとするダルタニアンを、リシュリューは引き止めます。
「何故、ここに来た。 私を待ち伏せて殺そうと思ったか?それとも…
私に会いに来たのか。」
何を言ってるんですか、とダルタニアン。
★選択肢 あなたは私の気持ちを…
裏切ったんですよ。/踏みにじったんですよ。
信頼も安心もすべて打ち砕いたとダルタニアン。
リシュリューが言います。
「お前は私のことを好いていたんだな。」
それを聞いてダルタニアン、キレます。(笑)
「…誰があなたなんか…!」
「目的のためなら何をしてもかまわないという人なんか…
悪魔に魂を売った人なんか…」
「それから?」
「自分勝手で強引で、嘘つきな人なんか…」
「他には?」
「自信家で… 私をからかって笑う人なんか…」
あれ、何かいい雰囲気…?(笑)
と思ったら、ダルタニアン、リシュリューに剣を突きつけたらしい。
「そうだ。今一度、私の身体に剣を突き立てろ。」
「そんな力では私の心臓は貫けんぞ。もっと思いきり力を込めろ。」
ダルタニアンを煽るリシュリュー。私はお前の父親の仇だ、銃士隊の仇だ。さあ、私を刺せ。
しかし、ここで剣を落とすダルタニアン。
私にはできません。復讐はやめます。
私があなたを殺せば… 復讐すれば、あなたと同じになってしまう、とダルタニアン。
★選択肢 私はもうこれ以上…
犠牲を出したくない。/復讐なんてして欲しくない。
「理事長に復讐なんてして欲しくない、普通に暮らして欲しいんです。」
リシュリューは、300年前のあの時から、普通の生活は捨てて生きてきたと言います。
復讐が叶えば、この命はお前にやろうと言い出すリシュリュー。
「お前にくれてやる。この命。それで納得しろ。」
(…こんなに言っても… 考えを変えてもらえないんですね…)
リシュリューは何か言いかけて、教会を出ていきました。
(何を言うつもりだったのだ…
私の意志を惑わすものは、お前だけだった、とでも言うつもりか…
私は毎日ここに来ている、とでも言うつもりだったのか…)
そうだったのか…!
なんか切ないよねえ…。
厳密には仇同士じゃないのに、いつのまにか仇同士になってしまって、それでもお互い思いを捨てられないわけですね。
くっそー、トレヴィルめ!
(だが… もしお前がここに来た理由を私に会うためだと言っていたら…
私はこの身を抑えられなかったかもしれなかったぞ…)
もうそうすりゃいいじゃん!銃士隊には気の毒だけどさ。
そんで復讐なんて辞めちまえYO!
+++++
理事長室。
トレヴィルがロシュフォールを連れてやってきます。
「部下はちゃんと躾けてくださいと あれほど念を押したというのに。」
あーあ、やっぱり捕まっちゃったよロシュ…。
責任をどう取るつもりだと言うトレヴィルに、どうしろと言うのだとリシュリュー。
トレヴィルは言います。アンヌは永遠に見つからないというのはどうか。
その後、こう付け加えます。
ロシュフォールの首と引き換えでも構いませんよ。
うわ、なんてヤツ!
「私の命と引き換えにアンヌを差し出すということか。」
これはロシュ、自分のミスは自分でケリをつけるって考えちゃうよ。
そんでもってリシュリューも、銃士隊の命を犠牲にしておいて、今更後に引けないって思っちゃうよ!
教会で飲んだくれてるリシュリュー。
やはりダルタニアンを手にかけることはできないと言ってます。
一方、教室にダルタニアンを呼び出すロシュフォール。
ロシュフォールが語り出します。
「真のリーダーというものは方向性を変えてはいけない。
すでに大勢の者が後をついてきているからだ。」
「トップを走る者は、ついてくる者に対し、温情をかけて後戻りをしてはいけない。
逆に言えば、見捨てられる事こそ トップを慕い、ついていく者の本望なのだ。」
ロシュフォール、覚悟してしまったんだね…。
「ダルタニャン。何があってもリシュリュー様を信じろ。」
この言葉がさらに辛い。まさにいなくなる人の言葉じゃん~。(T_T)
さらに続けるロシュフォール。
「貴様はまだ整理がつかないか。だが、これを言えば理解できるか?
バッキンガム塔の鍵は貴様自身だ。」
ロシュフォールは、トレヴィルの正体とこれまでの行動、リシュリューの立場などを洗いざらいダルタニアンに話します。
「塔の鍵の開け方を教える代償として 銃士隊の殺害を求めたのも奴だ。
だが、それで得た情報が貴様だ。」
「それ以来、塔の鍵はすでに無かったこととなり、お前は用済みとして扱われた。
それも全て貴様の命を守るためにな。」
ロシュ先生、自分は何としてもアンヌをリシュリュー様に引き合わせるつもりだと言います。
「貴様はリシュリュー様に守られたその命、せいぜい大事にするんだな。
そして何故、守られたかを考えろ。リシュリュー様の言葉の裏にある深い思いを考えてみろ。」
これ、ロシュ先生、カッコよすぎでしょ!
