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EDの風車

アニャエトラ別館

三銃士サイト「アニャン氏とエトセトラ」の別館。サイトの裏話とか独り言とかマイブームとか。

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4/3分メールフォームお返事

原作ネタでこんなに盛り上がったの、久しぶりかも!(ダメダメ)

以下、メッセージのお返事です。

そしてWEB拍手もいつもありがとうございます!
ああ、イラストも描かなくちゃ…。
頭の中では順調にいくつもラブラブな構図が浮かんでは消えていきますよ。(消えたらダメじゃん)
>きっきさん
メッセージありがとうございます!

もう一度引用。
M. d’Artagnan partit, commandant un corps de douze mille hommes, cavalerie et infanterie, avec lequel il eut ordre de prendre les differentes places qui sont les noeuds de ce reseau strategique qu’on appelle la Frise.
ダルタニャンは十二万の騎兵および歩兵より成る軍団を率いて出発した。隊長はこの軍団を指揮して、フリーズ地方と呼ばれる戦略上の網の結び目になっている諸地点を攻撃せよ、という命令を受けていた。

の文章をそっくり載せてフランス人に聞いてみたところ、やはり歴史的地域のフリーズじゃないかと、"地名"との回答でした。
"Frise" と大文字から始まっているので、地名なのかと思ったり、作戦名なのかと思ったりしました。
 wiki 日本語:フリースラント
 wikiフランス語:Frise (region historique)
"region historique"は「歴史的地域」各国が過去に保有していた領土らしい。

オランダ侵略戦争(1672- 1678)の侵攻地図を見ると Frise (region historique)の方向に侵略しています。
 侵攻地図:http://mf1.jp/7G2eNY
 wikiオランダ侵略戦争:http://mf1.jp/A0FPLS
実際はオランダ侵略戦争中のマーストリヒト包囲戦(Siege de Maastricht (1673))でダルタニャンは亡くなっているで、Frise まで辿り着いていないとのずれはありますが。

きっきさんのメッセージをほとんど引用させていただいております。
いろいろなページを調べてくださってありがとうございます!
こうして地図を比べてみるとわかりやすいですね。
マーストリヒトと、フリーズ地方と呼ばれていた場所とは若干ずれがあるとはいえ、まあ、ざっくり見ればオランダあたり、とも言えますね。

すっかり忘れてましたが、私がフランドル戦?と思ったのは、たぶん史実とダル物の時系列に10年差があることが引っかかっていたんです。
というか、ダルタニャンが史実よりも10歳年上の設定のまま話が進んでるんですよね。
だから、ダル物中でダルタニャンが戦死したのは、1666年あたりかな?と。
だから史実で1667~1668年にあったフランドル戦(=ネーデルラント継承戦争)かなあ?と、たぶんあの年表を作った時に考えてたんだと思います。
いやー、これくらいしか目ぼしい戦争を見つけられなかったんで。(笑)

でもフランドルとフリーズ地方だとやっぱり若干ずれがありますね。
きっきさんのおかげで、フランドル戦じゃなかった、ということははっきりしました。
ありがとうございます!

>話は変わり、上記のフランス語を読んでみると、誤訳を発見してしまいました。
>仏文では"douze mille hommes" 1万2千人・・・
>ちなみに12万は cent vingt mille。
おおお!ホントだ!全く気付かなかった!!

実はダル物が初めて邦訳された時、6人の共訳だったんですよね。
 →参照:Landlash様『ダルタニャン物語』各巻サブタイトル・訳者一覧
どうやらこれを元に、鈴木氏がさらに読み物として面白く練り上げたものが、今のダル物なんですよね。
というわけで、11巻を最初に訳した和井田氏にちょっと疑いがかかります。(笑)
でも、鈴木氏も、個人訳にする時に、文章をいじりすぎて人物名を飛ばしちゃったりとかしてますんで。(笑)
などとまあ、気づかなかった人間から言われたくないでしょうけどね、お二方。
それでもやっぱり鈴木氏の文章は見事ですよね!

>あれこれ調べているうちに脱線して、実史のダルタニャンの銃で打たれた場所がサイトによって違うのが気になりました。
>まあ、打たれたのは一か所じゃないと結論付けましたけど・・・。
そんなことまで調べられたんですね。
きっきさん、研究熱心ですね。
私は、そういやダル物のダルタニャンはどこ撃たれたんだっけ?レベルですよ…。(汗)
ああそうか、胸でしたね。(今見た)
そして、佐藤賢一氏の「ダルタニャンの生涯」によると頭なんですね!(今見たその2)
この2冊ですら違うことを今更知りました…。

「四銃士フランス17世紀の歴史絵巻」というサイト
美しいサイト様ですよね!
wikiで以前、関連リンクとして、銃士倶楽部と並んで紹介されてたような気がするんですが…今は見当たらないですね。
(そして、サイト管理者様は、銃士広場という掲示板サイトでNdeFさんと名乗られていた方だったと思います。)
三銃士に興味を持った方は、ダル物入門として、ぜひこのサイトに訪れていただきたいですね~。

きっきさん、WEB拍手の方にもコメントありがとうございました!
>ダルタニアンの次のイラストはなんだろう?
あああ、すみません。拍手ページのイラスト、2つしかないんです。(しかも1つは使い回し)
これでは失礼に当たりますんで、いい加減更新しなくては…。(笑)

いろいろと勉強になりました!ありがとうございます♪
今回いただいた情報は、サイトの方にも反映できたらなあ、と思います。

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