そもそも、クロが早食いのため、食べた直後に時々吐き戻しをしていて、それが気になっていた。
その頃、吐き戻しにいいというフードのテレビCMがよく流れていて、試してみることにした。
クロだけフードを変えるのも何なので、トラも一緒に、今までのフードに1/3くらい混ぜて与え始めた。
トラが吐き始めたのがその直後のことだったので、てっきり新しいフードが合わなかったのかと、ひとまず新しいフードの量を減らして（やめはしなかった）、毛玉に効くというフードをおやつに与え始めた。
しかし、一向に吐くのが収まらない。（頻度は減ったものの、週2くらい同じ時間に吐いてた）
そのうちに吐いたものが透明なものから色のついたものに変わってきた、という流れ。
さすがに病院に連れて行った方がいいか、と、6月末くらいに連れて行った。（ダンナが。私はクロとお留守番）
何かいろいろ検査してもらって、結局原因ははっきりしないものの、吐いている時間からして空腹で吐くようになってしまったのではないか、ということだった。
この2年くらいは、フードを朝6時前後と夕方5時きっかりにあげていて、おやつを昼の11時前後にあげていた。
預ける時のことを考えて、1日2回の食事に慣れさせる目的だったけど、やっぱり猫にとっては良くなかったかも。
夜はまるまる12時間何も食べていない状態が続いていたので、たしかに空腹が原因なのはありえる、とこれを機に食事の配分を考え直して、夜9時前後におやつの時間を追加。
朝ごはんも5時前後に時間を変えた。
1週間分の胃薬も出されて（直接飲ませる自信が無かったので、ペット用の薬を飲むためのエサを買ってきて、それに薬を入れて丸めて食べさせた）、その1週間は吐くことは無く、ホッとした。
週末にトラをもう一度病院に連れて行こうと思って、診察の順番を取ったのだけど、その日は病院がかなり混み合っていた。
トラの様子は特に問題はなさそうだったので、連れて行ったところで大した処置はされないだろうし、手間をかけさせるのも申し訳ない気がして順番待ちをキャンセル。
そしてその翌週。
クロのおしりの穴の横が切れていて、内蔵？のようなものが見えているとダンナが騒ぎ出した。
これはただごとではない、と、ひとまず落ち着いているトラは置いて、クロを病院へ。（再びダンナが連れていき、私はトラとお留守番）
帰ってきたクロは、透明なプラスチックのエリザベスカラーを着けていた。
どうやら肛門腺の破裂という症状で、犬や猫にまあまあよくある症例らしい。
傷口は縫うほどではなく、ひとまず2週間効くという化膿止めの注射を打ってもらい、薬を付けて様子を見るということだった。
ダンナによると、病院でのクロは恐怖で身動きできなかったらしい。
帰ってきてキャリーから出した瞬間、エリザベスカラーの違和感で首を激しく振り、パニックになって猛ダッシュを繰り返して壁に激突、というのを数回繰り返した。
あまりにも激しかったので、このままでは激突死しかねない、と慌ててエリザベスカラーを外すことに。
しかし、傷を舐めてしまっては治るものも治らないので、エリザベスカラーを着けないわけにはいかず。
クロは以前、ビニール袋をかぶってしまってパニックになったことがあり、その時と全く同じ挙動だったので、この透明なカラーがまずいのでは、と布のカラーをダンナが慌てて探して買ってきて、そちらを着けることに。
ダンナが帰ってくるまでの2時間ほど、私はクロから目を離せず、クロも私から逃れて何とか傷口を舐めようとする、という攻防が続いた^^;
これがまた、お互いにめちゃめちゃストレスだった…。
クロの方も観念したのか、黒い布のエリザベスカラーを受け入れてくれた。
しかし丸1日は、ソファーやクローゼットの影に隠れてじっと動かず。（ご飯の時だけは別。食欲旺盛助かるｗ）
ご飯ももちろんお皿を支えてあげないと食べられないし、水を飲むのも顔の近くに時々持って行ってあげ、トイレも形状が形状なので（新しく買おうか悩んだ…）自分では出来ないので、ことあるごとに入れてあげて、用を足したり足さなかったり。
完全に介護。
丸1日経って、ようやくウンチしてくれたのでホッとした。
とりあえずソファーの近くに置いて、自分で入れるようにしてみた。結局毎回入れてあげてたけど。
一方、トラも深刻だった。
クロが得体のしれないものに見えたらしく、その日はリビングに全く近づかなかった。
隣の部屋のカーテンに隠れ、ご飯もそこまで持っていかなきゃダメ、トイレすらしない。
近くにトイレを設置してあげてもダメ。
ほぼ24時間、トイレに行った形跡が無いので心配していたけど、どうも近くにあったタオルの上に粗相してたようです。