てか、ロシュがリシュリュー好きすぎでしょ!!
リシュリューが自分の口から言えないことを、そして言うつもりのなかったことも、ロシュが全部言ってくれちゃってもう。
死ぬ覚悟を決めた人間が言うっていうのがね、また。
もーホント切ない!
ロシュといいミレディといい、リシュリューの大事なものを、自分たちがたとえ犠牲になっても守る、みたいな潔さがさあ…。
そしてダルタニアンは、自分の父親を殺した本当の犯人が誰か分かってしまいました。
もう言わなくても分かるだろう、とロシュに言われて。
何という思い違い。泣き崩れるダルタニアン。
+++++
教会。
リシュリューのもとにロシュフォールがやってきます。
二人ともまた潔いんですよ。
「リシュリュー様、覚悟はできております。お役に立てて光栄でございます。」
「今までご苦労だった、ロシュフォール。」
剣を抜くリシュリュー。
「感謝している。」
そして躊躇なくぐっさりやるリシュリュー。
「リシュリュー様… それでは、まだ私は死ねません…」
息絶え絶えに、ロシュフォールはトレヴィルの秘密を話し始めます。
トレヴィルの真の狙いは地下の迷宮にあること。そこには棺があるということ。
「あと一歩で…トレヴィルの真の目的を突き止められると思ったのですが…
…力及ばず… ……っ…」
お前、最後まで私のために、とリシュリュー。
ロシュフォールは、リシュリュー枢機卿、万歳と言いながら倒れていきました。
なんと天晴な最期…!
そこへトレヴィルが現れます。
代償は払った、契約を果たせ、とリシュリューが言うと、もちろんとトレヴィル。
しかし、誰もいなくなってしまった、って感じだな…。
死にすぎだよみんな(T_T)
トレヴィルを探しているダルタニアン。
ロシュ先生から聞いたことを確認するため、そして、理事長を苦しめるのをやめてもらうためです。
しかし見つからない。
それならロシュ先生の様子がおかしかったことを伝えなくちゃ、と、理事長を探し始めます。
(私自身が鍵だとしても 怖がる必要はない… 私のために命を落とした人がいるんだ…)
コンスとボナシューの会話によると、よりによって、今日がノエルらしいですよ。
うわーん、ロシュ先生!
教会にやってきたダルタニアン。
やはり理事長の姿は見つからず。
しかし違う人物を発見します。倒れているロシュ先生です。うわーん(T_T)
リシュリューとトレヴィルはホールに来てました。
トレヴィルは、リシュリューにアンヌを引き渡します。
「フランスを売り、私の大切な者をすべて奪い、反逆者の汚名を着せて私を殺した罪…
全てその身に受けてもらおう…!」
殺さないで、まだ死にたくない、誰か助けて!と同情の余地のないアンヌ。
まさにこいつが諸悪の根源かもしれん…。
リシュリューが復讐に拘る理由がちょっとわかった気がする。(笑)
「見苦しいぞ、アンヌ。せめてフランス王妃の誇りを見せてから逝け!」
アンヌに剣を突き立てようとするリシュリュー。
そこへルイが現れます。
その者を殺さないでくれとルイ。
ルイは、リシュリューとは面識が無かった様子。
「我が王妃の売国の疑惑を放置したこと。そしてあなたへの仕打ちを黙認したことを心から詫びたい。」
「陛下…!」
いいんだけど、何でこのタイミングで出てくるんだろうね。
事態がこんな風になる前に、いくらでもチャンスはあったと思うんだけど。
剣をおさめて欲しいというルイに、いくら陛下の頼みでも聞けない、とリシュリュー。
そりゃそうだよ。
するとルイが、あなたが手を汚す必要はない、自分の手で幕を引きたいと言い出します。
「アンヌ…300年の間、あなたを愛さなかった日はない。
でも、あなたの望みを聞くことだけが愛ではないと、ぼくはようやく分かったんだ。」
うーん。アンヌを放置して黙認してたことは、罪に変わりはないけども。
ルイも思えば切ない立場だったんだよね…。
愛する人に愛されてないって、それだけで自信なくすだろうし、びくびくしてしまう気持ちも想像できる。
でも、潔く自分の罪を認めて詫びたあの態度はアッパレだと思った。
「リシュリュー卿。ぼくに幕を引かせてくれるね?」
「… 我が君の御心のままに。」
「…ありがとう。まだ、ぼくを主君と認めてくれていることも。」
このやり取りもちょっと良かった。ルイ株上昇。
剣を構えるルイ。
相変わらず、やめて、お願い殺さないで、を繰り返しているアンヌ。
