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EDの風車

アニャエトラ別館

三銃士サイト「アニャン氏とエトセトラ」の別館。サイトの裏話とか独り言とかマイブームとか。

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アンヌとバッキン論

現在1巻の半分あたりまで来てます。
第一部なんて、もう飽きるくらい何度となく読み返してるし、サイトにアップしてるデータに関しても、完成してたと自分では思っていたんですが、まだまだ発見があります。
事典の方もやっぱり加筆修正してます。新規人物も増えてます。びっくりです。
今度こそ穴のないように完成させます…!

◇今日の収穫
そんなわけで皆様にとってはすでに知り尽くしてることかもしれませんが、自称・読み飛ばすのが特技の私にとっては、今回読み返して改めて知ったことです。
1.バッキンのおバカは承知の上だった
…その死後もひとつの驚異として、数世紀のあいだ語りつがれたあの伝説的な生涯を送ろうと考えたのである。(中略)ふつうの人間なら見上げるだけで気違い沙汰と思われるような、高い、目もくらむほどの目標でも、ひとたびこれと狙い定めるとまっしぐらにそれに向かって突進するのであった。(1-12)
アンヌ王妃をついにとりこにしてしまったのもそのようなやりかたのおかげだそうですよ。
いやー、原作バッキン、自覚してたんだね。気付かなかった~。

2.アンヌ王妃はバッキンをやっぱり迷惑がってる
バッキンがアンヌ王妃と知り合ったのは物語の3年前。その間会ったのはたった3回。(今回が4回目)
3回目に会ったのが、例のアミアンの庭。美しい夜のことで、王妃もついその雰囲気に流されそうになるが、すんでのところで踏みとどまった。

うん、これは別に王妃はバッキンのことを好きじゃなくても有り得ると思いますね。雰囲気って大きいですからね。
それに今回だって王妃ははっきりバッキンを拒絶してるし。ちゃんと自分の立場をわきまえて。
バッキンを気違い呼ばわりまでして。(笑)
ほら、↓の引用文でもアンヌはバッキンをすでに気違い扱いじゃないですか。
王妃も最初のうちはぜひ思いとどまるように勧めたが、よくよく考えてみると、悲嘆のあまり公爵が気違いじみた行動に出ないものともかぎらない。で、ともかく一度公爵に会った上、すぐ帰ってもらうように話をつけようと腹を決めた。(1-12)
そんなわけで、私としてはアニメと同様、原作も「アンヌ王妃はバッキンを迷惑がってる」説を唱えさせていただきたいと思います。

第一部「三銃士」のことを「王妃の浮気を国を挙げて隠し通すだけの話」と切り捨ててる感想を時々見かけたものですが、私はそれを否定しますよ。第一部の王妃は潔白!
このアンヌ王妃も、第二部からは救いようのない人になりますけどね…。

◇今日のツボ
バッキンガム公爵は、一人取り残されて、鏡台のそばに歩み寄った。銃士の制服がいかにもよく似合うように思われた。(1-12)
アニメファンなら思わず吹き出すこの描写。
アニメバッキン、アラミスの服似合ってなかったからね~。(まあ、銃士の制服ではなかったですが)

◇締めのバッキン
「…もしあなたがわたくしを愛してくださるなら、ああ! でも万一あなたが愛してくださるなら、わたくしは幸福のあまり、気が狂ってしまうかもしれません!…」(1-12)
拒否すれば気違いじみた行動を取り、受け入れても気が狂うのか!
もはや手がつけられません…。
なんてかわいそうなアンヌ王妃。(笑)

まだまだ夜は長いので、引き続き作業を進めます。

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