相当クロが怖かったらしい。
翌日ようやくトイレで大小両方とも用を足しているのを確認。
クロの方は1日で徐々にエリザベスカラーに慣れてきて、だんだん高い場所にも自力で登れるようになってきた。
2日後にもう一度病院へ。（ダンナは仕事なので、私1人で苦労してキャリーに詰め込んだ）
傷は少し良くなってたけど、布のエリザベスカラーだと傷口に顔が届いて舐めてしまうかもと言われる。
そして、帰宅後から本当に舐めるようになってしまっていた。
そこで、そろそろ大丈夫かと、病院で買った透明プラスチックのエリザベスカラーに交換。
今回はパニックになることもなく、すんなりと受け入れてくれた。
本当に慣れるもんなんだな…。
顔が見えるようになったので、トラもだんだんクロのことを怖がらなくなってきた。
徐々にリビングにも顔を出すように。
でもクロが近づくとしっかりと威嚇する^^;
1日くらいで、プラスチックのエリザベスカラーでも、クロが傷口を舐めることができるようになってきてしまった。
ここでまた、私が常に目を光らせるようになって、クロとの仲が一時険悪に…。
このままではお互いにストレスなので、カラーの下の部分に人間用の傷パッドを貼って、カサ増しすることにしてみた。
我ながらいいアイデアだったなと。
この後100均でいろいろ買って試したけど、やっぱり傷テープと、その上に手芸用のナイロンの補修テープを貼ると、汚れ防止にもなって良かった。
見た目は痛々しいけど^^;
これで傷口には届かなくなり、傷もまあまあ良くなってきた。
始めのうちは、食事もトイレも水を飲むのも手伝ってあげたり、時々顔周りを掻いてあげたり念入りにブラッシングしたり、わりと構ってあげることが多かったけど、徐々に行動範囲を広げて、自分のことは自分でできるようになってきた。
トイレも自力で行けるし水も自分で飲むし（後でびしょびしょになったカラーを拭いてあげる必要はあるけど）、高いところにも頑張って登るし、私の膝でゴロゴロ言うし。
4～5日でほぼ通常運転。
しかも、カラーが汚れて洗うために外しても、さっと着けさせてくれるし。
こんなに慣れるとは思わなかった。
意外と順応性高いんだな。
クロのエリザベスカラーは、ひとまず昨夜ダンナの判断で卒業することに。
11日間、なかなか長かった。
舐めて傷が開くようなら、またエリザベスカラー生活になるかもだけど^^;
もう一度病院に連れて行くことにはなっている。
トラの方も、今でも週1～2くらいのペースで明け方に吐いているので、もう一度病院で見てもらわないとな、と思ってるとこ。
もともとの原因は空腹だったかもだけど、今となっては胃が荒れてるのが長引いてるのかも？
しかしやっと2匹に平穏な日々が戻りつつあるかな、という感じ。
私も寝不足からようやく解放されてきた。
先週は夜中にもクロのトイレの世話したりとか、トラの吐く音で飛び起きたりしてたので^^;
今までリビングに設置していたペットカメラを、トラの不調をきっかけにトイレの場所に移動させたのが我ながら良かった。
猫たちのトイレの様子がよくわかってとても良いです。
今までどっちがどのくらいしてるとか全然わかってなかった。
あと、トイレは現在2つあって、1つは鉱物系、1つは紙砂にしてます。
猫は圧倒的に鉱物系が好きなんだけど、人間の処理的には紙砂が助かる。
紙砂はほぼクロしか、しかも時々しか使用してなかったんだけど、今回エリザベスカラー生活になったら、鉱物系でしかしようとしてくれなくなってしまったorz
紙砂に戻ってくれないかな…^^;
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7/23（2日後）追記
2匹とも病院に連れていき、ひとまず病院通いは終了。
クロの傷もめでたくふさがり、今後は肛門腺のマッサージのために1～2ヵ月くらい起きに病院に連れていくことに。
トラの方は、食事の種類や量や時間などをいろいろ試しながら、様子を見るように言われた。
大きな病気でないなら、まあとりあえず大丈夫かな？
今は4:45前後、11:00、17:00、21:15前後の4回に分けて、ごはんまたはおやつをあげてるけど、1回目と3回目の比重が大きいので、量を一定にした方がいいのか、また試行錯誤だな。
消化がいいものにした方がいいか、腹持ちのいいものにした方がいいか、それも試してみないとわからない^^;
ちなみに、クロが再び紙砂の方のトイレでも用を足してくれるようになりました^^
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