「アンヌ。ぼくもすぐにいく。だから怖がらないで、ぼくを見て…」
アンヌを刺したルイ。
アンヌの最期の言葉は「あぁ…ジョージ…」
何か、ここまで突きぬけちゃってると、もう仕方がないって思うよね。
ルイがどうしてもアンヌを好きだったように、アンヌもどうしてもバッキンを好きだったってことだし。
でもやっぱりここでバッキンの名前を呼ぶのは、人間としてどうかとも思うわ。
ルイがこれだけの誠意を見せているのに、それを全く汲み取ろうとしないアンヌ。お子ちゃまなんだね。
やっぱり同情の余地なし。
しかし、ルイもそこそこいい男の部類に入ると思うんだけどなあ…そこまでアンヌを虜にしたバッキンもちょっと見てみたかった気も…。
「最後に呼ぶのもぼくではなく、バッキンガム公の名前なのか…
それでも…それでもぼくは、あなたのことを愛していたよ…」
何かもう何も言えないっす。それなら仕方ないね、としか。
ルイがリシュリューに2個のダイヤを渡します。
首飾りの12個のダイヤのうち、リシュリューの進言ではずしておいた2個だと言います。
ぼくはもう行かなくては、あなたがこれを役立ててください、とルイ。
+++++
雪の舞う海岸へやってきたリシュリューとトレヴィル。
おめでとうございます、とトレヴィル。
そして、残る仇はただ一人、ダルタニアンだけとなりましたね、と言い出します。
当時、コンスタンスとリシュリューは、もともと身分を偽って会っていたが、王妃の侍女であるコンスタンスは、王妃がバッキンガム公に首飾りを渡してしまったことを知り、リシュリューに身分を明かして相談を持ちかけたらしい。
リシュリューはアンヌに対し陰謀を巡らせるが、逆にアンヌは銃士隊を使い、リシュリューに売国奴の汚名を着せ一族皆殺しにしようとしたと言う。
そして戦乱の中、コンスタンスはリシュリューを庇って銃士見習いのダルタニアンに殺された、というのが事の顛末らしい。
その時リシュリューは、アンヌに復讐するためならば悪魔に魂を売ってもかまわないと叫び、トレヴィルがその声に応えたのだとか。
リシュリューにとっては、仇はアンヌだけ。
ダルタニアンも銃士隊も、アンヌの命を受け動いただけのいわば駒だと言います。
そうでしょそうでしょ!ダルタニアンに恨みは無いよね!
「ふん。日和ったことを そんな風に正当化するとはね。見損ないましたよ、理事長。」
トレヴィルはやっぱり考えを変えません。
いやいや、リシュリューの言い分、どこから見ても納得でしょ!
「まあ、いいでしょう。そうおっしゃるなら、貴方から先に殺すだけです。」
またもやおかしいことを言い出したトレヴィル。なんでも、トレヴィルにとってはリシュリューも仇らしい。
でもリシュリューは動じません。
「残念だが、お前にこの命をくれてやるわけにはいかない。
この命はダルタニアンにやると決めているのだから。」
しかし、トレヴィルにあっさり刺されてしまうリシュリュー。
まだやり残していることがある、とその場を去るトレヴィル。ダルタニアンか!
「ここで…死ぬわけにはいかん… …あの娘の復讐の輪廻だけは絶ってやらねば…」
うめくリシュリュー。
偶然、ダルタニアンがリシュリューを発見します。
ずっと探し回ってたんだね。しかし、よく海岸まで探しに来たなあ。
てか、よくトレヴィルとすれ違わなかったな。強運!
スチルあり。
復讐を果たし、最後にお前の顔を見ることができた、十分だ、とリシュリュー。
「この命はお前の好きなようにしろ。お前の手にかかって死ぬのも悪くはない。」
★選択肢 理事長を好きにしていいと言うなら、私は…
一緒に生きていきたいです。/もう一度やり直したいです。
出逢いからやり直したい、と言うダルタニアンに、随分とロマンチックなことを言う、とリシュリュー。
「理事長はもう枢機卿じゃないから、好きに恋愛してもいいんですよね?」
そうだな、とリシュリュー。
「いいのか、私は決して良い男ではないぞ。」
「どうしてですか?前は私ほどの男はいないと言ってましたよ。」
「いや、今は女に助けてもらっている。頼りない男だ。」
リシュリューさん、自信の有無の差が結構激しいな。(笑)
あまりにも長くなったので、ここで切ります。
8章からは次の記事へ。
もうちょっと短くしたいんだけどなーなんでだろうなー…。
→
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